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空虚な夜の向こう側

虚無、虚空、空虚、伽藍堂、etc..…

空っぽを表す言葉は沢山ありますが、私には空虚という言葉が1番しっくりくる気がします。

心理士さんに「貴方はかなり空虚感が強いですね」と心理検査の時に指摘されたからでしょうかね?笑

空虚な夜の向こう側、そんな世界に連れて行ってくれるから小説は好きです。

感受性が豊かという言葉は私の為に作られたのではないかというくらい私にぴったりで、でも皮肉にもそのせいで苦労しちゃったりして笑

私、感覚過敏を持っているのですが、特に聴覚過敏が酷くて、イヤホンが無ければ外にも出られないんですね。

街を行き交う人々の話し声、足音、電車の音に、改札を通過する改札の機械音、遠くで聞こえる上空を飛ぶヘリコプターの音、それら全ての音を拾ってしまい鼓膜を震わせるのです。

それが酷い雨に打ちつけられたかのような錯覚を起こしてしまう程のもので、パニックになってしまい、駅で動けなくなったり、過呼吸を起こしたことも1度や2度ではありません。万が一の時に助けてもらえるようにバックにヘルプマークを付け歩くようになったのも聴覚過敏が原因なんです。

聴覚過敏について、精神科の主治医曰く「躁鬱の鬱状態が強い時に脳が処理できなくなっている」のだそう。

感受性が豊かというのは目には見えないですよね。例えば、私よりも感受性が低い人でも表現力や文章力が高ければ優れた詩や小説が書けてしまうので「あの人はきっと私達とは見てる世界が違うのね」「あの人は感受性が私達には計り知れない程豊かに違いない」と言われるのは少し、ほんのちょっとだけ、ずるいなぁなんて笑

感受性が豊かな方も目には見えないからその自分の感受性が当たり前だと思って生活している方も多いと思うんですよね。

感受性がどれだけ人より優れていても、それを人にわかってもらう為には『言葉』とか『会話』で伝えたり表現することが必要になってきてしまうんですよね。

感受性がどれだけ豊かでも、それを他人へと伝える言語能力を持ち合わせていなければ、その方は感受性が豊かなことにより、傷つきやすいとしても誰にも理解してもらえないかもしれないのではないか、なんて、ふと考えてしまって胸が痛みます。私にそれを汲み取れるだけの力があればよかったのですが、自分のことでいっぱいいっぱいなので……。難しいですね。




ここまで読んでくださりありがとうございます。また、お会いできたら嬉しいです。

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