今度こそ挫折しない片づけ法、その決定版(性格で選んでください)



3つの片付け法、あなたにはどれが最適か?
実はどれも、部屋を片付けるといいながら、人生を整頓することなんです。


有名な「断捨離」(やましたひでこ)、「こんまり式ときめき法」(近藤麻里恵)、「捨てない片づけ法」(伊藤勇司)の3通りから、あなたに最も適したやり方を紹介しようと思います。

片付けられない人たちの大半は、仕事で大きな問題を抱えている。あるいは家族間での悩みが絶えない。というパターンがかなり見られます。

それの意味するところは、「身の回りの物」と「心の状態」とは大きく関連していると考えられます。

これら三者の片づけ法に共通しているのは、「片付けとは物を整理することが目的」だ、とはとらえていないことです。

では真の目的とは何か。
片づけという作業を通して、
→まず心が整理される。
→それによって混乱していた身の回りの問題の原因が明確になる。→そこで初めて問題の解決法がわかる。
→結果として人生がうまく回りだす。

真に必要なモノだけを残してみたら、副産物として「自分が本当にやりたかったことは何だった」のかを発見した!
という多くの声が共通しています。

もちろん結果として、見事に“リバウンドのない”整理整頓が、完成します。


それぞれ三者の創始者が研究を重ね、多くの事例を積み重ねて、このような好サイクルを導く独自のメソッドをつくりあげました。

ただし、どれも実践する人ごとに「合う」「合わない」があります。選択を間違えると、逆効果で、二度と片づけなんかしたくない、なんてことになりかねません。

そこで私は、それらの特徴と具体的なやり方を整理しました。いろいろなタイプの人ごとに相性の良い方法はちがってきます。
そしてそれをみつけるお手伝いをするための記事を書くことにしました。

❶捨てなくていい世界一楽な片づけ法

まずはその三大エッセンスを紹介します。

① モノは捨てなくていい

成功率90%以上!
→以下の②と③の原則を続けていくうちに、結果的にどんどん減っていくという不思議な現象が…

②部屋の一ヶ所だけキレイにすることを心がける

「一点だけキレイをキープ!」
→例えば、風呂場なら鏡周りだけを、次の③のルールでキレイにします。他は気になったら普段程度にやるだけ。

しかしまず、その一ヶ所をある一定の期間、安定してキレイをキープし続けましょう。そこだけキレイに保つことができれば、ほかのことは何もできなくても問題なし!

スタートのおすすめは食卓のテーブル。使ったら丁寧に拭きます。
出かける前は、ものが何も乗ってない状態かどうかチェックします。
まずは一週間キープできるようにしましょう。定着してキレイをキープできるな、と思ったら、はじめて次のところを考えてください。

もし、二ヶ所に手を広げて、ちょっと難しいなとおもったら、いつでも戻ってOKです。

③モノは出して、磨いて、戻す

この原則は慣れるまで面倒と思っても、きっちり手を抜かずに。
→例えば引き出しなら、中身を全部出して、引き出しを固く絞った布で拭きます。次に中身を一つ一つていねいに拭いていきます。最後に戻します。
これを続けていくうちに、自ずから必要なくなったものを捨てている自分を発見します。
そうです、“無理に捨てようとしないのに“。
これが①で言っていることなんです。

(最後に)
さらに特徴的なのは、「なりたい自分をつくる」ため、ピンポイントで取り組めるので即効性が魅力です。

●風呂場            ⇒健康度アップ
●キッチン         ⇒人間関係(コミュニケーション)
●洗面所             ⇒女性の魅力倍増
●玄関                 ⇒仕事運
●トイレ             ⇒結婚運・恋愛運・金運アップ
●食卓・リビング⇒大切な人とのコミュニケーション回復
●クローゼット⇒なりたい自分になれる

❷トキメキ片づけ法

近藤麻里子さんの提唱する方法の最大の特徴は、
捨てるモノと残すモノとの選別の仕方にあります。
とにかくシンプルです。
断捨離とは逆に、一切理屈抜きで、自分の感性だけを使ってより分けます。
その感性とは、具体的に表現すると『とときめくか、ときめかないか』だけです。
「使える使えない」
「いるいらない」
すらも考える必要がありません。
一番近いのは「好きか、そうでないか」ぐらいでしょう。
自身の心のセンサーである『ハート』のサインのみを頼りに、手に持った瞬間決断します。
なぜときめくのかそうでないのかなどと時間をかけては、余計な思考が邪魔するので、一瞬のひらめきがすべてです。

残すものを選ぶ
この方法は、『捨てるものを選ぶのではない』のです。
実は『残すモノを、選んでいる』のです。
だから、“心のセンサー”でときめくモノを感じるわけです。
そして、ときめかないモノは選ばれなかったというわけです。


次に、具体的な方法の説明です。

①順番がある

1.衣類 2.本 3.小物 
そして最後が4.思い出の品です。
4は難易度が高いので、1〜3で慣れた後にとりかかります。

②「衣服」

【選別】
●同じ種類は、全部一ヶ所に集め、床に出す
→こうすると、ときめく、ときめかないの比較がしやすいのです。

●同じアイテムごとにまめてから
→こうすると選別がしやすいのです。
【収納】
●右肩上がりに吊るす
•丈の長いものを左端に、だんだん短いものを右にハンガーをかけていきます。
→視覚の特性で、心地が良いのです。

●シャツ、ニットは吊るさずに畳む

●ボックス型でなく、引き出し式の収納ケースを使う

●「季節ごと」をやめる

細かい理由の説明は紙面の都合上省略しますが、これらはとても重要なことですので、“完全に実行“してください。

③心構え

●まず『捨てる』から
→片付けながら「収納」のことは一切考えずに。
ダラダラにつながり一向に終わらないなんてことになります。
●一気に
→ダラダラでなかなか片付かない状況に、途中でイヤになってしまいます。
●短期に
部屋ごとに行う場合、その間隔をあけない。
→きれいになった部屋を目に焼き付けて、もう以前のような部屋に戻りたくない!と思わせる。


❸断捨離

言わずと知れたブームの火付け役となったメソッドです。やましたひでこさんはヨガを続ける中でその教えとの共通点に気づき、「動禅(動く禅)」と命名してます。本来の禅のように坐禅により悟るのでなく、片付けという身体を使っての作業により、気づきを得るという意味です。

捨てる物の選別の方法

❶【自分軸と時間軸】

友人の結婚式にもらったから捨てられない(他人軸)、のではなくあくまで100%自分がどうしたいという意志を中心に据える(自分軸)。

時間軸とは「今、必要かどうか」を基準とするものです。

これがないと先々不安だから、いつか役に立ちそうだから、という理由でひとまずとっておく。
したがって、これは時間軸がずれているわけです。

❷【要•適•快】…三つのキーワード

一つ一つモノを手に取って、
要: これは今の自分に必要か、
適: ふさわしいか、
快: 心地よいか、
と自身に問いかけます。

そこで、不要、不適当、不快と判断したなら捨てるグループへと分別するわけです。
その際、先の自分軸、時間軸、がベースとなっていなくてはいけません。


この❶と❷のほかに細かいノウハウはいくつかありますが、他のメソッドにはない最大のポイントが『7:5:1の法則』でしょう。

『7:5:1の法則』

これは「捨」が終わり、残ったモノを収納家具やケースに収める時の、独特の方法です。
これをないがしろにしては、断捨離のエッセンスがまったく失われた結果となってしまうほどです。

一言で言うと
①見えない収納→スペースの7割
②見える収納→スペースの5割
③見せる収納→スペースの1割


空間とモノとの面積比率をこの範囲で置いてください。というルールです。

①は押し入れやクローゼット。
②はガラス戸の食器棚やサイドボードの中。
③は玄関のジュースボックスやサイドボードの上など、水平面に置いてあえて見せる。

7:5:1の法則がもたらすもの
その⑴

なぜ、これがそれほどまでに大切かというと、
断捨離はモノとモノとの間、隙間、この空間に大きな意味を持たせています。

[やましたひでこさんの著書より]

★★断捨離の根本にある考え方は「新陳代謝」です。
住空間は常に代謝(=入れ替え)している状態が望ましいのですから、「入ってきたモノは活用し、使わなくなったモノは排出する」サイクルが続くことで、その場には活性エネルギーが満ちてきます。
「カラダ」「ココロ」「命」といったものは「住まい」に内包されているうえに、「住まい」のすべてに関連しています。だからこそ、不要・不適・不快なモノを手放していくことが、3つすべての「空間」の機能回復に繋がるのです。★★

すなわち、本当に必要なモノ、本当に好きなモノだけに絞り込まれた、ゆとりある空間は活性エネルギーに満たされるのです。
その空間に暮らすことでココロと命が活力あふれてきます。
その結果は言うまでもなく、良いことに次々と出会うことでしょう。

7:5:1の法則がもたらすもの
その(2)

【モノ軸】から【空間軸】へ
の移行で『俯瞰力』を磨く
捨てるべき本を選別していたはずが、いつしか「この本棚を心地よいものにするには、どのように本を並べ、どのくらいの量にとどめるべきか」へと思考が広がっていることに気がつく。
これが『本』というモノを媒体にして『本棚』がつくる空間をクリエイトしようとしている自分を発見する。
これがモノそのもの次元から視点をグーッと引いて、高いところモノを取り巻く空間を眺める、いわば俯瞰する力を磨くことになる。

ご存じのように、俯瞰力は全てにおいて本質や真理を見抜くための必須の能力です。


まとめ

どうでしたか?
どれも個性的で、楽しそうな気がしてきませんか?
おっくうがりな性格なので、一番楽そうな❶かな〜
なんだか深くて、哲学的で取り組みがいがありそうな❸かな〜
ご自分の性格に合ったものに挑戦するのが、挫折しないコツかもしれませんね。

*紙面の都合上、それぞれ詳細は省略しています。
ご質問はコメント欄へどうぞ。


#断捨離 #こんまり #片づけ #俯瞰力 #整理整頓 #おかたづけ
#捨てる #捨てない #やましたひでこ #近藤麻里子 #伊藤勇司
#捨てない片づけ法
























































この記事が参加している募集

家事の工夫

新生活をたのしく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?