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8月11日(火)

5:30 起床

7:30
note更新し、ヨガをする。

パートナーが、無言でスマホの画面を見せてきた。何を見せられてるのか分からず、頭が???となったが、彼の指差す先を見て、納得。Negativo
コロナ陰性だ!おめでとう!結果出るの、早かったね!
これで、晴れて日本に入国出来る(筈)後は、明日、メキシコ大使館からパスポートと書類が手元に届くのを待つのみ。

‥だが、これがぬか喜びだったことは、この時点では分からなかった。

8:00 朝食
オーバーナイトオーツ(グラノーラ入り)

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朝食後、棚やリビングの物を整理し、少しずつスーツケースに詰める。

9:30
メルカドへ向かう。カット野菜の詰め合わせ(24ペソ)、マンゴー(12ペソ)、フレッシュチーズ(22ペソ)、ハム8切れ(25ペソ?)、モレネグロのタマル(30ペソ)を購入。

サンチェスパスクアには、大変お世話になった。私たちの胃袋を、4か月半支えてくれた。私が初めて「外食」したのも、このメルカドだった。ここで食べたモレ・ネグロは、物凄く美味しくない部類だった。あれは、3月17日のことだったのか。今となっては、良い思い出だ。

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馴染みの(?)床屋で、パートナーの散髪を待つ。
おじちゃんは、とても姿勢が良い。

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彼には4回、髪を切ってもらった。

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お世話になりました。また、いつか!

Jさんが大絶賛していた、Pan con madre の胡麻パン(55ペソ)を買う。
ずっしりしている。特大だ!帰り道、パートナーはパンを抱えて、ずっとニコニコしている。良かったね。

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11:00 帰宅
荷物を、一旦全て寝室に引き上げ、リビングの家具の配置を、元に戻す。
来た時の様子をすっかり忘れていたので、写真を撮っておいて正解だった。

11:30 - 13:30
単語帳を見ながら、例文を作る。10個くらい出来たら、昼食のスープを作るパートナーに向かって音読をし、添削をしてもらう。

14:00 昼食
野菜のポタージュスープとパン、ハム、チーズ、そしてタマル。

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Jさんお墨付きのpan de ajonjolí は、パン好きのパートナーも納得の味だった。私が切ろうとすると、切らせてくれない。パン奉行か笑。

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バターと胡麻の香りが良い。外はハード系なのに、中はふわふわだ。
半分は、明日の朝食用に取っておく。

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彼が作ったポタージュスープ。ストックを使っていないが、煮詰めた野菜の甘味がしっかり出ているので、とても美味しい。ばあばの濃厚なカボチャのポタージュと比べるとあっさりめだが、沢山飲みたい私には、これくらいがちょうど良い。

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ふと、オーストラリアのクリスティーナ(ホストマザー)が作っていたズッキーニスープを思い出した。ズッキーニスープに、Sevenhill のパン屋さんで買ってきた食パンを合わせるのが定番だった。
やっぱり、いつかClareにパートナーを連れて行きたいなぁ。

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見た目は‥ともかく、味は美味しいモレのタマルだった!
いつも買うお店が閉まっていたので、別の女性から買ったが、30ペソのお味だ。うん、満足です!

15:30 - 17:30
例文作りの続きをする。
パートナーは、検査の結果を貰いに研究所へ向かった。

18:00
母とLINEをする。ユニクロで、スポーツブラとパックTを注文してもらう。自分がどんな服を持っていたのか、すっかり忘れてしまったなぁ。
東京は、40度を超える猛暑で、夜間も気温が下がらないらしい。1日中冷房をつけておかないと、部屋で死にかねない。とはいえ、この5か月間、冷房無しで生活してきたので、身体に堪えそうだ‥ 東京に帰るの、怖いなぁ。

19:00
シャワーを浴び、1階に降りる。
パートナーが苛立っている。メキシコ大使館から送られて来た日本語のメールを見せられる。それによると「出国の72時間以内に受けた」検査の結果が必要(と読み取れる内容)と記載されていた。
彼が検査を受けたのは、昨日の朝。フライトの72時間前以前になってしまう。え‥ダメだったってこと‥‥?

外務省の発表を確認する。

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この29日付の発表を読み、私たちは「出国72時間前に検査証明を取得」することを目標としていた。メキシコで検査を受けてから、結果を発行してもらえるまでの時間(24〜72時間)を計算し、計画を立てていたので「出国72時間以内に貰った」検査結果なら、問題なくクリアしている。だが「出国72時間以内に受けた」検査の結果だと、アウトなのだ。

頭が真っ白になった。メキシコ大使館から、彼に直接届いたメールの存在は知らなかったが、もっと私がしつこく聞いて調べて、大使館に確認しておけば良かった。私のせいだ。トビタテの書類がダメだった時も、私の日本語の理解が間違っていたことが、原因だった。また同じ轍を踏んでしまった。
半泣きになりながら、母に電話をして、事情を説明する。

どうすれば良いのか、わからなかったけれど、私が電話を終えた時には、彼はもう冷静になっていて、次の手を打っていた。

朝7時に、研究所が開くので、明日のオープンと同時に検査を受ける。運が良ければ、夜7時に結果が出て、原本を貰らってバスに乗る。オアハカを出るまでに結果が出なかったら、検査証明書をメールに送ってもらい、メキシコシティで印刷する。(羽田空港で提出する分は、写しでも良いらしい。)
最終手段は、飛行機を買い直し、メキシコ出国を早めることだ。だが、それより検査をもう一度受ける方が、安上がりになる。

20:00
これで、明日Positivo (陽性)が出たら、万事休すなんだけどね‥
フォーマットを印刷しに行くために、再び外へ出ようとしている彼が、嘲るような笑みを浮かべて呟く。

縁起でも無いこと、言わないでよ。
君が羽田で入国拒否されて、送還でもされたら、私は一生、罪の意識に苛まされて、自分の読解力を呪って、生きていかなきゃならなくなる。

21:00
noteに、今日の出来事をまとめる。
今日は、厳密に言えば、オアハカで過ごす最後の夜となる。だが、しんみりするほど、私たちの心に余裕は無い。
仕事が終わっていない彼は、まだパソコンに向き合っている。

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