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料理

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紙・包・鶏、彪|ペーパーチキン

紙・包・鶏、彪|ペーパーチキン

こう蒸し暑い日が続くと、私はたまらなくシンガポール料理が食べたくなる。親しみやすい味わいに、ほどよい異国情緒も楽しめて、何はともあれビールに合う。料理名がカタカナ語的なところも馴染みやすくてとても楽しい。ところが、名前のイメージで頼んでみると、想像していたものとはやや違う料理が運ばれてくる。しかも、おいしさはその想像を優に超えてくる。そんな一筋縄でいかないところもシンガポール料理の魅力。

名物料

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肉餃子の作り方

肉餃子の作り方

専門外なので中華系のレシピはnoteやcakesに載せていないのですが、日本生まれの料理ならはいいかな、となったのが今回のテーマである焼き餃子。

餃子は専門店が生餃子や冷凍餃子という形で販売しているのでそれを買った方が簡単ですし、合理的なので、cakesでは焼き餃子の『焼き方』を詳しく解説しています。

とはいえ僕も子供の頃、餃子作りを手伝った思い出がありますが、餃子はみんなでつくると楽しいもの

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『新しい料理の教科書』

『新しい料理の教科書』

こんにちは、樋口直哉です。この度、このnoteがマガジンハウスから本にまとまりました。

何点か入っているcakesの記事以外のnoteベースのものは結局、本文を全部書き下ろしていますし、フライドポテトなどはnoteの記事とは違い、作りやすいレシピにしているので、ぜひ購入していただき、中身を確かめていただけたら、と思います。

・鶏のから揚げ (冷たい油から揚げるとジューシーになる)
・豚肉の生姜

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104.マリネ時間が長いとカレーはおいしくなるのか?  問題

104.マリネ時間が長いとカレーはおいしくなるのか? 問題

レシピを書くとき、実は、数多くの前向きな妥協をしている。「本当はスパイスを7種類使いたいのだけれど、3種類にしておこう」とか、「本当は60分煮込んだほうがいいけれど、45分にしておこう」とか、「本当は別のフライパンで焼いてから加えたほうがいいけれど、生のままで投入にしておこう」とか。
自分で作るなら理想的なプロセスで作るけれど、本にするなら読者にとってストレスがないほうがいい。かといって簡略化しす

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