オススメの本

昨日は強い雨と風で、寒い1日でしたね。

ちらっと出かけたら、道端にオレンジのもみじの葉がたくさん落ちていて、絨毯のようでした。桜散らしならぬ、紅葉散らしの雨ですね。

あなたはいかがお過ごしでしたか?

今日は、知人からオススメいただいて、面白かった本をご紹介します。

その名も「発達障害当事者研究~ゆっくりていねいにつながりたい」です。

アスペルガー症候群と診断を受けた綾屋さんが、ご自身の体験(困り事や、困った時自分の内側で何が起きているのか)を書いたり、自分の言いたいことが言えないことに対して、幼い頃からどう向き合ってきたのかが書かれています。

また末尾には、脳性麻痺の方で、綾屋さんと共に当事者研究をされている熊谷さんから見た綾屋さんについてのお話が書かれています。

ASDについて知りたくて、読んだのですが、とても大変な思いをされながらも、周りの方とゆっくり丁寧に繋がる工夫(ASDの特性によって周りとのコミュニケーションがゆっくりになる)をされているのだなと感じました。

それから、ASDの方特有の癖のようなものをいくつも発見しました。

例えば、感覚を感じるのが遅かったり、鈍かったり、反対に感じすぎて、疲れちゃたりすること。

それから、1日の出来事を写真や映像のように、鮮明に記憶していて、ふとした時に思い出して脳内対話をよく(日常的に)していること。対話に留まらず、自分の言いたいことが言えなかったなどの反省会が行われるなど。

これらは性格とか気持ちの持ちようの問題ではなく、もともとの特性によるものであることを知りました。

自分の言いたいことがとっさに言葉にしづらいとか、人と関わることは好きなんだけど、うまくコミュニケーションが取れない、自分に何が起きているのか紐解きたい、そんな方にオススメです。

今日の1曲:ジェームスブラントの「you’re beautiful」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?