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【京の行事】下半期の前に「夏越の禊」で心身リセット♯088

気が付けば、7月ですね。
6月最終日だった、先日30日は、京都の様々な神社で「夏越の祓」という行事が行われていました。

地元京都に20年ぶりに戻り、改めて京都の文化性の高さに気づいた私。
子供たちとなるべく沢山の京都の文化や伝統、歴史を味わいたく、いつもおでかけの参考にするのはこちらの本。

この本によると、「夏越の禊」とは、半年間の罪や穢れを祓い、残る半年の無病息災を記念する行事で本殿前に設けられた茅の輪をくぐり、身についた罪や穢れを人形にうつし禊の小川に流します。

またこの日に京都の人が食べるお菓子が「水無月」。
外郎生地に小豆をのせたこの和菓子は、三角形が暑気払いの氷を表し、小豆には悪魔祓いの意味があるとのこと。

最近の鬱陶しい天気、特に湿度の高さ、そして5月の気温の高さが疲労感を生んだのか、なかなか疲れがとれない今日この頃・・・
(雨や試験勉強で朝ランもしばらく休んでいるので、体もなまり気味・・・)
今年に入って色々な新しいことを始めたので、心身の面で、疲れを全く感じていないと言えばうそになる。

昔の人にとっても、1年の半分が終わる時期には、このような状況にあったのでしょうか。

今年は、サッカーの神様、今出川にある白峯神社へ。


本殿に立派な茅の輪が置かれていました。
また神事に参加した際、人型の紙を配っていただいたので、私も子どもたちも身体の悪いところをあちこち念入りに触れました。
最後に参詣者が列をつくり、茅の輪に3回くぐってお詣り。
我が家の4歳、9歳も退屈することなく、最後まで参加してくれました。
(意外に子供って、こういう行事をおもしろがって一緒に楽しんでくれる)

そして、今年の水無月は五条堀川の菓子屋のなさんで。

ジャスミンと杏子/レモンと抹茶の変わり種の水無月。
見た目の美しさだけでなく、味も柑橘系の酸っぱさと甘さがマッチして、大変爽やか。

キャリア理論でブリッジズの理論なんかを学んでいると
新たな一歩を踏み出すうえで、終焉を味わいきることの大切さを感じています。
こういう行事で、「1年の半分が終わったこと」を味わい切るのも、よいよい1年の後半戦を迎えるうえで必要なことなのかも。

まだまだ本格的な梅雨が続きますが、心身ともにリセットして下半期も駆け抜けたいと思います。


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