ユコレンズ

私の小さな暮らし

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最近の記事

写真展を観に佐世保に行く

小春日和の11月末の平日、長崎県佐世保に行って来ました。お目当ては、佐世保市制120周年と針尾送信所100周年を記念して佐世保で開かれている SASEBO ART CONNECT FESTIVALの一環である写真家山本まりこ氏の写真展です。同時に写真家岩永明男氏の写真展もあるということです。山本まりこ氏のエアリーフォトは大好きだし、岩永氏はYou Tube いわなびとんで拝見しているので、とても身近に感じます。 山本まりこ氏の展示は、針尾送信所、岩永明男氏の展示は佐世保駅構内

    • 久しぶりにシャツを縫う

      数年前に趣味で、自分用に結構な数のシャツを縫いました。初めは市販の型紙を使っていましたが、そのうち元の型紙を描き直して、好みの襟や丈にアレンジしたりするようになりました。オリジナルを作れるようになると楽しみが増します。 しかし自分用なので、数枚縫えば当分いらないし、その後、布を広げるスペースがない家に引っ越したので、洋裁をしなくなりました。 月日は流れ、この春また引っ越しをしました。今の家は床に型紙や布を広げるスペースがあります。うれしい。 数年前に縫ったシャツは着倒して、

      • 飾り山笠を見てまわる

        博多では、7月1日から15日に櫛田神社の夏の例大祭である博多祇園山笠が行われます。 この期間は、中洲川端、天神地区を中心に、福岡市中心部の10数ヶ所に山笠が置かれています。 山笠とは博多祇園祭りの山車のことですが、実際に担ぐ舁き山笠(カキヤマ)と、豪華な飾り付けをした動かさない飾り山笠があります。ちなみに博多では、神輿を担ぐことを山笠(ヤマ)を舁(カ)くといいます。 山笠は毎年造り替えるので、この期間しか見られません。 今回は飾り山笠に絞って巡ってみました。2022年バージ

        写真展を観に佐世保に行く

          ミナペルホネン展は目の保養

          福岡市美術館は大濠公園の中にあります。 公園の散策ついでに行くのはいいけれど、公共交通機関で行こうとすると、バス停や地下鉄の駅から遠く、不便だと感じます。駐車場の広さも充分とは言えません。 でも、いい展示があるんですよね。 今回行ったのは、ミナペルホネン展『つづく』です。 2019年から2020年にかけて東京、2020年夏に神戸で展示があって、うらやましく思っていましたが、なんと2年後の2022年になって福岡、青森でも!うれしい! ミナペルホネンは、デザイナー皆川明の服飾

          ミナペルホネン展は目の保養

          本物に触れる〜現代アートの100年

          ちょっと前ですが、広島県立美術館の企画展《国立国際美術館コレクション 現代アートの100年》に行って来ました。 現代アートを語るうえで欠かせない作家の作品が、セザンヌをスタートとして時系列で展示されています。 私にとっては、ネットや本などで見たことはあっても本物は初めて見るという作品ばかりでした。 作品のできた時代背景などを知らないと、良さとかすごさとかわからないので、ぜひキャプションを読みながら、会場を回ることをお薦めします。そうすると、なんとなく理解出来たり(出来なかっ

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          ゴッホ展で感じたこと

          先日、福岡市美術館で開催中のゴッホ展に行って来ました。 正式な展示会名は、『ゴッホ展 響き合う魂へレーネとフィンセント』。へレーネって誰、フィンセントって何者って言う展示会名です。 ゴッホの作品を1番多く収蔵しているのは、オランダのファン・ゴッホ美術館、次いで多いのがクレラー=ミュラー美術館で、ここの初代館長が、ゴッホの絵の収集家だったへレーネ・クレラー=ミュラーだそう。つまり、へレーネはゴッホの絵を収集してそれらを収蔵する美術館を建てた人なんです。 フィンセントとはゴッホ

          ゴッホ展で感じたこと

          バラが咲いた

          バラが咲いた

          テリ・ワイフェンバックの写真集を眺める

          私は写真が好きです。 私の好きな写真家のひとりに、ニューヨーク出身の写真家 Terri Weifenbach(テリ・ワイフェンバック)がいます。 この度、彼女の新しい写真集『CLOUD PHYSICS』を手に入れました。 この写真集についての解説は、写真展を開催中のブリッツ・ギャラリーのプレスリリースに詳しく載っています。テリ・ワイフェンバックに興味を持たれた方は、ぜひご一読を。 http://www.artphoto-site.com/inf_press_92.pdf

          テリ・ワイフェンバックの写真集を眺める

          バンクシー展で考える

          街を美しく保ちましょう。公共の場や個人の物を汚したり傷つけてはいけません。 この道徳、価値観から見れば、グラフィティ(落書き)は悪、犯罪です。たとえそれがバンクシーが描いた物でも。 バンクシーのグラフィティの多くは、社会批判です。決してただの自己顕示、憂さ晴らしではありません。 ある時は戦争反対の意思表示であり、ある時は政府への抗議だったりします。 社会批判は多くの人に注目されてこそ意味があります。人目につく街にあってこそです。 バンクシーのグラフィティは街頭演説のような

          バンクシー展で考える

          椅子の座面を貼り替える

          白木の家具に囲まれた家で暮らすこと、テーブルとベッドの生活… それはザ昭和の狭い日本家屋で育った若い私の夢でした。当時眺めていた雑誌nonno に、カントリー調のインテリアや雑貨が載っていて、それはそれは素敵に思えたのです。 だから、結婚したら白木の家具を揃えたいと思っていました。が、現実は重い和ダンスを嫁入り道具として持たされたのです。大人げないのは重々承知ですが、親のエゴだと今でも恨んでいます。 ただ選ぼうにも、雑誌で見た白い家具など地元の家具屋にはなかったことも事実で

          椅子の座面を貼り替える

          婚礼ダンスを捨てる

          私は60代です。そろそろ老後と言われる時期に突入するなと、自分では思っています。 しかし、最近は人生100年と言われるようになってきました。 人生80年と思って生きてきた私は、20年も増えた寿命をどう生きようかと戸惑っています。あと40年もあるんです。 寿命が延びたとはいえ、年を取ることに変わりはなく、いつお迎えが来るかわかりません。自分が過ごしやすく、残った者の負担が少しでも軽くなるように、生活を見直す必要があると思うようになりました。 まず、物を減らして自分で管理できる

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