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久しぶりにシャツを縫う

数年前に趣味で、自分用に結構な数のシャツを縫いました。初めは市販の型紙を使っていましたが、そのうち元の型紙を描き直して、好みの襟や丈にアレンジしたりするようになりました。オリジナルを作れるようになると楽しみが増します。
しかし自分用なので、数枚縫えば当分いらないし、その後、布を広げるスペースがない家に引っ越したので、洋裁をしなくなりました。

月日は流れ、この春また引っ越しをしました。今の家は床に型紙や布を広げるスペースがあります。うれしい。
数年前に縫ったシャツは着倒して、1枚しか手元に残っていません。そこで久しぶりにシャツを縫うことにしました。

ミシンは久々なので、まず慣らし運転をしてから、本命のシャツに取りかかることにします。急いては事を仕損ずるです。
さっそくミシン糸の掛け方から四苦八苦。うまく縫えないし、ミシン自体も調子が出ないようです。
ボビン周りのほこりを取ったり、雑巾やパジャマ用のズボンを縫ううちに、徐々に調子が戻ってきました。ミシンも私も。

ところで時の流れは残酷で、私は年を取り、おまけに太ってしまいました。以前作った型紙ではサイズが合いません。
サイズ合わせの方法は二択。痩せるか型紙を直すかです。当然、痩せるより型紙を描く方が簡単なので、型紙を作り直すことにします。以前の型紙に身幅などをプラスする方法もありますが、今回は袖口や襟などがシンプルな手持ちの服を参考にして、一から型紙を作りました。とはいえ難しくはありません。トレーシングペーパーをお気に入りのシンプルな服に当てて、パーツごとに形を写しとるだけです。その後、変更したい箇所を変えていきます。
この方法だと、縫う時に、袖や襟が身頃とうまく合うかが心配でしたが、結果オーライでした。

ブランクがあった割には、全体的に満足できる作りになりました。細かい反省点は次に生かします。

調子に乗って、チュニック丈に変えて2枚目を作りました。着てみたら黒色で丈が長いので、見た目が暑苦しい気がしてきましたが、まあ良しとしましょう。

このようなシャツなら、型紙さえあれば2日で完成します。
この調子でアレンジしながら、あと何枚かシャツを縫おうと思います。数年前に買った布地がまだ残っていてずっと気にかかっていたので、それを使います。

趣味で物作りをしている人なら共感してもらえると思いますが、作るスピードより材料が増えるペースが速いのはどうしてでしょうね。
貧乏性の私は、あの世に行くまでには使い切りたいと切に思います。


《2022.07.24追記》
2枚目の黒いシャツは、私が着るともっさりして暑苦しく見えるので、1枚目のシャツと同じ丈に変えました。これで活躍してくれるでしょう。