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なぜ、無料で投稿できるのですか

インフルエンサーでもない私は、インスタグラムに自分の作品(主にポートレート)を無料で載せて、「いいね!」の数だけを見ているのがとても嫌いです。(相互フォローなしで、フォロワー、数万人になったことがある)

何度も、写真インスタを辞めては、またモデルさんが見つかったら始めたものです。だけど、『note』を見つけてから、写真インスタは完全に『宣伝用』になりました。とはいえ、写真インスタから、こちらの写真記事にやってくる人はほとんどいません。それがすべての結論に至ります。
ポートレートで言うと、インスタは、無料で閲覧するために、かわいい女の子が写っているポトレを見る場所。「金なんか死んでも払わない」という人たちの集まる場所と言っても過言ではない。
今は、デジタルカメラの進歩により、素人さんでも撮影会でプロ級の写真が撮れます。これはプロのカメラマンたちが認めていること。キャノンのR5でも持っていれば、まぐれで最高のポートレートも撮れるはずです。
私がプロとして活動していた頃は違った。
すごい写真を撮ったら、すぐに撮影依頼が舞い込んだ。
それはともかく、私は画家を目指したこともあったので、作品の無料展示にすごく抵抗があります。
インスタにポートレートやアートな写真を投稿している人たちは、趣味なのでしょう。フォロワーが数万人いないとお金にならないと思います。個展などの宣伝のためならいいのですが、そうとは思えない投稿がほとんどで、やはり趣味だと思います。映画を観て楽しみ、その感想を書くようなものです。映画代金を払い、感想文を書く時間を作り、ひたすら無料でそれを公開。
「時間の無駄」と暴言は吐きませんが、ある日、自分の作品(写真や文章)に価値があるような気がしてくると、無性に無料で提供しているのが辛くなってきて、結局「時間の無駄遣いじゃないか」と思えてくるものです。
絶対にそう思わないなら、「いいね」の数を数えるのが快楽なのか、趣味なんです、それは。
ポートレートになると、RAW現像にも時間がかかるし、映画よりももっとお金がかかっているはずです。撮影会の費用ですよ。
仕事で稼いだお金を撮影会で使い、その作品を無料で載せて、多くの人に見せる。無償奉仕ですが、それが快楽なら問題ないです。私にはそれが快楽ではなく『苦痛』です。しかも、撮影会の作品はほとんどない。
今も、素人モデルさんと女優さんに、撮影の打診をしています。それを、今までは、仕方なくインスタに載せて、「何かお金にする方法はないか」考えていた。
写真は大好きだけど、それはあなたが好きな仕事をしているのと同じで、それには給料が出ますよね? 大好きだからと言って、お金にならないと趣味になってしまうから、こちらは必死です。

本業の作家活動の方で、「無料時代の罪」をテーマに何度か書きました。
YouTubeやらで、無料で音楽が聴けてPVが見られる。「YouTubeで聴けるからCDは買わない」という話はよく耳にする。
インスタでもグラビアアイドルの写真を勝手に載せている人がいるから、それをコピーすればデジタル写真集も買わなくてすむ。そのグラビアアイドルのマニアじゃなければ、すべての写真画像を集めたいとは思わないでしょう。
昔から作家さんたちは『図書館』に抗議をしています。
学生やお金がない人が読書ができるのはいいのだけど、新刊もすぐに置くから、図書館で読まれてしまうと印税が入って来ないわけです。「新刊は置くな」という抗議です。
お金と時間をかけた作品はそれくらい大事で、

『お金が戻ってこないと次が作れない』

のです。

私はネット上の、特にエンタメに関する画像、動画、音楽などはすべて有料化するべきだと唱えてきました。有料と無料の境界線がなく、プロとアマチュアの区別もつきません。
また、そうじゃなくてもサポート(投げ銭)のシステムを必ず付けるべきだと思っています。『note』にはそれがありますね。
宣伝用に一部を投稿し、続きを見たい人は有料になっている続きを買えばいい。買いたくなければ、その作品には価値がないか興味がない。
話は前後しますが、絵画は無料で展示してあり、その作品に値段がつけてある。だから、一見すると無料で見ているけど、その会場に入るのに入場料がかかっています。無料で入れる画廊や店もあるけど、他に何か売っていて、買わないといけない空気がありますよね。

インスタにはそれらが何もない。
何度目かの写真インスタ休止です。もう、本当に私とは考え方が違う人たちの集まりだと分かった。
100円すら払いたくない気持ち、考え方とはなんなのか。私は昨日も『note』にいる、あるモデルさんの有料記事を購入しました。

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普段は自己啓発をやっていますが、小説、写真が死ぬほど好きです。サポートしていただいたら、どんどん撮影でき、書けます。また、イラストなどの絵も好きなので、表紙に使うクリエイターの方も積極的にサポートしていきます。よろしくお願いします。