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連続しょうもな小説 「オッサンの放物線」

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不定期連載。 続くかどうかも解らない。 しょうもなさ抜群の小説です。 読んだら損。
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#SF小説が好き

「オッサンの放物線」 #10ベクトル

「オッサンの放物線」 #10ベクトル

~連続しょうもな小説~
「オッサンの放物線」 第十話 ベクトル

2023年1月3日

結局ルカと二人、リビングでたこ焼きを食べている。
家には誰もいなかったのだ。
妖怪とはいえ、女性(多分)と二人で自宅でたこ焼きを食べているのは変な気分だ。

「今、女性と二人で家でたこ焼き食べてる事に違和感を感じたでしょ。」
「すいません。ちょっと感じました。」
なんで分かるんやろ…。
「コレならどう?」
ルカ

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「オッサンの放物線」 #9僕と君のフンドシ

「オッサンの放物線」 #9僕と君のフンドシ

~連続しょうもな小説~
「オッサンの放物線」 第九話 僕と君のフンドシ

2023年1月3日

ゆっくりと上げた視線の先には、顔の下半分がケツになっている女性(の様な妖怪)が立っていた。
「なによ!」
こっちのセリフじゃい。何やねん、その顔。
いやいや。出会い頭に屁をこいてしまったのはコチラの方で、しかも下手したらソチラの口から屁をこかしてしまったのかもしれない。非はこちらにあって、全く私の不徳の

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「オッサンの放物線」 #8他人のフンドシ

「オッサンの放物線」 #8他人のフンドシ

~連続しょうもな小説~
「オッサンの放物線」 第八話 他人のフンドシ

2023年1月3日

昼ごはんは家にいる男子2名の子供を連れて近所のうどん屋へ行った。
ここの鍋焼きうどんは680円とリーズナブルだ。
しかし今日は正月限定の「大海老鍋焼きうどん」になっていて980円。
海老がいつもより大きくなって(いるらしく)、鶏肉が牛肉になっている。
あとは同じ。
微妙な感じやけど。
正月やし。
えっか。

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