教科書の紹介――民法がそこそこ得意な人のために
この記事は、興津征雄『行政法 I 行政法総論』新世社(2023年)の情報記事です。
1本書の「はしがき」に、「本書では、法解釈学としての行政法を、筆者なりに描き出すことに意を用いた」と書きました。端的にいうと、民法がそこそこ得意(※)という学生が、行政法につまづいてしまうことにないようにしたい、行政法を民法と同じ法解釈論として理解できるようにしたい、という思いが込められています。
(※)「そこそこ得意」というのは、「抜群に得意でなくてもいい」という含意です。抜群に得意であれ