ikumi

息子二人と暮らす。 時間、家計のやりくりを模索中。noteのスタイルが好き。 図書記録…

ikumi

息子二人と暮らす。 時間、家計のやりくりを模索中。noteのスタイルが好き。 図書記録、作詞、夢日記など掲載。HSP。

マガジン

  • 図書記録

    亀足読書の記録

最近の記事

小さな君は

小さな 小さな 物語 一人語り 草葉を掻き分け 君を探す旅路 小さな君は 泉に舞った旋風 小さな君は 母なる風吹く限り 小さな君は 導くだろう さきへ 小さな君は 愛しい君は 小さな 俺よりもっと 手に掬いとっても 零れて 翼のある あいつらに 啄まれてしまう 小さな 小さな 物語一人語り 草葉を掻き分け 君を弔う旅路 楽曲はこちら https://youtu.be/g-klFg16fBA?si=RxNXhM25I2akGcgk

    • 見頃に

      逆さにして 吊るしていて ずっと待っているから まだ焦らして 見つめていて そんなとこも好きよ セピア色に収めて 白い光の中 幸せを散らすよ わたしは霞草 甘噛みして わたしと似た紅い唇で まだゆっくり もっとやさしく 撓る四肢を撫でて 『ああ皐月 ああ皐月 いよよくれなゐに』 青空に差し上げて わたしは雛罌粟 気高く咲いて熟れているでしょう 本当は恥じらっているの さかった裾の衣擦れを聞いて あなたにも聞こえる? 昏がりに頬を染めて 熱くなっているの? 鎮めて差し上げよ

      • 美しき世界

        君の頬を Uh 撫でる幸せよ 白に包まれる朝よ 包まれている君にも幸あれ M-手のひらに Uh 残るぬくもりよ 瞼の裏に映る君 神様だって邪魔はできない 恐怖にかられ Uh 逃げようと走る 足が動いて目が覚める 目の前はただ白い朝 虚ろな目で Uh コーヒーを注ぐ マグに拡がる闇色に 今朝の夢を少し思い出す 愛しい君へ 離れたくないよ たとえ人の道を 外れてしまおうと 二人は引き裂けない いつものルーティン 一通りこなして 表へ出ると また雪がチラッチラ 美しき世界

        • りんごのほっぺ

          新しい車両を見るついでに 君を見送りに来たんだ 誰もが憧れるあの街に 一本で行けるんだろう? 昔二人で 列車ごっこしたの 覚えているかい? 君は片足を ロープに引っ掛けて 転んで 泣いていたね またついでに教えてよ 次はいつ帰ってくるの? わからないよねそうだよね気にしないで 餞別に持っていきなよ 乗ってる間に齧れば 少しは暇つぶしになるだろう? 発車の合図が鳴り響いて 君はすばやく乗り込む 僕に微笑んで目を細めると 昔と同じ顔だね 走りだす列車 僕は動けない 言いた

        小さな君は

        マガジン

        • 図書記録
          2本

        記事

          Pray

          空を自由に飛ぶ鳥よ 北の荒れ地の魔女に 君の未来を聞く 苦悩 苦労 昨日の夢の中で 過去の悔いに思いを 馳せる 恥じる 他人の描いた 未来予想図に どれほどの価値があるの 幼い過ちは 消せやしないけど 今の君の力になるよ Pray 空を自由に飛ぶ鳥が好き You know 君の背中にもあるのよ それは 両手広げて 組まなくていいの 上を向いて I pray 西の夕陽が沈む 明日を 迎えるために 一歩ずつ歩いて行こう 未来を 迎えるために 怖がらないで 落ち着けば大丈

          紅色染恋歌

          咲ひた 紅の花を 明日 摘みにゐくよ 宿を無くして 飛び続ける わたしは 迷子の蝶 交わした言葉は たつたの二言 それでも視線を 合わせられなくて あなたの白ひ 手袋を見つめて あたたかくなつた 春の話をした まうしばらくすると 鮮やかな花が あなたを出迎へ 別れを知るでせう 咲ひた 紅の花を 明日 摘みにゐくよ 首を無くして 立ち続ける わたしの こころは何処 泣ひた 空の顔も 撒ひた 涙の後 宿を無くして 飛び続ける わたしは 迷子の蝶 少しずつ空が 近くなつて

          紅色染恋歌

          笑顔でふり向いて

          目が覚めて からだを起こして 今日という日に 期待を込める 坂道も 颯爽と歩くよ 少しでも 凛として映りたい 君はわたしより早く居て 変わらぬ出会いがうれしくて いつものように「おはよー」と言うんだ さあ はやく 気づいて? 君が好きなんだ あたたかい眼差しをみせて やさしさで満ち満ちて 勇気もらうの 君の手のひらに 未来を乗せてみたいんだ その気になったら そうね 笑顔でふり向いて 日は暮れて 見上げる空の下 今日という日に お疲れと呟く こんな時は 君に会いたいんだ

          笑顔でふり向いて

          髪の毛を甘やかしている話

          出産してから自分のケアに時間を割けなくなったママは多い事だろう。 かくいうわたしもその一人、スキンケア・ヘアケアは時間と心にゆとりが無いと難しい事を痛感している。 もともと、そんなにケアに時間もお金も使うタイプでは無かったが、ドラッグストアに勤めていたし、その頃に資生堂ビューティーマスターも受講修了していたので、皮膚構造や薬剤知識はあるほうだと思っている。 しかし、この夏は怠惰と共に年齢も加わり、わたしの髪の毛は大層悲惨な状態となっていた。 寒くないからといって、ドラ

          髪の毛を甘やかしている話

          うたをうたうときに思うこと

          がっつり うたをうたう ということに向き合ったのは大学に在籍していた4年間だ。 京都の北西に位置する宗教系の大学で、わたしは数ある部活動の中から合唱団を選択し、勉学そっちのけで打ち込んだ。 よくある話である。 音楽は昔から好きだった。 4歳からピアノ教室には通っていたし、 高校生の頃は筝曲部に入っていたし、 選択授業は必ず音楽を選択していた。 授業に関しては習字や美術で自己表現ができなかったからではあるが、 大人になった今なら少しは容易に出来るのかもしれない。

          うたをうたうときに思うこと

          あ、あそこはレムリアかって話

          不思議の海のナディアが大好きで昔からよく観ていました。 庵野秀明さんの代表作はエヴァではなくてナディアよ!と言い続けています。 なのでアトランティスはもともと馴染みがある言葉で、宇宙人もまあおるやろーと思っていました。 ここで最近やたらとよく聞くレムリア。 肉体を持たない生命体が5次元の中存在する古代文明。 なんじゃそりゃ。 想像力豊かな私でも5次元を想像するのってエネルギーが要るのよ。何せこの身で体験できないことなんで。 とか思っていたんです。 思ったことが時を待た

          あ、あそこはレムリアかって話

          立春に月読神社に行くことになった話

          2/1、まだ夜間母乳しているので何度寝かよく分からない睡眠中のこと、わたしはとある神社に参拝していた。 参拝といってもお社もない、お山に登っただけ、しかも登っている最中は省略されている。 その神社右手側(向かってみると左手側)にもう一つ神社があるのでそこにも参拝しなければならない。 何故参拝しなければならないのかはわからない。 しかし、山沿いに向かってその場についてみると、今度は何故か参拝できない。 目の前に簡易なお社があり、近付いているのに。 何で参拝できないの?して

          立春に月読神社に行くことになった話

          おさるのジョージを息子と並んで観て思うこと

          長男のお相手をしてくれるEテレさんには毎度お世話になっている。 YouTubeほどの中毒性や親の背徳観が無いこの上ないチャンネルだよね。 NHKのあり方は置いておいて、夕方4時からの子どものゴールデンタイムであるこのチャンネルは、どの時代でも母親の大ヘルパーである。 父親の育休についても、このチャンネルで子どもと時間を共にすれば意識改革に繋がるのではないかとも思えるが、私も考えがまとまっていないのでそれについては今は触れずにおく。 その中の番組の一つ、『おさるのジョージ』。

          おさるのジョージを息子と並んで観て思うこと

          マレイの娘

          母がくるりと舞ったあと 生まれたわたしは キレイですか 澄んだ泉の色の瞳は 笑顔の母より キレイですか どうしてここにいるのでしょう そうね ここにいるからよ 生まれたときと同じように 片目をつむってごらんなさい きみがどんなに遠くへ行こうと 思い続けるよ 母の風吹く限り もうすぐ終わりを告げるこの旅 その向こうに送り出すよ I'm just about over Bud,Goodluck and bless you

          マレイの娘

          キラリラ

          キラリラ キラリラ キラリラ キラリラ その傷がもう消えないのなら ぼくが隠してあげようか そうだ種を植えようか 君のからだは豊穣の地 何が咲くのか楽しみだ ハナガサクノカ ミガナルノカ キラリラ いつかその下で笑おうよ 遠くの雲まで届くといいね そしたらそれをかき回して 空に模様を描こうよ そのうち雨も降らせてさ 陽の光までコントロールして 世界は君のものになって キラ 君はまたひとつ大きくなって リラ もうぼくじゃ隠せやしないけど キラ そしたらぼくを

          キラリラ

          図書記録 孤独の意味も、女であることの味わいも

          国際政治学者 三浦瑠麗氏の初の自叙伝 女性性に縛られていた著者が、 女性性を愛するようになった今、 タイムスリップするように語りたい時代を 読み切り形式で語られている。 語り口であるが、少し癖がある文章で、 無機質を極めている森博嗣氏を思い出させるが、 高学歴で屁理屈捏ねなところも見受けられ(誉めている) 明らかに違う文章である。時折出てくる抽象的な表現は、 読み手によってニュアンスが変わってくることが 見込まれる。 内容は女性であれば誰しも持ち得る感情や、 稀な経験、女

          図書記録 孤独の意味も、女であることの味わいも

          育背ーikuseーあまえうた

          二本の足で立った児を 初めて目にしたその母は 何を思い 何を発し 何を聴き 何を起こすのでしょう 驚き 悦び 陽は照り 雨は降り 騒がしく息を吸い 息を吐き 手を伸ばす しかしまだ届かず 愛し育み そして見守り続けるのでしょう 今日は君と出会い 明日は別人と出会う 金木犀は幾人にも等しく香り 一瞬のうちに過ぎ行く 一時を惜しむより 未来を探し 母の手を探す 見上げた空はクリア 何も見えず 高く 高く 高く それでも見上げて見つけて見つめる 気付いておくれ ここにいるうさ

          育背ーikuseーあまえうた