Yuki Koshita

東京で弁護士をやってます。 AgriTechとかスポーツについて書こうかと… なお投稿…

Yuki Koshita

東京で弁護士をやってます。 AgriTechとかスポーツについて書こうかと… なお投稿は個人の見解なので所属団体には関係ありませんのでご注意ください。

最近の記事

AgriTech⑧

昨日はNECとカゴメの業務提携について書きましたが、今日は、クボタのアメリカ農業スタートアップのFarmX(カリフォルニア州)に3億円を出資について書こうと思います。(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58081390V10C20A4TJ1000/) クボタが力を入れているAgriTechの分野の一つに「農業経営」があります。 FarmXはデータ分析技術やAIに強みを持つ企業であり、土壌に埋め込んだセンサーで成分を計測し、過去の気象

    • AgriTech⑦

      今日は、昨日の日経新聞に掲載されたNECとカゴメの業務提携について書いていこうと思います。(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58215050X10C20A4X20000/) 今回、NECとカゴメが提携して開発したのはAIを用いた営農支援サービスです。 この営農支援サービスは、NECの農業ICTプラットフォームCropScope(クロップスコープ)を使い、センサーや衛星写真によりトマトの生育状況や土壌の状態を可視化するサービスとAI

      • AgriTech⑥

        今日からはAgriTech関連のスタートアップ企業や大企業の新たな取り組みの紹介をしてみようと思います。 まずは前回ちらっとご紹介した PLANT DATA  (https://plantdata.net/index.html) です。 PLANT DATAでは植物生体情報の計測と解析、そして活用に関するサービスを提供するプラットフォームの研究開発を行っています。 具体的には、光合成や蒸散のリアルタイム計測、クロロフィル蛍光計測による光合成機能評価、植物生体情報のイン

        • AgriTech⑤

          今回はDataという観点から書いていこうと思います。 農業におけるDataとはどういうものなのかを考えるにあたっては、「見える化」という言葉が深くかかわってきます。 「見える化」とは、農業における環境(温度、湿度、CO2ガス)や経営についてを数値化等で可視化し、データとしていつでも確認できるようにすることです。 収集するデータは様々です。 例えば、クボタでは食味・収量センサ付コンバインで、ほ場のタンパク値・水分・収量データを収集しています。 そして、そのデータに基づき、

          AgriTech④

          どうも、3日坊主は免れました。 4日坊主にならないように今日も少しだけAgriTechについて書いていこうと思います。 ずっと概観ばかり書いていて自分でも面白くなかったので、少し企業の取組み・プロダクトに焦点を当ててみたいと思います。 今日紹介する企業は「株式会社クボタ」です。 クボタは、食料・水・環境の分野で事業・製品を世界に展開している企業で、AgriTechについて、「クボタのスマート農業」として研究開発を行っています。 なぜ、最初にクボタについて書こうと思ったか

          AgriTech③

          Noteを利用し始めて3日目 今日を乗り越えれば3日坊主とは言われないはず… 今日は農林水産省が公開している情報の中から、AgriTech(スマート農業)として紹介されているプロダクトについて書きたいと思います。 AgriTech(スマート農業)といっても色々な分野に分かれているんです。 ①自動運転/遠隔監視 ・自動走行トラクター ・遠隔監視による無人自動走行システム ・自動運転田植機 ・リモコン式自走草刈機 ・無人草刈りロボット ・自動運転アシスト機能付コンバイン

          スポーツ②

          今回は選手の権利について書いてみようと思います。 方向性としては、 ①SNS等で選手の写真が自由に使われていること ②箱根駅伝の利益 という前回提示した疑問から論点を抽出して考えていきたいです。 この①②に共通しているのは、被写体が選手であることです。 現代において、選手の名前や写真、映像は簡単に手に入り、また簡単に発信することができます。 しかし、選手について発信する行為は第三者が自由に行ってよいのでしょうか? 選手固有の権利なのではないのでしょうか。 今の日本の

          スポーツ②

          スポーツ①

          私は、大学生のころ、國學院大學の駅伝部に所属していて、箱根駅伝を目指していました。(出走できるレベルには到底及びませんでした…) 選手のときからずっと気になっていたのが、SNS等で選手の写真が自由に使われすぎてないか?箱根駅伝の利益はどこへいっているんだ?というものでした。(私の写真は使用されたことはもちろんありませんが…) 大学院在学中には、陸上関連の友人等から「SNSなどで自分の競技中の写真が無断で販売されたりしている」という相談をよく受けたものです。 ずっと、これ

          スポーツ①

          AgriTech②

          日本におけるAgriTech(スマート農業) どうも、3日坊主にならないように毎日少しずつでも更新していければと思います。(若干心折れ気味…?) 今日は、AgriTechについて日本政府がどのような取組みをしているか、事業概要をサクッとまとめてみました。 そもそも、農林水産省HP等では、AgriTechではなく、「スマート農業」という言葉が用いられていることを知らない人もちらほら… 農林水産省の取組みはざっくりまとめると下記のようなものになっています。 (農林水産省h

          AgriTech①

          コロナウイルスが猛威を振るう中、何かしら定期的に発信していくことをペースメーカーにしてインプットを頑張っていこうと思います。 そもそもAgriTechとは?? 近年、世の中には〇〇Techという言葉が溢れています。 FinTech(フィンテック)→Finance×Technology LegalTech(リーガルテック)→Legal×Technology MedTech(メドテック)→Medical×Technology  etc... このようにテクノロジー化が