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Series ”コトノハノコト” Page 0: ハジマリノコト

新しいシリーズを作っていきたいと思います。
主人公は ”言葉” 。
呆れてものも言えねぇ!って文句を言っていそうな彼が発する ”言葉” は,人のそれとはまた違うものなのでしょうか?

FUJIFILM X-100F

世界には,たくさんの言葉があります。
言語の違いではありません。
意味を持った ”音” という意味での ”言葉” です。
世界には,そんな ”言葉” が溢れています。
小説の中に,漫画の中に,映画の中に,ドラマの中に,ラジオの中に・・・。
それは文字であったり,音であったり・・・。

言葉は,情報伝達のツールであると同時に,私たちの感情を左右する大きな力をもっています。
言葉は,人を生かしもし,殺しもする。
励ましもし,貶めもする。
優しい言葉もあれば,厳しい言葉もあります。
そして厄介なことに,優しい言葉が必ずしも優しいわけではなく,厳しい言葉が時に優しいこともあります。

人には善意もあれば,反対に悪意もあります。
善人の,善良な,善意による言葉が,必ずしも誰かの救いになるわけではなく,もしかしたら,傷つけるかもしれない・・・。
他人が考えていることは,誰にもわかりません。
たとえ本人でさえ,わからないこともあるのです。
他人がその真意を推し量ることは困難にもほどがあります。
だからこそ,言葉を発することを避けたくもなるわけです。
それでも人は,”わたしはここにいる” と発信し続ける生き物なのでしょう。
それは,声ではないかもしれません。
ネットワークの進んだ現代ですから,今,みなさんがご覧になっているように,”文字” という ”言葉” もあるわけです。

人がある限り,言葉は生まれ,それは,とめどなく溢れ続けます。
世界に溢れる言葉の大河,目の前に流れてくる,手の届く言葉は,ほんのわずかなものです。
そんなほんのわずかな言葉を,小さな柄杓で掬い,飲み込むのです。
私が掬い,飲み込んだ・・・
私を支える言葉,悩ませる言葉,思考の渦に飲み込ませる言葉,そして,私そのものの言葉。
とりとめもなく,意味もなく。
ただただ,好き勝手に,”言葉” を連ねてみようと思います。

それではまた,言葉の岸辺でお会いしましょう。


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