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わたしはエドヴァルド・グリーグを夏のための音楽家だと思う ための日#24

今日にぴったりな、今日の音楽を紹介

エドヴァルド・グリーグ(1843–1907)/  『叙情小曲集』第10集 夏の夕べ

夏だ〜〜〜、と思えるこの暑さ、毎年経験しているのに本当に本当に驚いてしまう。それからきのう今年初の”一生を終えた蝉”を見た。何度見ても、こちらもやっぱり驚いてしまう。夏が遅かった今年は、彼らはどこで待ち構えていたんだろう。


わたしはグリーグを夏のための音楽家だと思う

ということで、グリーグのピアノの小品の中から夏らしいタイトルのものを。
ノルウェーの民族的音楽家である、グリーグ。彼の作品は情緒的でしなやかで、それでいてとても爽やかな気持ちになれるとわたしは思う。主にピアノの作品を多く残したことからも、「北欧のショパン」との呼び名まであったらしい。
もっとも有名なものだと、『ペールギュント』のという作品だろう。まさしく!爽やか代表だ。
そんな彼が生涯ライフワークのようにして作曲を続けた作品が『抒情小曲集』である(1867-1903)人生の中で起こる様々な出来事、たとえば妻ニーナとの結婚、そして名曲の誕生、旅、病などそれらがひとつずつ作品に影響されていてとても興味深い。一貫して暗いイメージは少なく、明るく穏やかなものが多いけれど。さらに全てわかりやすいタイトルがつけられている標題音楽なので、馴染みやすさも抜群である。(彼の魅力のひとつ)

そしてこの『夏の夕べ』は最後の第10集に組まれている。晩年の作品で、スウェーデンの夏の夕暮れを表現している、とても彼らしい美しさがある。
太陽に照らされる長い夏の一日を、スウェーデンの人びとは自然とふれあいエネルギーに満ちた生活を送るそうだ。

素敵!


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