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僕はLGBTQのTであるトランスジェンダー。
女から男に戸籍を変えて生きるFTMトランスジェンダー。鈴木優希 1980年生まれ。仕事は地元名古屋で同じLGBTQ当事者を主に雇用したオナベバーVenusとレズビアンバーWを経営。今年17年目を迎える。

出会いは人生の宝探し


昔小室哲哉さんが言っていたっけ。

その当時は、高校生位だったから、メロディーの好き嫌いで歌を選んでいたように思うけど、今は歌詞を重視してしまう。

昔、サラッと聴いていた曲も今の年齢で改めて聴いてみると、懐かしさともまた違う、曲の深さを感じることもある。

歳を重ねると、ちょっとやそっとのことでは感動も涙もしなくなる。
我ながらそんな自分がつまらないけど、綺麗な夜景も、美味しい食べ物も恋愛も...

前にどこかで見た景色だったり、食べたことがあるもの、何をしていても昔味わったような出来事だから、「こんなものか」なんて思ってしまう。

だからこそ、歳をとると時間が経つのが早いのかもしれない。

子供の頃は、見るもの全てが新鮮でいちいちドキドキしていたものだ。だから1日がとても長く感じた。

あの頃にはもちろん戻れないけど、忘れたくないのは幾つになっても
「ドキドキしたい!」と思う気持ち

その気持ちさえあれば、行ったことのない場所に行ってみよう!食べたことのないものを食べたい!味わったことのない大恋愛をしたい!

と、外に出かけて行くからだ。

最近は歳のせいか、オナベバーVenusにご来店されるお客様に悩み相談をされることが多くなった。
その内容は実に様々だけど、

「出会いがない」
「楽しいことがない」
「仕事を辞めたい」などが多いかなぁ。

僕は悩みを聞かせてもらった最後に必ず言うワードがある。

「外に出かけてみて^_^」

外に出かけることで、必ず誰かには会う。

それが=恋愛。=楽しいこと。
にならなくても、いつか誰かが大切な人や向かったその場所が大切な居場所へと繋がる可能性は♾️である。

楽しい趣味が見つかる可能性もあるし、他の人の意見を聞いて、辞めたかった職場が「この人の会社よりましか」と考えが変わることだって笑

人との出会いは、必ず何かを変える。

もちろん、その出会によって良いことも悪いこともあるけれど、家に閉じこもっているよりはモヤモヤしている「何か」を変えやすい。

出会いは何億分の1の奇跡なんてラブソングも本当にその通りで、同じ時代を生きていること自体が奇跡。それは友達でも、恋人でも、家族にだって当てはまる。

そう思うと、誰かに会うのが楽しくなる!

最初は、人見知りでモジモジしたって、はじめてのおつかいみたいに失敗したって良い。
極論、誰とも喋らずに帰ってきても良い。

思った通りの結果にならなくても、外に出かけること、行動することをどうかやめないで欲しい。

メンタル的にどうしても、家から出れないならリモートから始めてもよい。大切なのは誰かと繋がること。

宝探しは、探しに行かないと絶対に見つからない。

どこに何があるか、それは誰にもわからないけど、それがまた楽しい。

年齢、セクシャリティも何にも関係ない。
健康な心と身体さえあれば、今からでもどこかに行ける!

その気持ちがあるのと無いのでもえらい違いなのだ。
僕も、人間関係に疲れるとつい引きこもりたくなる時もあるけど、そんな時こそ現実逃避でどこかに出かけてやる。もはや、意地に近い笑

外の空気を吸って、何かを得たい。
そんな気持ち。

そこで、人生を変える出逢いがあったら儲けもの。そしてその出会いによって、いとも簡単に見ている景色が変わるから不思議。

さぁ、みんな宝探しに行こう!

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鈴木優希のセミナー活動関連のお知らせ、性同一性障害のお子様を持つ親御さんへのメッセージなどLGBTについてのコンテンツを掲載しているオフィシャルサイトもご覧いただけたら嬉しいです。そしてコメントもお気軽にお待ちしています。

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