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フードビジネスと私

自己紹介

はじめまして。Yukiと言います。まずは自己紹介から。

Yuki ITコンサルタント/週末レストラン経営者
1985年 大分県生まれ
千葉、NY、埼玉、秋田、仙台、名古屋、東京、フランスと転居を重ね、現在東京在住。
名古屋大学理学部物理学科卒業後、ITサービス企業にて営業、マーケティング、新規事業、経営企画として就労。マーケティングではデータ分析手法を海外子会社に展開すべくフランス赴任。
その後ソフトウェア企業の海外事業担当及び海外子会社取締役を経て、2019年よりかつてからの食に対する研究意欲を満たすべくマネジメントからプレーヤーとなるため米国カリフォルニア州に本社を置く、顧客関係管理ソリューションを中心としたITソフトウェア企業にてソリューションエンジニア、ITコンサルタントとして就労。2020年服部栄養専門学校の夜間調理科を卒業し調理師免許を取得。
現在は引き続きITコンサルタントとして就労する傍ら、自ら農園を借りて土や野菜を育てつつ、調理学校の同級生と共に週末レストランを運営。

フードビジネスと私

食に関係する仕事というと、大変そう、儲からなそうといったイメージがあり、さらに昨今のパンデミックによる緊急事態宣言の影響で飲食産業は大打撃を受けているので、仕事としないほうが良いのではないかと敬遠されがちかと思います。

実際に私も高校生の時に調理学校の進学を検討したのですが、母に「料理ならフランスとかで修行するでしょ?それだったら大学でフランス語を勉強してないと」と謎のアドバイスをもらいなぜか理学部物理学科に進学し、一応第二外国語でフランス語は専攻して習得しましたが、就職活動中に母が癌になったため、給料が高く、早く昇進できそうな IT企業に就職をして、料理はずっと好きなのに趣味止まりでした。

最近ではシェアリングエコノミーの広がりにより自分で店舗を借りなくてもシェアキッチンでレストラン営業ができ、出張シェフ、キッチンカー、ゴーストキッチンなどの初期投資の少ない働き方が増えたので、かつてよりは参入障壁が下がったと言えます。さらに食の仕事の強みは、食べれるということ。同じ給料でも食べ物を買う必要がなければ使えるお金は多いです。

そのような中、やはり自分のお店を持つことをゴールにされている方もいます。もちろん否定はしません。しかしながら自身で借金を抱え、場所を借りて改装して自分の城を作ると、マイナスからのスタートとなります。マーケットが不安定な中で、初期投資が多いことはある意味リスクです。例えば店を構えるにしてもクラウドファンディングで未来のお客様に先に価値を買っていただくということができるかもしれません。

食の仕事

仕事はただお金を稼ぐ手段で、辛くても我慢するという時代ではなくなりつつあります。仕事を通して社会と繋がり、共通の想いを持つ仲間と出会い、生きる充実感を得て、人生を豊かにする。それがこの飽和された日本での働き方なのではと思います。

私は異業種なので、いわゆるよそ者です。ただ、実際には飲食店はよそ者からの参入者は多いですよね。もともと調理師免許は業務独占資格(例えば医師免許や弁護士資格は業務独占資格なので資格がないと働けません)ではないため、参入しやすい業界と言えるでしょう。

知っていることと、実際やってみることは違います。実際に私も週末レストランを経営し、様々なことを学んでいます。
例えば材料にこだわると原価が高くなるなーとか。頭ではわかるのですが、それが実感としてリアルな数字として弾かれていきます。
SNSも投稿を工夫して、フォロワーを増やしていっていますが、一気に増えるものでもなく、日々地道にコンテンツを作っていっています。もちろんかつてフードデリバリーサービスのマーケティングを担当していた経験があるので、知見はあるとはいえ、今は自分の時間との戦いでもあります。

フードビジネスを異業種の視点から学び、実践することで、日本の食の仕事を未来へと発展させていく一助となればと考えています。
私のように食が好きなのに、食の仕事を諦める人がいなくなればと願っています。

「好き」と生きることは、とても素晴らしいことです。
「好き」と生きてください。

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