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花のモスクと、鏡のモスク【イラン旅行記2】

こんにちは!yukiです。

今日はイラン旅行記の2回目です。

とにかく沢山の“美”に出会ったイラン。

前回はケバブのお話だけでしたが、
今回から素敵な観光地も紹介していきますね。

楽しんでいただけますように!


イランの春


イランに到着して、
ケバブで腹ごしらえしたところで、
シーラーズの中心部に向かいました。

バスに乗り、予約した宿に
近そうなところで下車します。

・・・街が美しい!

ゴミもない綺麗な歩道には、
新緑の街路樹が
木漏れ日を落としています。

街角の花壇には、
チューリップをはじめとした
花々が咲き誇っていました。

ぽかぽかと暖かく、
心地よい風。

どこからか、
香水やスパイスの香りが
漂ってきます。

道ゆく女性たちは皆、
頭にスカーフを被ったり、
全身を黒い衣で覆ったり。

イスラーム世界に来た!
実感させられたのでした。

歩いていると
声をかけられる


街を歩いていて驚いたのは、
かなりガン見されることと、
声をかけてくる人が多いこと。


すれ違う時に、

「Welcome to Iran!」

って言ってくれる人と
たびたび出会います。

外国を歩くときって、
「ここにいていいのかな…」と
どうしても不安が残ります。

なので、
受け入れられてることが分かると、
やっぱりとても嬉しいのです。



・・・しかしその一方で、

「チンチョンチャン」

って言われることも多いです。

欧米人が中国語をマネして
東洋人をからかう言葉ですが、
イランでも広まっているとは。

「チャイナ!」とも言われるので、
「ジャパンですよ」と返すと、
たいてい驚かれて
「Japan is good!」
と喜ばれるのですが...

それはそれで複雑です。
中国人の友人もいますし。

まあ、気にしても仕方がないで、
「チンチョンチャン」って言われたら
あえて朗らかに挨拶する作戦にしました笑
(効果は良い感じでした!)

2つの美しいモスクへ


イラン初日は、
人気がある2つのモスクへ
行ってみることにしました。

ヴァキールモスクと、
シャー・チェラーグ廟です。

まずはヴァキールモスク


このモスクには、
美しい花柄のタイル
びっしりと敷き詰められています。

「うわぁ…」

と言葉もでないほど圧倒されました。

アジアの仏教寺院も素晴らしかったですが、
イスラーム美術はぜんぜん方向性が違います。

“諸行無常”とは異なる、
“永遠の美”なるものを感じるのです。


こういった幾何学紋様は、
“アラベスク”と言われます。

偶像崇拝NGのイスラム教では、
このアラベスクによって“無限”、
つまり神の存在を示しているのだそう。


話がクラシックに飛びますが、
ドビュッシーの有名な“アラベスク1番”も、
イスラーム美術からインスピレーションを
得たといわれています。




ヴァキールモスクの次は、
シャー・チェラーグ廟へ。

びょうとは、
簡単にいえばお墓のようなものです。
亡くなった方を祀るところ。

このシャー・チェラーグ廟は、
いまはモスクとしても使われています。


中に入って驚いたのは、
壁全面がキラッキラなこと!

小さながギッシリと埋め尽くされ、
光が乱反射していて、
神秘的な空間を作り出しています。


しばらく座ったまま、
ぼんやりと異空間を見上げていました。


モスクを後にし、
近くのバザールにも寄ってみます。

本場のペルシャ絨毯や、
不思議な形の水入れ、
日用品などが、所狭しと並んでいました。

楽しすぎる、
これが中東のバザール!

初日からワクワクが多すぎます。


イランのホステル


シーラーズで泊まった宿は、
広めのホステルでした。

池のある綺麗な中庭では
ゆったりくつろぐことができます。


朝食ブッフェ付きで1泊15ドルなので、
アジアほどリーズナブルじゃないけれど、
旅を楽しむにはもってこいですね!

部屋はドミトリー(相部屋)
でお願いしたのですが、
案内されたのは新築の離れ。

ツインルームで、
チェックインのときに
「あとで誰か来るかも」
とは言われていました。


そして夜。

部屋にいると、
ホステルのスタッフさんが来て、
「もうひとり日本人が来るよ!」
と言います。

しばらくすると、
「こんばんは」
と若い日本人女性が。

いやちょっと。可憐な乙女を
男とのツインに入れるってどうなのよ!

もちろんその女性も
自分でドミトリーにしたのでしょうが、
せめて男女は分けるとかさ…

彼女はアヤさんといって、
2つ年上の大学院生でした。

アヤさんは旅慣れていて、
僕の心配などよそに、
相部屋を気にするそぶりもありません。

ノリの良い面白トークが炸裂していきます笑

久々の日本語会話が楽しすぎて、
つい遅くまで話し込んでしまいました。

明日の朝、
フォトジェニックなモスクへ
一緒に行くことにして、
眠りについたのでした。


イランの旅はまだ始まったばかり。

美しい建築や素敵な出会いが
この先たくさんあるので、
どうぞお楽しみに!




最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

それでは今日も良い1日を!



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