日本のノリは海外では通用しにくい
海外で生活する場合、地方から東京や大阪にいくのと違って、言語や文化、常識が違う人たちがいる場所に行きます。
そのため、日本で培って活用してきたコミュニケーション手段は海外では通用しないかもしれないです。たとえ英語が喋れてもです。
逆に日本よりも交流関係が活発になる人がいるかもしれません。外国人との方が仲良くなりやすい人はちょくちょく見かけましたし、本人がそう言っているのを聞きました。
これはコミュニケーション手段が国や世代で何が好まれるか違うからです。もっとカジュアルにいうと、ノリですよね。
「日本ではこういったノリで人と仲良くなっていったのに、海外では全然ウケないし、正直相手のノリもよく分からない」なんてことにハマる経験は、海外生活したことがある人には理解できるかもしれません。
お笑いの違い
外国人と仲良くなる上で、これが一番ハードル高いかなと自分は思います。お笑いのノリですよね。
海外ドラマや映画を見ていても感じるのではないでしょうか。なんでこのジョークがウケるのかいまいち分からない、そう感じることは多々あります。
Instagramでも時々流れてきませんか?ウケを狙った大喜利的な海外の投稿がちょくちょく流れているのですが、よくわかんないといった状況になります。
逆も同じだと思います。外国人からすれば日本のお笑いがよくわかんない人もいます。
日本はツッコミとボケでお笑いが成り立つ節があります。誰かが真顔でボケたことをいってそれに対してセンスのいいツッコミを言い放つ、これが僕たち日本人が面白いと感じる一般的なお笑いです。
こういったお笑いは他でしている国もあるかもしれませんが、まだ見たことがありません。これを海外の劇場でしても恐らく観客はよく分からず気まずい空気が流れるでしょうね。
正直人と仲良くなる上でお笑い要因を展開してきた僕にとっては、これが通じない外国人と深く親しくなるのが結構難しいです。
なので現地に好まれているお笑いを理解した上で、自分にあったお笑いを展開していくしかないのかもしれません。もはや業務みたいですね。
通じ合う文化もある
お互いのノリが通じ合う文化もあると思います。それは似ている文化です。
例えば韓国ですが、韓国って人をディスって笑いをとるのが結構好かれます。冗談で人をディスるのです。
これって日本とも近しい部分があるかなって僕は思います。日本のお笑い番組を見ていても、MCがひな壇芸人を冗談でディスる場面や、ばかにする場面よく見ます。
なので韓国のバラエティ番組を好んで見る日本人はよくいます。僕も見ますが普通にノリが理解できるし笑いの部分も楽しく見れます。
韓国人とも日本で培ってきたコミュニケーションのノリが通じやすく、普通に素でお互い接しやすいです。
なぜ通じ合うのかは、同じアジアで隣国であり、共通している部分が多々ある国同士だからでしょう。深く掘り下げれば本質的な部分が見えてくるかもしれませんが、それは別の機会にやってみます。
それでも外国人と仲良くなれる
ノリが通じないと仲良くなるが難しいです。でも外国人と仲良くなれない訳じゃないです。自分のノリが合う人が外国人だとしてもいるからです。
僕はアメリカにいた時、活発にいろいろな人とコミュニケーションしてきましたし、遊んできました。
でも僕は広く浅い関係が苦手で、やっていることが自分に合わず疲れる時もありました。
でも深い関係になれる親友も中々出会えないし、海外という場所で頼れる人が見つけれず孤独を感じることもありました。
そんな時にルームメイトが深夜2時に連れてきたアメリカ人と親友になることができました。
寝ている最中に騒がしく帰ってきて、びっくりして目が覚めたのですが、目を開けると目の前にメガネをかけた知らないアメリカ人がいて、「Are you Japanese? Do you watch anime?」と質問されました。
こんなぶっ飛んだ初対面でしたが、同じ寮に住んでいたということもあり、ちょくちょく会話していました。
いつもならそれでも浅く終わる関係でしたが、このアメリカ人とは自分でもびっくりするぐらい仲良くなれました。自分のノリや面白いと感じることが相手と似ていたからです。
彼は日本のアニメが好きでめちゃくちゃ見ていました。もしかしたらそこから日本のノリを理解して好きになっていたのかもしれません。
このように外国人であろうと自分のノリが合う人は必ず見つけれます。それができないと思い、海外にいても現地の外国人と交流しない日本人もいますが、本当にもったいないです。
日本のノリは海外では通用しにくいですが、通用する人もいます。そんな友達を海外で見つけれることを願っています。
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