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環境ってやっぱり大事


なぜ難関大学を受ける受験生は予備校に通うのか
なぜ英才教育ママたちは子供を有名私立に通わすのか
なぜ資格受験をする人々がスクールに通うのか

なぜテスト勉強をする学生、社会人が図書館、カフェを訪れるのか
なぜスポーツ選手は有名なチームに所属するのか
なぜ専門家は◯◯学会に参加するのか



全ては「よりよい環境」を求めているから
環境が整えば、パフォーマンスが最大になることを本能的に
知っているから。


自分一人では知識量、技術量が共に乏しすぎる。
同じ境遇の仲間、同じ目標に突き進む同士を近くに招いてこそ、
お互いに刺激し合えて切磋琢磨し合える環境が整備される。


一人で努力した方が集中できる人もいるかもしれない。
しかし、ほとんどの人間は誰かに見られてないと、誰かと愚痴を言い合わないと合格まで一貫してモチベを保つことは非常に難しい気がする。


「浪人生の第一志望合格率は10%前後」
この数字が表しているのは「いかに1年間目標を変えずに
自分を律して努力し続けるのが難しいか」ということ


ほとんどの人が第一志望を諦め、妥協して第二志望校
第三志望校へと目標を落としていく。
宅浪する人は最も誘惑に駆られやすくモチベ維持は至難の業


そのため浪人生は管理が非常に厳しく、徹底して勉強を強制されるような予備校に入塾する。親元を離れて勉強しかできない、
そんな環境に飛び込んでこそ、やっと勉強に集中して取り組める。



そこまでして環境を整え、強制されてやっと集中できるのが我々人間なのである。もちろん一部の学生は勉強が好きで好きでたまらなく、
自発的に勉強できる学生もいる。

また、勉強が嫌いでも生まれつきの理解力と記憶力で
ほとんど勉強しなくてもいつも高得点を取れる
天才的頭脳を持つ学生も存在する。


そういう天才的な頭脳を持つ学生や、勉強が大好きな学生が
確率的に多いのが「有名私立中学」、だから英才ママたちは
子供をそういう環境に入るよう勧める。

一旦入学してしまえば、
その中では勉強をすることが当たり前な環境になり、
毎日自主勉やテスト勉強、受験勉強など全てにおいて
勉強に取り掛かるハードルがぐんと下がる。

また学校内では受験に関心がある親御さん、教師、学生たちが
強固な情報のネットワークを張り巡らしているため、
大学受験でも非常にスムーズに難関大学へと突き進める

情報収集の時間が短縮され、その分勉強する時間も確保できる。


これが、ほとんど大学進学しない生徒の学校で、
受験のノウハウがほとんどない学校ならば、
難関大学に受験する際に非常にハードルが高く、
準備に多くの時間を要することが目に見えて分かる。

周りが大学進学せずに就職する生徒が多い中で、
自分だけ大学受験勉強をしていると、
そんなことして意味あるんか?
早く就職した方が早い段階から給料もらえるぞ~

などと横槍を入れてくるかもしれない。

それが環境の整った進学校なら、皆大学受験を見据えて
勉強する仲間がほとんどで、自分だけサボるわけにはいかない。
皆についていき勉強していると自分の学力は自然に
向上していく。

このように「自然に学力が上がったり、別段何もしなくても
勉強することが苦じゃなくなる
」などの恩恵が受けられるのは
非常に大きなメリットだと感じる。


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資格試験を受験しようとする社会人の方が、
自分一人で勉強するのは効率が悪いし、
モチベーションも維持できないからどこかスクールに通おう

と考えるのも同じ原理。


スクールに入ってしまえば、高いお金を払ったため合格するぞという
強い覚悟もある上に、同じ資格取得に向けて努力する仲間が沢山
存在する。

今このテキストの何ページまで学習しました?」
「過去問って何周回せばいいんですかね?」
「最近、ダラダラしててヤバいんですよ~」
「受験の申し込みっていつまででしたっけ?」


などと情報共有してお互いに刺激し合う。
悩みを共有してお互いに慰め合ってリフレッシュする。
家で一人で勉強していたらなかなかそういう環境は作りにくい。

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学生や社会人がよく図書館やカフェに勉強や仕事しに行くのは
やはり、「勉強に集中できる環境」を求めているから

家や友人の家で勉強するより、図書館やカフェで作業した方が
捗ることを知っているからその場所に出向くのである。



ここまでを振り返って共通点が見えてきた。

人が何か目標を達成するために必要なこと👇


①モチベーション維持が成功への重要な要素

②情報があれば合格に非常に有利

③集中できる環境を求めて人は場所を選択する

④悩みを共有できる、愚痴を言い合える環境が必須

この4つが非常に大事
この4つを求めて人々は環境を整備しようと奔走する。

言い換えれば「この4つさえ確実に確保できるなら、
宅浪をしたり、図書館などに行かなくても自宅で一人で
勉強できる」


実際にそのタイプの人もいるだろう。

自己分析して自分の弱点を把握し、
モチベーションを維持できるルーティーンを心得ている

受験に情報はネットで大量に出回っている。
確かな取捨選択能力と検索能力で重要な情報を収集できる術を心得ている
YouTubeやブログなど媒体は無数にある。

自分の集中できる環境を自宅で整備できている
スマホの電源を切って別の部屋に置く、
毎日その日に勉強したこと、次の日の予定などを綿密に立てられる
誘惑物を一切排除している etc…

Twitter、インスタ、LINEのオープンチャットなどで
同士を見つけてネット上で情報共有、愚痴を言い合う環境を手に入れている



上記のように、昨今は家にいてもスクールに通うのと同じ環境、
進学校に通うのと同じ環境を整えることはもはや不可能ではなくなってきている。

学校の授業形式の動画も、探せばほとんどがYouTube上で閲覧できる。
その講義をノートでまとめれば学校で受けている授業と何ら遜色ない
レベルに達することが可能だ。

①~④の環境を確保できる人は、高いお金を払ってスクールに通ったり、
私立の学校に通ったり、図書館やカフェに行く必要はない


理論上はこういう結論だが、やはり人間は一人になると
だらけてしまい自分に甘くなる生き物だ。

確実に一発で合格を勝ち取りたいなら、完璧な環境を求めて
投資するのが最善の方法なのかもしれない。

自分の性格や自宅の環境を鑑みて、
自分がより集中できる環境、専念できる環境を選択して
覚悟を持って目標達成に挑むのが重要ではないだろうか


今日はこの辺で…















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