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お店はどこに出すべきか

こんにちは。山路裕希です。

はい、えーと、定期購読マガジン、1月は2回目の配信です。今月に入ってこのマガジンの読者さんがじんわり増えまして、新年だし新しいことを吸収しようかな、とか、やってみようかな、という方が多いのかなぁ、と。

あと、僕のアナウンス不足かもしれないんですがこのマガジンって登録月以前の記事は、単品でしか購入できず、読み放題に含まれません…(すみません!)
僕の話すことや書くこと、お店のやり方、自分の生き方って変わらないので、無理に以前の記事を購入しなくても、これからも以前の内容に即した話がバンバン出てくると思うので、その内容で全然オッケーだと思います。(もちろん全部は繰り返さないと思うので気になる方は購入していただけると喜びますが)

はい、ということで以前から購読してくださってる方も、今月からの方もどうぞ引き続きよろしくお願いいたします。

このマガジンは、カフェを経営して暮らしてる人間の頭の中を覗いて、擬似体験していくマガジンでございます。

これからの方針

さて改めて。ご報告という形で発表させていただきましたが僕、2020年を目処に東京に引っ越します。そして東京でもカフェをやって暮らすことになると思います。


(引用)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

僕、昔から東京が好きで学生の頃に住んで以来、また住みたいなぁと漠然と思っていました。楽しいし、やっぱりみんなそこで競ってるし。
子供が大きくなってからかなぁと思っていたんですが、やれることはどんどんやっていこう、時間もあまり残っているわけじゃない、と。

2019年元旦に書いてますが、まだ来年くらいの話です。
物件(お店の)が見つかるかどうかもわからないのでとりあえず住居だけの引っ越しだけはして、お店はまだ先、とかもあり得るので、まぁ東京のお店は気長に楽しみにしていてください。

カフェってすごい格好いいな、楽しいな、っていう圧倒的なものを作ります。僕は東京という街でカフェってすごい格好いいなって教えてもらったので、そういうお店を東京という街に作るのが恩返しかなと思います。

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それで皆さん(飲食店をやってる方も中にはいらっしゃるのは承知ですが)、お店を作っていくのってどうやるの?っていうのを立ち上げからリアルタイムで見ることってなかなか無いんじゃないかな?と僕は思っていて。少なくとも、僕は自分のお店以外でそういうのを疑似体験した記憶が無く…


なので今までのような内容はもちろん書いていきますけど、今までの内容に加えて「仙台(地方)の人が東京にお店を出すというプロセスの共有化」をしていきたいと思います。
細々したことや大きな方針、など言える範囲のことは全てここで先だって書いていきたいと思ってます。
月に一回くらいはそういう記事を配信していこうかな、と思います。
書くことないときは書かないけど。(っていうざっくりした感じだというのを認識していただければ…!)

お店を出すべき場所

まぁそれで東京でお店をやると決定している分けですけど、まずやること。
「うだうだ言ってるけど結局どこに出すの?」問題なんですけど、飲食店で一番大事なのは立地です。だから最初にやることは、まずどこにお店を出すかを考えること。そして一番それが本質的にネック、というか難しい。
なんで難しいかっていたと、僕が東京に住んでいないからです。以前も何かで書きましたけど住んでる人にしか分かりえないことってあるんです。
「あの場所って一等地だけどすぐ潰れるよね」「あの地区って大通りに囲まれた地帯で古着屋さんとか美容室は多いのに、何故か飲食店って続かないよね」とかそういうのがあるんですよね

なので、出すべき場所は慎重を期して、もう少し時間をかけるとして(きっと住みながら選んでいくことになるかと)その前にまずは出さない場所を決めることにしました。

何かを決定しよう、というときに必要なのは、しないことを決定することです。

お店を出さない場所

(東京で)カフェを出すべきではない場所ってどこかいな?って考えたんですけど不確定情報が多すぎるので、今のところ、僕が決めているのは1つだけ。
カラーの強すぎる(決まってしまってる)場所には出さない、ということです。


例えば新大久保(コリアンタウン)、巣鴨(おじいちゃんおばあちゃんの街)、お台場(フジテレビと海)、浅草(雷門)っていう具合。
これは僕が仙台に住みながら抱いているイメージなので、実際はズレがあると思うんですけど、僕は東京でお店をやったとして東京に住んでるお客さんだけに来てもらいたいわけじゃない。
東京という日本のターミナルに立ち寄る人たちにも来て欲しいんです。それこそ仙台から東京に遊びに来た人とかね。(もちろん、そういう、僕やJAMCAFEへの懐古主義のお客様だけでやっていけるほど甘くないのは承知です)
その時に、そういう人たちが色がつきまくってしまった場所とか、そういうところまで行ってカフェにお財布を開くのか?ってことっす。
カラーがつきまくりのところよりは、今流行りの蔵前とか代々木みたいに、近づいてみたら「あぁ、こんな発色してたのね。へぇ〜なかなかいいね」みたいな場所がいいなぁと思っています。

ここでお店を出しちゃいけないセオリーとして、もう1つ取り除いておきたい場所があってそれは「今まで自分が行ったことの無い場所」です。
自分がかつて1度も行かなかった場所ってきっと何かしらの理由があって、それってもしかしたら他の人にも適応されるのでは…っていう。自分が、行ったことのない場所にお店を出してもきっと自分は満たされないだろうし(つまらなそうですよね)そんなアティチュードのお店はお客さんも何も感じ取ってはくれないだろう、と


(でも実は今回はこのセオリーに囚われてはいけないな、とも思っています。
東京に住み始めたら見えてくるコトや場所もこれから出てくるはず。
だから本来は除外すべき土地がたくさんあるんですが、ちょっと今回は保留です。)

今、僕の話に準えてるので東京っていうワードが沢山出てきますけど、別にどこでも大丈夫。行ったことのない場所や、嫌な気が流れている場所とかそういうところには絶対店舗は構えない方がいい。ロクなことないです。はい。

お店を出す場所のパターン(属性)分け

そもそも、どこの場所で事業(カフェ)をやるのか、の更に前に考えるべきことがあります。
それはその街がどんな属性なのか、です。
先ほども書きましたが仙台と東京の間に、住んでる住んでないの間には大きなハンデがあります。
実は仙台で飲食をやるっていうのはそんなに難しくなくて、なぜなら仙台は「1つの街として機能しているから」です。
遊びに行くのも、仕事をするのも、お酒を飲むのも、住むのも(これは人によりけり)、洋服を新調するのも、病院も、交通も、そこにいれば全部ある。
1つの圏内で事足りるわけです。
要は、みんなそこに来るから。言い方は悪いけど、まるで虫のように、ひとつの光を求めてそこに集う。
それを踏まえれば仙台で飲食店をやるっていうのはさほど無理ゲーではないんですよね。(いや、もちろん死ぬ気でやらないと潰れますよ。僕はここで書くときは偉そうにしてますけど、こう見えて足りない頭を毎日フル稼働してお店をやっていて、布団に入るとスイッチが切れ、死んだように30秒ほどで眠りにつきます。)
でも東京は違う。いろんな属性や性格の街の集合体。もう合衆国です。

属性っていうのは、さっきのカラーというのとは少し違う意味合いですね。先ほどのカラーとは看板商品やウリ、みたいな感じですね。
属性は性格というか雰囲気というか、漂うムードみたいなものです。

僕の中で、大まかな分類があってそういうとこに出店できればいいな、したいなって思っているとこが3つあって、それは

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