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ダイナミックプライシング

こんにちは!やまじゆうきです。
定期購読マガジン10月3本目の配信です。

前回、無料記事でもリンクを貼ったのですが、台風19号による被害への支援募金をうちのお客様が募ってらっしゃいます。
僕個人からも、この定期購読マガジンの購読料からも、両方で10口ずつ支援させていただきました。(購読者の皆様ありがとうございました)

もし、個人的にも是非!という方がいらっしゃればお願い致します。
小学校の校庭なども災害ゴミなどで埋め尽くされ子供たちが使えない状態です。
是非ご協力願えれば、と思います。


さてさて話が少し飛んでおりますが、この定期購読マガジンは月に4回の配信で、カフェに関連したお話や、飲食店についての話を、僕が日々考えていることを交えて、皆様にも追体験してもらいつつ「飲食店、特にカフェへの興味関心」を強めてもらおうというwebマガジンです。
月額¥500。その費用で他の誰か(特に購読者の方々)をサポートしたり支援したりしています。あわよくば、このnoteを教科書に、開業しました、売り上げが伸びました、という方が増えたらいいなと思っています。(もう既にいらっしゃいますが、本当に嬉しいです。)


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さて。

今日はダイナミックプライシングというお話をしたいと思います。
このマガジンでもたまに
「カフェ(飲食店)も土日の価格が最高値で平日はそれよりも低い方が理に叶っている(土日の方が忙しいから)」
というようなことを書いていますが、ダイナミックプライシングというのは、需要に応じて価格を変えることで、漢字で書くと、変動料金制や動的価格設定のようになります。
売るものにかかる費用で価格(売りたい価格)が決まるのではなく、タイミングや季節、時間帯など“需要の大きさ”によって価格が変動していくことです。

週末の方が買いたい、つまりお店に入りたい人の数が圧倒的に多いんです。
需要が供給を大きく上回っている。
300円かけて作ったからその商品は永遠に1000円なんてことはあり得ない。
もっというと、価格は基本的に流動しない、なんて誰が決めたんでしょう、そんな決まりもないですよね。


ダイナミックプライシングってちょっと横文字で専門用語っぽいのであんまりここでは使いませんけど、探してみると身近なところにもたくさんあるし、すでに使っています。


飛行機とか、ホテル(旅館)とか、夜行バスもそうだし、極端な例だとスーパーなんかで閉店時間が近くなるとお寿司のようなナマモノが”割引”されたりする。
旅行に関するものはやはり週末、祝日、夏休み、春休み、クリスマス、年末年始などなどで価格が高騰する。
需要が多いというのは「お休みの人が多い日なのかどうか」で判断するものだし、モノなんかは「みんなが欲しいと感じているタイミングかどうか」もしくは「そのモノの市場における量」で判断する。
価格が変動するって結構近いところにある。


僕が住んでいる仙台市には『楽天イーグルス』というプロ野球チームがあるのですが、プロ野球のチームでは真っ先にダイナミックプライシングを導入しています。2009年から”フレックスプライス”という価格テーブルを採用していて、集客が見込める試合や席はプラチナに、その反対はバリュー、というふうな具合です。
(今現在はもっと細かい設定がされているようですが)

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でもカフェ(飲食店)では導入しているところってほとんどありません。
カフェというか飲食店含め実店舗で導入しているところはこれまでほぼありませんでした。あってもハッピーアワーでお酒が安い、とかくらい。
(僕が大好きな恵比寿のdexeedinerでは土日の料金が高い設定だったのですが今現在その表記はHPからは消えてしまっていました)

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