見出し画像

卒業間近の私が学生エバンジェリストアワードに出場した理由

こんにちは。
いしいゆうきです。

今日のnoteは、これまでの大学4年間を振り返り、そしてまさに今、挑戦しているアワードについて書きたいと思います。

この内容を通して、私の

「若者の人生の選択肢を増やす」

という想いを少しでも発信できたらと思っています。


多少長くなると思いますが、読んで頂けたら嬉しいです。


自己紹介

1998年7月16日
大阪のとある病院で、出生体重2100gの未熟児として、私は生まれました。

2歳の頃に、親からの遺伝で、慢性腎炎を患っていることが分かります。
5歳の頃に、病院に半年間入院しました。


今、振り返っても、当時はとても辛かった記憶があります。

画像1

5歳といえば、幼稚園年長さんに上がるタイミング。
半年間ほど入院しました。

体を治療するために入院したのに、心が病んでしまうほど辛かった。

(実は、高校2年生の時まで、記憶が消えてました。アルバムを見ていて、完全に記憶が消えていたことを知ったほどです。)


当時5歳の私にとって辛かったものが3つあります。

1.食事制限
2.運動制限
3.面会制限

1つ目は食事制限。
慢性腎炎という腎臓に関わる病気を患っていたので、毎日の検査のために水分制限をしなければいけませんでした。

ご飯を食べるにも。
お薬を飲むにも。
飲みたい分だけ自由に水が飲めない、お茶が飲めない。

飲み物を飲むことを我慢しなくちゃいけないというのは、案外しんどいもので、当時5歳の僕には大変なことでした。


2つ目は運動制限。
慢性腎炎を悪化させないために、運動することを制限されていました。

具体的には、入院していたおよそ半年の期間、一歩もベットから出てはいけないというものでした。

ベットの周りを囲うように柵が引いてあり、本当に半年間、一歩もベットから降りませんでした。

これもかなり過酷なもので、

・寝るのもベットの上
・ご飯を食べるのもベットの上
・トイレをするのもベットの上
・体を洗うのもベットの上

といった次第です。

絶対安静、とはまさにこのことですよね。

画像2

(当時の私の写真です)

3つ目は面会制限。
食事制限や運動制限を差し置いて、最も過酷だったのは、親と会えるのが週に一回だけという制度でした。

これが本当にきつかった。
毎週水曜日しか面会が許されていなかったそうです。(母曰く)

辛すぎて、寂しすぎて、水曜日の夜は毎週どれだけ泣きじゃくっていたか。

これが決定打だったと思います。
精神的に、病んでしまうほど、追い込まれていたのは。

そしてこの5歳の時が、私にとっての人生の中での一番しんどかった時期です。

おそらく私だけでなく、両親にとっても一番心を痛めた時期なんじゃないかと思います。今日まで支えてくれた両親には感謝しきれないです。


今年23歳になったのですが、これまでの人生であれほどきつかったものはないと思います。

なので、私にとっての人生の転機は「5歳」です。
(人生の転機が5歳って答える人はいないですよね。笑)

それでも紛れもなく、今の私の「価値観」・「人生観」・「死生観」に最も大きな影響を与えたのが、この原体験です。

慢性腎炎を患っていなければ、きっと今の私はいなかったと思います。
性格的にも、考え方的にも、違っていたんじゃないかなと。

なので、当時の入院生活はとてもきつかったですが、(二度と経験したくないという想いも変わりませんが、)それでも、感謝はしています。

私にとっては負の遺産ではなく、むしろ自分を突き動かす原動力のようなイメージですね。

そんなこんなで私の人生は始まりました。

小学校~中学校~高校と、色々なことがありましたが、ここではあえて省略します。話し出してしまうと文量がバグってしまうので。


結果的に、セカンドオピニオンとしてついてもらった2人目の主治医のおかげで、高校生になった15歳から、無理ない範囲で運動を行えるようになりました。

おかげさまで、奇跡的に数値も回復し、今は健常者とあまり変わらないほどの状態です。

完治する病ではないので、これからも一生付き合っていく病ではあります。

それでも、持病という枷を気にせず行動できるようになりました。
大学生になった時でした。


大学4年間の活動

大学生になってからは、興味のあることに、とにかく手を出しました。
それまでの人生で我慢していた分を取り返すように。

とにかく、がむしゃらだったなぁと思います。

持病のために、あれもこれも、我慢しなきゃいけなかった時期が長かった分。

何でもやっていいよ!って言われた時の自由が、自分にとってはあまりにも嬉しかったんですよね。

色々とやってきました。

スライド1

働くことにネガティブなイメージを持っている人が多いことに疑問を抱き、キャリア教育を行う学生団体を立ち上げたり。

既存の就活の仕組みに対して疑問を抱き、新卒採用のための就活イベントを開催したり。

想いある学生がにスポットが当たりづらい世の中に疑問を抱き、関西圏を中心とする25歳以下のコミュニティを発足させたりしてきました。

振り返れば、

バイトを2つ。
サークルを3つ。
学生団体を2つ。
長期インターンを3社。
業務委託を5社。
留学を半年間。
海外滞在を1か月半。
休学を1年。

失敗だらけの4年間のなかで、楽しみながら色々とやってたことに気が付きました。

これまで動いてきた中でのキーワードはこの3つです。

「ソーシャルメディア」×「リクルーティング」×「コミュニティ」
それぞれに課題感を感じ、同時に可能性を感じています。

そして現在。

大学4年生の残り半年間、復学することを目前に控えた今。
まだ「学生」という立場で出来ることがあるのではないかと模索していました。

そんなときに、LinkedIn経由で知り合った、運営事務局の方からお声掛け頂き、今回のアワードにエントリーする運びとなりました。

本当に、偶然です。
でも、行動してきたからこその今があるので、ある意味必然かもしれないですね。


学生エバンジェリストアワードに出場した理由

ようやくこのnoteの主題に辿り着きました。

私が、今回の学生エバンジェリストアワードに出場した理由。

それは、自分が何のために行動しているのかを、改めて見つめ直し、発信するためです。


ここ数年、ありとあらゆる人から同じ言葉を投げ掛けられるようになりました。

「色々とやっているのは分かるけど、何者かが分からない」

「結局、何をしたいの?」

聞かれる度に、自問自答しました。

自分のこれまでの行動を振り返りました。


それでも出てくる答えは、いつも過去の原体験の中にあるような気がしました。

画像4

結局、自分自身が、むかし経験したように、想いはあるけど諦めざるをえない環境をどうにかしたかったんだと思います。

これまでの23年間生きてきたなかで、色々な人と出会い、みんなそれぞれのハードルを抱えながら頑張って生きてることを知りました。

人によっては、持病や事故を抱えていたり。
人によっては、生まれ育った家庭環境に苦労していたり。
人によっては、出身地域による情報格差や機会格差に苦戦していたり。

みんなそれぞれ、形の異なるハードル(枷のようなもの)を抱えながら、それでも必死に取り組んでいる。

自分も、当事者だったからこそ、色々な課題やハードルを解決しようとする姿勢を持つ人のことを他人事は思えなかった。何かしらのアクションをしたいと思った。

ただ、それだけがモチベーションだった。
そんな風に思います。


もし今、誰かから、「色々なことやってるけど何したいの?」って聞かれたら、きっと

「想いを諦めなくてもいい人を1人でも減らしたいんよね」って答えます。

そのために、

「若者の人生の選択肢を増やす」

ことには何らかの形でも、関わり続けたいなと。そう思っています。


このことを伝えるきっかけとしてこの「学生エバンジェリストアワード」に私はエントリーしました。


画像5

正直、運要素、けっこうあると思うんですよね。笑

どんな環境に生まれるかなんてわからないですし、理不尽なことがこれから起こるかもしれない。

人生において、ぶっちゃけ「運」って結構あるなと。笑

逆境に陥ることなんて、普通にだれでも、いつでもあり得る。

でも、その逆境でさえも、ある程度は覆せるほどに、時間と工夫を重ねれば、何らかの道はあるはずだと、何となくそんな風に思っています。


2週間の「一般投票」期間を終えた感想

つい昨日、一般投票期間を終えました。

9月1日~9月15日23時59分までの2週間でした。

正直、思っていた以上に長かったです。
そして想像以上に、大変でもありました。

実際にエントリーした者として、この期間を振り返って思うのは

「人とのご縁に、本当に感謝する2週間でした。」


本当に有難いなぁ。
そう感じることができた、心温まる2週間だったようにも感じます。

今回のアワードをきっかけに、数か月ぶり~数年ぶりの友人と再度つながることができました。

そして皆さんから暖かい声を頂きました。

投票数としては、正直、そこまで多くはないかもしれません。

それでも、一人一人の顔を見て、ちゃんとありがとうって言える距離感で、コミュニケーションを取ることが出来ました。

一人一人とのご縁を、大切にしなきゃいけないなと。
蔑ろにして疎遠にさせちゃいけないなと。

そう、この2週間で教わったような気がします。


結局、人間一人じゃ大したことはできないくらいちっぽけで、弱っちいからこそ、色々な人と手を取り合うことで実現するしかないんだよなぁと。そう思いました。


最後に

画像6

もし、このnoteを読んでくださった方で、

想いある若者を支援したい。可能性を閉じてほしくない。
今まさに想いをもって行動している。
課題解決に向けて目を背けたくない。諦めたくない。

そんな風に共感して頂ける方は、私のTwitterLinkedInに来て頂けると嬉しいです。ぜひ繋がりたいです。

もっともっと学ばせてください。
そしてもし、出来ることがあれば、ともに協業していきたいです。


このコロナ禍の中でも、自分にできる小さいことから、新たな一歩を始めている人はたくさんいます。ほんと驚くほどにいます。


時代や、環境や、運すらも、言い訳にせず、
できることからやっていきませんか。


ここまで、長いnoteを読んで頂きありがとうございました!


既に私のことを知っている方は、これからもよろしくお願いします!
初めましての方は、どうぞよろしくお願いします!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?