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【読書感想】『経営参謀-戦略プロフェッショナルの教科書』

皆さんこんにちは、Yukiです!

今回ご紹介する本は、稲田将人(著)『経営参謀-戦略プロフェッショナルの教科書』です。

この本は、『戦略参謀-経営プロフェッショナルの教科書』の続編となります。

本当は『戦略参謀』を先に読みたかったのですが、残念ながら書店では売り切れていたため『経営参謀』を先に読みました。

初めて小説を紹介しますが、最後まで見ていただけると嬉しいです!

本の紹介

この本を一言でいえば、「企業の業績をV字回復させる過程を描いた本」です。

小説なので、あらすじも併せてご紹介します。

レディースブランドを複数展開するグローバルモード社に転職した高山昇は、同社の田村社長から低迷するブランドを「半年間で立て直してほしい」と依頼される。しかし、いざ現場に配属されてみると、思うように周囲の協力が得られない。そんなある日、高山が思いついた集客アイデアが功を奏し、売上が急上昇。周囲の高山を見る目がガラリと変わり、改革が動き始める。高山は、ブランド立て直しのためには、マーケットを正確に把握する必要があると市場調査を実施する。経営コンサルタントの安部野の協力を得ながら、ブランド立て直しは順調に進んでいくかに見えたが、その先には思わぬ大きな落とし穴が待っていた……。
持ち前の行動力とひたむきさを武器に、社内の地雷を踏みまくりながらも
事業のV字回復に取り組む主人公の姿を通して、経営参謀のあるべき姿をリアルに描く。

いつもなら要約を書きますが、小説ではネタバレを避けるため、あらすじだけにとどめておきます。

読んだ感想

企業の内部、また業績回復までの道のりがリアルに描かれていたため、とても面白かったです。

僕は小説は好きですが、特に現実の世界に即した小説はイメージが湧きやすいのでとても好きです。今回もすっかり小説の世界に入り込んでいました。

読んでいて「業績回復してみんな万歳!」なのかなと思ったら、そうはいかず。。。

これを良くないと思っている人もいるんですね。あの手この手を使って高山や彼に協力した人たちを貶めようとします。

小説とはいえ、実際でも十分にあり得ることだと感じました。

現実世界は、小説のようにうまくいくわけではないと思います。ただ、企業の業績が低迷している原因や、そこからどのように挽回するか、また組織のマネジメントは適切なのか、など学べることはたくさんあると思いました。

僕としては、業績回復させるまでの過程、そしてその過程ではどのような手順で仕事をしているのかに注目していました。

僕はまだ学生なので、実際の仕事の現場を知りません。インターンにはいくつか参加しましたが、それでも知れることは限りがあります。

そのため、実際にどんな流れで仕事をしているのか、にすごく興味があります。つまり外から見ただけではわからない現場の仕事に興味がある、ということです。

そういった意味では、この小説ではその現場の仕事が赤裸々に描かれていたため、仕事のイメージが湧きやすくなりました。

また、この小説では各章の終わりにその章の解説が載っています。これがあることで少しわからないことがあっても、安心して読むことができます。

その点は副題に『戦略プロフェッショナルの教科書』と付けているだけあってしっかりしていました。

終わりに

この本は買ったその日のうちに読んでしましました。そのくらい僕にとって面白い小説でした。また、学べることもあり一石二鳥でした。

企業の内部やV字回復に興味がある方、また経営に興味がある方にオススメの1冊です。

僕は、今回買うことができなかった『戦略参謀』を読みこのシリーズの理解を深めたいと思います!

ここまで読んでいただきありがとうございました!







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