【読書感想】『戦略読書〔増補版〕』
皆さんこんにちは、Yukiです!
今回ご紹介する本は、三谷宏治(著)『戦略読書〔増補版〕』です。
皆さんは読書をする際に戦略は立てていますか?
僕は全く立てていませんでした。ただひたすら興味の赴くままに読んでいました。
なぜ読書に戦略が必要なのか、見ていくことにしましょう。
本の紹介
この本はどんな本なのか、一言で言えば「戦略的に読書をすることの重要性を説いた本」です。
コモディティ化せず、独自性を発揮し続けたいなら、人と同じものを読んではいけない。読書にも戦略が必要だ。
これが、本書を通じての三谷さんのメッセージだと思いました。
読書の戦略は次のようになります。
それは、「読む本を4つに分類し読書ポートフォリオ・マトリクス(RPM)を作成する。そして自分のキャリアに合わせて、RPMを変化させていく」です。
もう少し具体的に説明します。
まず、4つの分類とは、①ビジネス基礎②ビジネス応用③非ビジネス基礎④非ビジネス新奇です。
その上で、4つのうち重きを置く分野をキャリアに合わせて変化させていく、ということです。
例えば社会人1年目であれば、仕事の基礎固めとしてビジネス系を中心に読む。社会人5年目~10年目では、ビジネス系と非ビジネス系の割合を半分ずつにする。このような感じです。
さらに、自分のオリジナリティを高めるために、発見型読書法を紹介しています。
それは、1つの本や雑誌を読むにしても、ただ読むのではなく5つの視点から読む読書法です。
5つの視点とは、①対比②反常識③数字④一段深く⑤抽象化です。
この5つの視点を意識して読むことで、1つの視点で読んでいるときより5倍読み取ることができます。
以上が、戦略読書の中身でした。記事の長さの関係上、詳しく説明していない部分もあります。気になった方は是非本書を読んでください。
読んだ感想
この本は、flierという本の要約アプリで紹介されていました。それをきっかけに知り、読もうと思いました。
読む前は、読書に戦略なんて必要ないでしょ、と生意気ながら感じていました。
しかし、僕はこの本を読んで、
「自分もそろそろ読み方を変えるべきかもしれない。」
と思いました。
危機感を感じたからです。
このまま同じ読み方をしていたら、いずれその他大勢に埋もれてしまう、という危機感です。
興味の赴くまま読むのではなく、どのような本をいつ、どのくらい読むのかを考えて読書をしよう、と決心しました。
これが戦略的に読むということだと僕は思います。
戦略的に読むことの重要性を身にしみて実感しました。
一方で、少し「ちょっと待てよ」という部分もありました。
1つ目は、「人と同じことをしていれば、同じ思考や行動になってしまうのは当然です。」についてです。
確かに人と同じ本を読んでいれば、同じような考え方になるかもしれません。しかし、例え同じ本を読んだとしても、その本から何を感じ、どのように解釈するかは人それぞれだと思います。
そのため、似たような思考にはなるかもしれないけど、100%同じにはならないと思いました。
2つ目は、戦略読書に移行するタイミングです。
僕は、三谷さんの考え方と合わせて、読書には3段階あると考えています。
①楽しむ読書
②学ぶ読書
③戦略的に読む読書
そして、まずは①楽しむ読書から入るべきだと思います。読書を実生活に活かすには長い期間継続する必要があるからです。
しかし、読書を辛いと感じているまま継続しても頭に残りませんし、いずれ読むことが嫌になってしまうかもしれません。
それよりは、まずは読書の楽しさを知ることから始めた方が良いと思います。読書を楽しむことができたら継続も苦にはなりません。また、本から得られるものも多くなります。
最初から戦略読書をするのではなく、まずは楽しむことから始めることをオススメします。
僕なりの考えを書きましたが、いずれにせよ戦略読書は必要になるでしょう。
この本は、戦略読書に移行するきっかけを与えてくれました。
この本には、ブックガイドが付録としてついており、513冊もの本が紹介されています。
手始めに紹介されている本から戦略的に読書をすることにします。
終りに
読書と言っても、人によって考え方は異なるためとても奥が深いです。
ただ、もう一つレベルを上げたいと感じている方は、ぜひ、この『戦略読書』を読んでいただきたいです。
きっと自分を変化させるきっかけになると思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました!
読んでいただきありがとうございます! 他の記事も読んでいただけたり、コメントしてくださると嬉しいです