そろそろ梅干しを干さねばならぬ。
梅干しを干すのに必要なザルを、作ろうと思って竹を入手した。
そろそろ作らないと、せっかく漬かった梅たちを天日に干してやれない。
よし、やろう。
竹は丸竹のままなので、パッカンと割るところからスタートである。
ちなみに六つ目編み以外の編み方で、いつもの籠以外のものを作るのは初めて。
私もドキドキしてる。
ちなみに今回はザルを作るという目的は達成するものの、ものづくりとしては失敗するので(先に言っておく)ハウツー的な感じでは見ないで、いつものドタバタエッセイの一環として読んでいただけたら嬉しいです。
割ってある程度幅と厚みを揃えたひごたちを、厚みを均等にするために節越え線引きに通す。
本当は幅も揃えるのだけど、急ぎなので大体で。
厚みは揃っていないと編めないので、急がば回れなのだ。
節越え線引きと言いながら、あまり厚い節は越せないので、両側から落として残りはナタで落とす。
次は編組作業。
今回の編み方は四つ目編み。早くできて簡単なので今回はこちらで編んでいく。
ひごは、皮の部分とその下の身の部分、2種類を使う。
そうすることで一本の竹からより多くの材料が取れるし、身のひごはツルツルしていないので、滑り止めになって編みやすい。
四つ目編みの名のごとく、四角で編み目が構成されるので、一周は4本。皮と身を4本ずつ組み上げていく。
ある程度の大きさに育ったら、あらかじめ用意しておいた枠用の竹のサイズに合わせて切る。バチバチ。
そして枠の上に編んだ竹を置いて、押し込んで、内側にも枠を嵌めて固定して完成。
のはずだったのだが。枠用の竹が短かったので継ぎ足したのが敗因。押し込んだら滑って2本の枠の竹が広がってしまい、全然固定できない。
やっているうちに収拾付かなくなった。
道具も家にあるものしかないので固定し直しが出来ない。
とりあえず紐で固定。
せめて麻紐があればよかったのに。なんで荷造り紐なんだ。
でもとりあえずこれで梅干しを干すことができる。そういう意味ではミッションコンプリート、と思いたい。
そしてこの悔しさを忘れず、来年はちゃんとしたザルを作れるようになりたいと思うのである。
そしてこのザル、梅を干すより先に妹との庭先バーベキューで大活躍しているのだった。
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