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【最終話感想】「言葉とは」~silent~

 「言葉は何のためにあるのか」「なぜ生まれ」「存在し続けているのか」

「なぜ同じ地球で様々な言葉が存在するのか」

 これはsilentの主人公、佐倉想が高校時代にかいた作文の中にある言葉だ。
 
 「言葉」は伝えたい相手や、想いによって変化する

 だから「手話」や「点字」に「日本語」「英語」「韓国語」色々な言葉が生まれてきた

「言葉」は変化し続けてきた

 そしてそれが今も「伝統」として存在し続けている

 人は、いや生き物は「言葉」を使って、相手に想いや気持ちを伝える

 なくてはならない、心と心を繋ぐ大切なもの

 そんなことをこのドラマで考えさせられた

 このドラマは少し大人のドラマ過ぎたかもしれない

 ネットにたくさんの考察があって、たくさんの感想がある

 本音を言えば、私には少し難しいドラマだった

 でもそれだけ中身のあるドラマだったと言うことでもある

 最終話にはほとんどセリフもBGMもなかった

 ドラマで「セリフ」も「BGM」もないというのは中々珍しいと思う

 会話は筆談か手話

 この2つであれだけの感動を伝えることができるのはすごいと思った

 手話また勉強しよう、今よりたくさんの人と想いを伝い合えるように

 最後の「おすそわけ」のシーンにもなにか伝えたいものがあったのだと思う

 奈々さんが湊君にカスミソウを「おすそわけ」するとき

 筆談を使わなかった

 2人に「伝えたい」という想いがあったから

 想いを伝い合うことができたのだと思う

 またまた最後、想君と紬ちゃんは何を話したのだろう

 「大好き」か「紬」「想君」

 このどちらかだと思う

 まぁこれを予想するのもこのドラマの魅力の1つだろう

 このドラマみんないい人過ぎた

 なにしろ湊君が優しすぎる

 今季のドラマ「君の花になる」といい「silent」といい、いい人しかいない

 悪者がいなくて終わるというのがまたいい

 後、主題歌「subtitle」これとの相性が本当に良かった

 「言葉はまるで雪の結晶君にプレゼントしたくても時間がたってしまえば大抵記憶からこぼれ落ちて溶けていって消えてしまう」

 もうsilentドンピシャの歌詞

 でも私は今この歌詞を見て

 手紙にすれば言葉をプレゼントをすることができる
 
 時間がたってしまっても、記憶からこぼれ落ちても、また読み直せば溶けることはない

 そんなことを思った 

 「でも僕が選ぶ言葉が、そこの託された想いが、君の胸を震わすもの探し続けたい愛してるよりも愛が届くまで」

 これがこのドラマの最終的な結論だと思う

 8話では紬の母が「伝えきれないから、物に託す」そういった

 人の想いは「言葉」や「物」に託しているのだと思う

 そして伝えていく

 なんか話す順番がバラバラだが私はこのドラマを見てこんなことを思った

 哲学的なドラマだったな

 本もちゃっかり買ったので、また感想書きます

 世の中では演技が下手なんて声もあったけど、私はそんなことないと感じた

 それも伝えておこうと思う

 3ヶ月お疲れさまでした 

  

 

 

 


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