真珠10:真珠にまつわる逸話(古代)
おはようございます。
今日は穏やかな陽射しの中で既に30度に迫りつつあって今日も暑くなりそうだ。
真珠のクオリティや価値を見てきたが、そもそも真珠に価値を置く様になった歴史を今日からは見ていきたい。
神話に登場する真珠
真珠が人々の心を虜にしたのは、真珠がもつ宗教的、神秘的な面も考慮すべきだろう。ローマ時代、プリニウスはその著『博物誌』のなかで、海底の貝が海面に浮かび上がり、天から降る霧を吸い込み、その露を育てたものが真珠で、曇った日は真珠の色を悪くし、雷光はその成長を止め、雷鳴はそれを破壊してしまうと紹介し、真珠を至上の財貨として位置づけている。
こうした天界と真珠の結び付きは古代インド神話でも語られている。そこでは、真珠は満月の夜に天から落ちる露が目に入って珠になったものとされたり、ゾウ、イノシシ、カエル、ホラガイ、カキ、魚、竹などから生まれたと語られている。その中でもカキから出てくる真珠がもっとも多く、貝殻を開いているとき、その中に落ちた雨滴であると説かれたりしている。また、インドでは古くから、真珠を生命、栄光、力、長寿、理知、幸運のシンボルとして尊んだ。一方、婚礼の装飾具としても用いられ、クリシュナ神が結婚の贈り物とするため、自ら海に潜って真珠を採取したという伝承も残っている。さらに護符としての役目をもつが、これはヨーロッパや日本での捉えられ方と似ている。
*上記の情報は以下のリンクからまとめています。
https://kotobank.jp/word/%E7%9C%9F%E7%8F%A0-81887#goog_rewarded
https://www.gia.edu/JP/pearl-quality-factor
僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。
皆様も、良い週末を。