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琥珀5:琥珀の産地

おはようございます。
今日も朝から照り輝く太陽と蝉たちの大合唱で、一日が始まる。
ただ夕方には夕立もあるみたいだ。

さて、今日は琥珀の産地に関して、見ていこう。

産地

産地だけなら世界中にある。質と量が充実しているのはバルト海沿岸地域とドミニカ共和国。日本では岩手県久慈市で、質は良く、量は世界スケールで見れば少ない。

バルト海沿岸のプロイセンに相当する地域である、ポーランドのポモージェ県グダニスク沿岸とロシア連邦のカリーニングラード州が世界一の産地となっている。このポーランド・グダニスク沿岸とカリーニングラード州だけで世界の琥珀の85%を産出し、その他でも、リトアニア共和国、ラトビア共和国など大半がバルト海の南岸・東岸地域である。

琥珀の道

産地であるバルト海沿岸を中心に、琥珀の交易路が整備された。この交易路は琥珀の道(琥珀街道、シルクロードならぬアンバーロード)という名称が付けられた。
琥珀街道は、水上交通と古代の交通路として、数世紀の間ヨーロッパ=アジア間の往復路、北ヨーロッパから地中海までの南北に伸びる往復路だった。ローマ帝国時代、主要路はポーランドのバルト海沿岸から南下してカリシア(現在のカリシュ市)を経由し、シレジア地方の峠「モラヴィア門(英語版)」を越え、ボイイ族の土地(こんにちのボヘミア)とモラヴィアの境を通ってアドリア海の先端へ到達する、南よりの道であった。さらに遡れば、古代エジプトのファラオであるツタンカーメンの墓には、その副葬品の中にバルト海産の琥珀があったとされている。

ポーランド

ポーランドは琥珀の生産において圧倒的な世界一を誇り、世界の琥珀産業の80%がグダニスク市にあり、世界の純正琥珀製品のほとんどがこのグダニスク地方で製造される。
毎年、グダニスクでは国際宝飾展 AMBERMART が催される。また、琥珀博物館も建てられている。

琥珀の採集と言えば、地面に埋まっているものをイメージするが、バルト海周辺では少し状況が異なる。数千万年前に地上の樹木から生成された樹液が地形を変えてバルト海へと沈み、長い年月を掛けて琥珀となり波に乗って海岸に打ち上げられているのだ。嵐などで荒れた天候の翌朝には海岸にたくさんの天然琥珀が打ち上げられているそうです。

中央アメリカ

ドミニカ共和国、メキシコ合衆国。ドミニカ産琥珀(英語版)には、歴史が新しめの熱帯林由来であるため虫や小型爬虫類などが入っている場合が多く、赤や黄色を帯びているものもあるが、有機物質のペリレン由来の青色も存在する。

カリブ海に浮かぶ西インド諸島の中に、グレート・アンチル諸島という島々があり、この中の1つにエスパニョーラ島という、世界の島の中で23番目に大きい島がある。この島の約2/3がドミニカ共和国です。ドミニカ共和国はヨーロッパのバルティック琥珀とならび世界でも有数の琥珀産地だが、ドミニカの琥珀を最初に世界に広めたのは、かのクリストファー・コロンブスなのだ。コロンブスは大航海時代の探検家で、はじめてアメリカ大陸を発見した人物として有名だが、このエスパニョーラ島に降り立ったのは、今から500年以上前の1492年です。それから月日は流れ、ドミニカ産の琥珀が世界的に注目を浴びるようになるには、1960年頃まで待つこととなる。

アジア

琥珀は琥珀2:琥珀の名前でも述べたが、日本の岩手県久慈市周辺でも採取される。また、他には福島県いわき市や千葉県銚子市などで産出される。
他のアジアを見渡すと、中国各地やミャンマーなどで採られており、インドネシアでは青色の琥珀も見つかっている。


*上記の情報は以下のリンクからまとめています。


僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。


皆様も、良い一日を。

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