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琥珀2:琥珀の名前

おはようございます。
今日は朝から照り出す朝日が梅雨明けを宣言するかのような暑さを感じさせる。いよいよ夏本番に足を突っ込み始めた予感。

さて、昨日から始めた琥珀に関して、今日はまず名前から掘り下げていきたい。

琥珀(英語名: amber、アンバー)は、天然樹脂の化石であり、宝石である。半化石の琥珀はコーパル(英: Copal)、加熱圧縮成形した再生コハクはアンブロイド(英: ambroid)という。
西洋でも東洋でも宝飾品として珍重されてきた。硬度は天然樹脂よりは硬く、色は飴色、黄色を帯びた茶色ないし黄金色に近い。砂糖を溶かしていったまさに飴色、もしくはキャラメル色というのが相応しい色合いだ。

「琥」の文字は、中国において虎が死後に石になったものだと信じられていたことに由来するという。日本の産地である岩手県久慈市の方言では「くんのこ(薫陸香)」と呼ばれる。
一方、英名 amber はアラビア語: عنبر‎ (ʿanbar、龍涎香:熟成するにつれて甘い土の香りになるマッコウクジラの腸内に発生する結石であり、香料の一種)に由来する。
どちらでも薫るものに準えられているところを見ると、多少なりとも香りがしていたものと思われる。

古代ギリシアではエーレクトロン(古希: ἤλεκτρον)と呼ばれ、英語で電気を意味する electricity は琥珀を擦ると静電気を生じることに由来している。

また、琥珀を指すドイツ語はベルンシュタイン(ドイツ語: Bernstein)といい、「燃える石」を意味する。これは文字通り可燃性である石であることから名づけられた。宝石に分類されるような石を燃やす発想がさすが実利を好むドイツといったところか。

素材として見ていくとなにやらちょっと複雑なので、別途明日まとめて見ていきたい。


*上記の情報は以下のリンクからまとめています。


僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。


皆様も、良い一日を。

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