えらぶ ゆかり(@yukari_erb)

Fullstack engineer / 元はネットワークやってたりコーポレートエンジ…

えらぶ ゆかり(@yukari_erb)

Fullstack engineer / 元はネットワークやってたりコーポレートエンジニアリングやってたり。ポメラDM250はオタ活の友。

マガジン

  • ITエンジニア、テクノロジーと距離を置く。

    ばりばりのテクノロジー最先端を走ることを求められがちなITエンジニアが、あえてテクノロジーを距離を置いて考えたことをまとめてみます。

  • yukari_erbのIT業界語りマガジン

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エンジニア職で就活する女子学生時代の自分に教えておきたかったこと5選+α

こちらは TECHPLAY女子部 Advent Calendar 2019 の12/14分の記事になります。 こんにちは、そろそろ学生時代が終わって丸6年目が経過しそうなエンジニアのyukariです。 去年末を持って転職したこともあり、今になって学生時代の就活を振り返ると「あれはこうしとけばよかったなー」と総括できるようになってきました。 今回はそんな自分のしくじり話を主にエンジニアを目指して就活している後輩女子学生向けにお伝えして、他山の石にしてもらえればと思っておりま

    • 思考の熟考レベルに応じてアウトプット先を選ぶ

      ポメラを使って非公開の内省メモをほぼ毎日書くようになって、改めて【思考の熟考度合いによってアウトプット先(公開先)を分けるべきではないか】と考えるようになっています。  人によっては何を今更で当たり前のことを言ってるんだってと感じる話なんですが。  ですが過去10数年くらいのネットを中心とした社会的文化は「小さなことでもいいから何でも公開の場でアウトプットすべきだ」との「一億総情報発信時代」ともいうべき状態だったので、そのアンチテーゼな意見を再度言語化してみたいと思います。

      • IT業界でも【課題の枯渇】が始まったのではないか

         こういった指摘を初めて知ったのは、山口周氏の「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」を読んだときでした。  平成と共に生まれ、物心ついたときには不景気で、しかし本当に衣食住のモノ不足に困ったことなど災害を除いてはない私にとって、この指摘は目から鱗な内容。  しかし同時に、親や祖父母時代の苦労話と自分の小さい頃の暮らしぶりを比べてみると、なるほどなと腹落ちした。  私にとっては、むしろ「解決すべき課題が分かりやすくそこら中に転がっていたから、それを解決さえできさ

        • テクノロジーによる便利の罠

           テクノロジーによる便利さが却って害を引き起こす。それに気付いたのはアマゾンプライムを辞めたときでした。  入ったいた理由は、以前はアマゾンプライムの年会費にプラス数百円程度でアマゾンのゴールドクレジットカードが手に入ったから。  ポイントがたくさんつく。少額の買い物でもお急ぎ便ですぐに到着する。  このカードが長らく私のメインクレカでした。  辞めるきっかけになったのは、そんなプライム会費にちょっとプラスαするだけでゴールカード相当のサービスが受けられる、大盤振る舞い

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        エンジニア職で就活する女子学生時代の自分に教えておきたかったこと5選+α

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          ITエンジニア、テクノロジーと距離を置く

          お久しぶりです、yukari_erbです。前回にポメラ語りのnoteを投稿してから随分と間が空いてしまいました。  今回「ITエンジニア、テクノロジーと距離を置く」と題したマガジンのカテゴリを作成してます。  マガジンを作った理由、投稿に間が空いた理由は――まさにここ最近のnoteにその予兆はあったわけですが――最近のネット、ひいてはテクノロジーのあり方に思うところがあり、タイトルそのまんまのことを考える時間が増えたから。  もともと自分は子供のころからテクノロジーやネ

          ITエンジニア、テクノロジーと距離を置く

          ポメラが「自分の頭で考える時間」を増やしてくれた話

          Amazonでたまたま見つけた 「箱の外装破損につき返品されたアウトレット品(未使用)でちょっと相場より安かったポメラDM250」 を購入して三ヶ月、がっつり使用して二ヶ月が経ちました。 使用期間に一ヶ月謎のラグがあるのは、まずはポメラの利便性を向上させるために魔改造を施していたからです、はい。 ・・・機能的には全く問題ないのに些細な箱の破損で返品されたり、やっと別の持ち主に買われたと思ったらこんな魔改造を施されたりと、よく考えるとやたら災難な人生(ポメ生?)を送っている

          ポメラが「自分の頭で考える時間」を増やしてくれた話

          冷蔵庫故障に学ぶITシステム改修投資の難しさ

          ITエンジニアとして仕事をしていると、よく聞く話が なんて嘆き。 結果、専門知識がある人から見れば、いつ止まるかもしれないボロボロのITシステムを使い続けてる恐ろしい光景、世間ではよく見かけます。 ところが、そういう経営層って必ずしも全員が改修投資を渋るケチなだけの人…というわけでもなかったり。 案外分かりやすく目に見えてボロボロになった機械の改修投資へは、ちゃんと投資判断を出してくれる人も多い。 ソフトウェアの持つ影響力の大きさゆえに“software is eat

          冷蔵庫故障に学ぶITシステム改修投資の難しさ

          私がICLを躊躇する、おかしな理由−−−あえて見えない世界に身を置く

          裸眼が0.01の最弱レベル、メガネが手放せない人生をかれこれ20年以上。 そんな人間でも視力を回復させる技術として、最近は眼内コンタクトレンズ(ICL)を受けた人が周囲でも増えてきました。 信頼できる人達から口コミでメリット/デメリットを聞いたことで、自分も受けた方がメリットが大きいんだろうなとは、頭では理解しています。 が、正直言って迷いに迷ってる。 何を迷ってるのかというと、よくあるデメリットであるハロー・グレアの問題だとか、施術後のケアだとか心配という問題ではな

          私がICLを躊躇する、おかしな理由−−−あえて見えない世界に身を置く

          コナン映画宣伝炎上の裏にあった、業界全体のコンテンツ消費の変化

          副題:コアなファンに向けた作品作り復権の可能性はあるか。 今年のコナン映画では、前売り券を買って理想の花嫁に投票しよう!という公式の企画が炎上し中止・謝罪に追い込まれました。 ジェンダー観点で外野からあれこれ議論が巻き起こりましたが、古参ファンの一意見としては ブロガー・徳力氏のこの総括が極めて的確な指摘だと思っています。 今回の映画において、いかに今回のマーケティングが炎上以前の段階で 「人気の新規キャラ&ファンへの宣伝を重視するあまり、既存キャラ&ファンを蔑ろにして

          コナン映画宣伝炎上の裏にあった、業界全体のコンテンツ消費の変化

          ハロ嫁、発表から公開まで不安と安堵の一年を一介の高佐推しが本音で叫ぶだけのnote。 【劇場版名探偵コナン 極力ネタバレ抜き感想】

          名探偵コナンでの推しは20年以上高木刑事・佐藤刑事(通称:高佐)でした。 2003年に放送されたTVアニメ2時間スペシャルで、高佐メインの作品 【揺れる警視庁 1200万人の人質】 は、ビデオテープが擦り切れるほど見返した我がオタク人生のバイブル。 (レコーダー録画どころかビデオテープです、ビデオテープ。時代よ・・・) さて、そんな2003年放映のエピソードを下敷きにしつつ、この刑事二人にスポットライトが当たった2022年のコナン劇場版【ハロウィンの花嫁】 ついに見に行

          ハロ嫁、発表から公開まで不安と安堵の一年を一介の高佐推しが本音で叫ぶだけのnote。 【劇場版名探偵コナン 極力ネタバレ抜き感想】

          エンジニアには【アンラーニング】ではなく【ラーニングアニマル】精神がいる

          テクノロジーの世界では日々新しい技術、用語が登場します。 エンジニアを仕事にするなら、そのキャッチアップを欠かせないのは確かです。 一方で、こんな極端な言説も結構な頻度で見聞きします。 ・・・私はエンジニアとしての勉強をし始めてかれこれ十数年経ちますが、この主張に対しては「本当にそうか?」疑問に感じるようになりました。 エンジニアの仕事をするために古い知識を忘れることが必要だとは思えません。 むしろ新しい技術を使いこなすためには、新しい技術そのものを学ぶだけではなく

          エンジニアには【アンラーニング】ではなく【ラーニングアニマル】精神がいる

          プログラミング以上に大事なのに教えてもらえない【ソフトウェアエンジニアリング】

          義務教育でのプログラミング開始やプログラミングスクールの勃興など、昨今は老若男女問わずプログラミングを学ぶ機運で盛り上がっています。 私は世間の風潮より少し早めにそういった分野を学んだITエンジニアのはしくれですが、昨今の学び直し教材の内容をみて危機感を抱く点があります。 それは という点です。 プログラミングとソフトウェアエンジニアリングの違いコンピュータ絡みの仕事をしている人ですら、いざ 「プログラミングとソフトウェアエンジニアリングの違いを説明せよ」 と言われる

          プログラミング以上に大事なのに教えてもらえない【ソフトウェアエンジニアリング】

          前回の英語ツールお勧め記事ですが、会社ブログコンテンツとして採用されることになったので一旦非公開にします。先んじて閲覧&スキ下さった皆様、ありがとうございました🙇🏻‍♀ 1,2週間したら改めてネットのエンジニアブログの海に放流されてると思います〜

          前回の英語ツールお勧め記事ですが、会社ブログコンテンツとして採用されることになったので一旦非公開にします。先んじて閲覧&スキ下さった皆様、ありがとうございました🙇🏻‍♀ 1,2週間したら改めてネットのエンジニアブログの海に放流されてると思います〜

          悪い円安による海外SaaSの高価感

          最近「悪い円安論」をニュースでよく見かけます。 日本の実質的な円安が進んでいる。 なので、輸入品に頼るもの(原油などのエネルギー、食料品、iPhone etc.)の負担感が増している・・・そういう危機感です。 この指摘、企業で利用する海外のSaaS(ITのクラウドサービス)も如実に当てはまるのではないか。 以前は企業で社員利用ソフトウェアを管理していた立場として、こう感じてしまうニュースです。 値上げ相次ぐ海外SaaS例えば、ドキュメントやメールなど社内従業員コラボレ

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          スマホで撮った星空の写真に、技術革新と淘汰の恐ろしさを見た

          スマホでオリオン座を撮る11月のはじめ、夜空を見上げると一足先に冬の星空・オリオン座が見えたので、買ったばかりのPixel 6 Proのカメラを向けてみた。 撮影後の画面を確認してみると、特徴的な星空がきっちり写っていることが確認できた―――しかも、夜景モードでなく通常モードで。 もちろん夜景モードであれば、もっと煌びやかな星空を撮ることができた。 スマホで星空が撮れることの意味は、カメラの仕組みや歴史を知らないとピンとこないかも知れない。 星空を撮るのは難しい基本的

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          テクノロジーが生む言語格差:日本語の優位性はこの先も続くか?

          近頃業務で英語を使うために、いろんな支援ツールを活用しているのですが。 とにかく英語に対するテクノロジーの支援レベルが凄まじいのです。 これだけの差があれば使用する言語によって人間の生産性が恐ろしいほど変わってしまうのではないか。 そして、日本語はテクノロジー支援を受けられず淘汰される側に回りかねないのではないか。 今回はそんな未来を想像してしまった話です。 英語の手厚いテクノロジー支援直近で使っているテクノロジーはだいたい下記のようなものなのですが。 ちょっとし

          テクノロジーが生む言語格差:日本語の優位性はこの先も続くか?