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私がICLを躊躇する、おかしな理由−−−あえて見えない世界に身を置く

裸眼が0.01の最弱レベル、メガネが手放せない人生をかれこれ20年以上。

そんな人間でも視力を回復させる技術として、最近は眼内コンタクトレンズ(ICL)を受けた人が周囲でも増えてきました。


信頼できる人達から口コミでメリット/デメリットを聞いたことで、自分も受けた方がメリットが大きいんだろうなとは、頭では理解しています。

が、正直言って迷いに迷ってる。


何を迷ってるのかというと、よくあるデメリットであるハロー・グレアの問題だとか、施術後のケアだとか心配という問題ではなく。

私の場合、メガネかつ裸眼だとほぼ何も見えないことを逆手にとり、
リラックスしたいときは、メガネを取ってぼんやりとした風景を見る
ってことをやってたんですね。


ITエンジニアという仕事柄、常に何か文字を読んでは頭を働かせる時間の連続。
だから、メガネを取ることで近くの文字すらロクに読めない世界は
一見不便なようでいて、実は自分にとって休息を取るのに最適な世界だったのです。

あえてコンタクトではなくメガネをメインにしてるのも、日中につけ外しして視界を切り替えることが難しいから。


メガネを通じて明瞭な視界と曖昧な視界を行き来していた人間にとって、
ICLによって常に明瞭な視界を手に入れて便利になることが、果たして絶対的に正しいといえる選択肢なのかどうか。

便利であることが必ずしも本当に良いと断言できるわけではない、と改めて考えさせられています。

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