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魂のこよみ

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Anthroposophischer Seelenkalenderは,ドイツの神秘思想家ルドルフ・シュタイナー(Steiner, Rudolf)が1912年に発表した詩篇形式のカ…
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2022年6月の記事一覧

【R. シュタイナー『魂のこよみ』】7月第1週

【R. シュタイナー『魂のこよみ』】7月第1週

恍惚の高みで 
耳の奥に 鈍く響く音がする

何かが私に知らせている
 
温かい熱気に 
無限大まで広がった私は

鳥の羽のように
自由に舞い上がった私は

きっと目覚めなくてはならない

その広がりと自由さが
どこかに 深く裏打ちされた
必然の現れであることに

※Rudolf Steiner,
Anthroposophischer Seelenkalender:52 Wochensprüche

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【R. シュタイナー『魂のこよみ』】6月第4週/夏至

【R. シュタイナー『魂のこよみ』】6月第4週/夏至

私の中の太陽よ

闇の支配する夜も
分厚い雲の奥で
白く燃え続けた 熱い光よ

この世界の 眩い輝きは
紛れもなく 
お前そのもの

雲はいつしか消え去り
あんなに憧れた 高い空で
私は世界の懐に
安心して全身を委ねる

もう大丈夫 怖いものはない
ただ ひたすら 
光の中で

※Rudolf Steiner,
Anthroposophischer Seelenkalender:52 Wochen

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【R. シュタイナー『魂のこよみ』】6月第3週

【R. シュタイナー『魂のこよみ』】6月第3週

「世界は美しい」

太陽の白い光に 照らされて
事物は それぞれの輝度を増す

番を待ち兼ね こぼれだす花びら
領分を越え 縦横に繁茂する草木

光に貫かれた生命の渦巻きに
思わず引き込まれ

その美しさに心動く時

私は 消えてなくなる

光は私をも貫いて
世界と私は 等しく輝くから ああ

「私も美しい」

※Rudolf Steiner,
Anthroposophischer Seelenk

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【R. シュタイナー『魂のこよみ』】6月第2週

【R. シュタイナー『魂のこよみ』】6月第2週

思いきり
上に手を伸ばした
昇りゆく太陽に おいていかれないように

気づけば
むっとする土の匂いは はるか下にあって
私は 強い光の中にいる

光が私を抱いているのか
私が光を放っているのか

ともあれ もう意味をなさない
これが私だと思っていたものは

あまりに小さく あまりに大きく

鼓膜がかすかに膨らんで 震える
無限の彼方へ 

※Rudolf Steiner,
Anthroposoph

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