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泣く

泣いた。
泣けた。

観劇の休憩時間。
スマホの機内モードを戻して、来場者記録の入力サイトにアクセスし、その後メールチェックをしたら、noteからのお知らせメール。

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何事かと慌ててnoteを開く。
そこには公開ラブレター。


取柄もずば抜けた才能もないし、情熱を持ったやりたいこと!ってのもなくて、ずっとそういうひとたちがキラキラして見えて、もんもんとしてきた。
ようやく、ようやく、48年と7か月くらいのここ最近、
「ああ、わたしの人生、全部お試しなんだ。ただ試したいだけで生まれてきたんだ」
と思えたら、今までのぐずぐずも意味不明な突拍子もない好奇心も、全部腑に落ちてスッキリできて、安定してきたまさに、矢先。

二幕が開くまでそれほど時間はなく、走り読み、こみあげてきた。

わたし、生きててもよかったんだ。

そう思えたことの嬉しさと、ストレートに伝えてもらえたことの嬉しさ。

ぼんやりと、わたしが経験したこと・思ったことを発信することで、それを”経験しない”と選択した誰かに、「へぇ、そうなんだ」くらい思ってもらえたらいいなと思っていた。

一つの身体で経験できることはたかが知れている。
無意識・意図的にでも結果として「選択」して積み重ねている人生。

わたしは、ホモサピエンスの雌をいうものを経験してみたかった。女という性別の個体が経験する、身体の変化、初潮、早く経験してみたくてたまらなかった。
新学期に配られる教科書。
この先何を学ぶのか、どんな物語があるのか、早く知りたくてしかたなくて、物語が多い国語や道徳の教科書はあっという間に読み倒した。
父親が出張の新幹線車中で読むために買って持ち帰ってきた、週刊誌のグラビアや官能小説も、面白くてしかたなかった。
「初恋」とやらにも猛烈に憧れた。
「交換日記」なんて興奮した。
「初めての」がつくものは、誰よりも早く試したいと思っていた。
高校受験、海外ホームステイ、初体験、大学受験、ひとり暮らし、一人旅、就活、就職、海外旅行、結婚、昇進、転職、不倫、離婚。

試したかっただけ。

わたしが選んだことを、「選ばなかった」ひとに、「ふーん」でいいから、
「そういう選択もあったんだな」「それを選んだらそうなるんだね」と思ってもらえたら、派手に他人様のお役に立てずとも、わたしの人生は意味を持つ、そんなふうに思った。
大層なインフルエンサーでもないけど、誰かしらの背中を押すきっかけになれたなら、十分だと、思った。

そんなことを実は、何度か、うっすらだったり、くっきりだったり、思ったり忘れたりしていたのだけど、ほぼ忘れていたここのところへ、公開ラブレターが届いた。

生きていていいんだ、と思った。

ストレートにお伝えいただいて、それもまた嬉しくて、泣いた。

都さんの投稿の空気感が変わったのは、感じていた。
なんとなく、わたしの投稿を意識してくださっているのかな?と思うこともあった。
自意識過剰なので、そうだったら嬉しいなぁでとどめるようにしていた。
都さんの投稿が、以前よりもさらに読み応えを増していく。
内容もわたしのツボを突く内容であるだけでなく、都さんの視点や、細部の描写、すごいなあと尊敬を感じるようになった。

わたしの印象で、都さんは勢いを増していって、「みさっちゃん」の記事はその最たるもので、その作品のクオリティはもちろんのこと、「スキ」の数もすごいし、note運営からも取り上げられていて、
「うわぁーーーーーすごいーーーーーひぇーーーーー」
嫉妬もした。


都さんはコメントしてくださった。
恐らくは、同年代または少しだけわたしより年下かなと想像し、コメントのやりとりで勝手に親近感を抱いている。

テキストだけのやりとりなのに。
テキストだけのやりとりだから。

思いがけないサプライズプレゼントだった、奇しくもハロウィンの日。

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お菓子欲しさにいたずらを仕掛ける年齢ではないし、
承認欲求の塊なのは自負するけど、あからさまに何か欲しさのnoteでもない。

でも。

わーい、わーい!!お菓子もらっちゃったー!!!

noteをやってよかったなあと思った。

行きつけの飲み屋でほろ酔いになりながら、何度も都さんの投稿を読んで、涙ぐむ。(変態)

店を出ると、ピカピカの満月。
満たされている、と思ったらまた、泣けてきた。

さん、ありがとうございます!

わたしもこのプレゼントを貰いっ放しで終わらせず、心をつかまれたり心を動かされたりしたら、ちゃんとそれをストレートに伝えていこうと思う。
言葉って武器にもなるくらいチカラを持つ。
そのチカラは、ハッピーな方に発揮しよう。
循環させよう。

Facebookで友人が「音叉の法則」と教えてくれた。

幸せの周波数をあげていこう。

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写真はプレゼントを受け取る前、明治神宮が鎮座100年とのことで、関東エリアで人生を過ごして30年近いのにようやくご挨拶、の一コマ。

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