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ドッグトレーナーがしつけ以外に取り組んでいること


こんにちは。
家庭犬専門ドッグトレーナーのYUKAです。

先日犬のしつけは 叱る or 褒める の2択ではない。という記事を投稿しました。そちらでは、行動のきっかけをなくすことで、問題を予防するということについてお話をしています。

今日も環境についてのお話を続けたいと思います。

わたしは普段ご家庭に訪問しておこなう
出張カウンセリング&レッスンに力をいれています。

犬たちが日常を過ごしている環境には
問題解決に繋がるたくさんのヒントが隠されているからです。


先日も記載しましたが
"犬"に問題があると決めつけるのではなく、
"環境"に問題があるのではないか?
と考えることが大事なのです。

たとえば、
わたしは観葉植物を育てるのが好きなのですが
植物の調子が悪いとき、
水の量や頻度、光の加減、温度、湿度、風通し、土の種類、鉢の大きさなど
その植物が置かれている環境を様々な視点から見直します。

それと、同じように愛犬の行動に変化がみられたとき
直近の環境やできごとを振り返るのです。

お散歩の質や時間、生活リズム、愛犬と一緒に暮らす家族の様子、食欲、気温差、気圧、天候など色々です。

来客が多かった、病院へ行った、お散歩が少なかった、苦手な犬に会うことが多かった、近くで工事があり音がうるかった、近所に新入りの犬が引っ越してきた、愛犬の前で夫婦喧嘩をした、子どもが体調不良で普段より家にいる時間が長かった、ドッグランへ行ったなど
日常のあらゆる出来事が、行動に影響している可能性があるからです。

そういった日々の観察が大切だということお伝えし
お客様にもしっかり愛犬を観察してもらう習慣をつけていただきます。

そうすると、
どんな一日を過ごした日は
愛犬が落ち着いて過ごせているのか
どんな出来事が重なると
愛犬の吠えやストレス行動が増えるのかなど
色々なことが予測できるようになってきます。

そうすると、工夫したり、対策を練ることができますよね。

たとえば、大きなストレスとなり得ることが
週に何度も起きないようスケジュールを調整したり
愛犬の苦手を克服するトレーニングに取り組むこともできます。

犬は機械ではなく、生き物です。
犬によって苦手とすること、ストレスと感じることは異なります。
同じ出来事でも
それが犬にどのような影響をもたらすかは、犬によって違うのです。

わたしの愛犬は基本的に
来客に対して震えたり、威嚇したりという行動は見せませんが
来客中とその翌日は、外に向かって吠える頻度がわかりやすく増えます。

なので、来客数が多い日は、母の家に預けてゆっくり過ごしてもらったり
夫にお散歩へ連れ出してもらったり、朝夕のストレス解消となる散歩時間をしっかり確保したり、翌日はしっかり休めるよう調整したり、連日来客が重ならないよう気を付けています。

また、来客中のストレスケアとして、
普段より多めにトリーツを与えたりすることもあるので
朝夕の食事の量を調節したりもします。

愛犬の吠えが増えるとわかっていて、
その状況を作り出しているのは私なので
愛犬が吠えることに対して、悪い犬だ!という認識には
もちろんなりませんし、叱ったりもしません。
叱るということは、愛犬に更にストレスを与えるということです。
その瞬間は黙ったとしても
長期的にみて、吠える頻度が増えると予想できます。
なので、淡々と対策と調整をする。

愛犬を観察して、一緒に生きていく。

これをトレーニングと呼ぶのか?は
わかりませんが

愛犬の抱える問題や
ストレスからくる問題行動を解決したいと思うのなら、
毎日観察して、見直して、環境を整えて、観察して、見直して…というルーティンは必要不可欠だと思います。


本日はドッグトレーナーがしつけ以外に取り組んでいること📝
それは、《犬をとり囲む環境の見直し》ですよ。というお話でした。

わたしももっと文章が上達して、うまく言語化してお伝えできるように頑張ります..!

今後は環境やストレスケアなどについて、さらに掘り下げていきたいと思います。

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました☺



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