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アラフィフ主婦がK-POPダンス初体験。BTSの「RUN BTS」ダンスを習いに行ってみた

BTSに沼落ちしてから、彼らの激しくも美しいシンクロダンスに魅了されてしまった。

特にジミンの美しいダンスは、ダンスが大好きでフラメンコを習っているわたしにはまぶしすぎて、そのディテールまで美しい姿にずっぽり沼落ち。

元ダンサーの方の解説動画とか見て、どこがそんなに美しいのか、めっちゃ見て研究している。

BTSのダンスは特に速さと難易度が高いとのことで、スロー再生でじっくり解説してくれると、爆速で進む振り付けにも細かい部分にまで気を配ってるジミンを再確認できて、さらに沼落ちする日々。

そうこうしていると、少しでもいいから彼らの踊っている振り付けを踊ってみたいと思うようになっていた。

けれどわたしはパートにライティング副業に、さらに週1のフラメンコにマシンピラティス、ベースには主婦と育児というタスクも抱えており、これに加えてK-POPダンスを加えるのは物理的にムリゲーな話で。

K-POPダンスは習ってみたいと思っていたけど、かなり肉体的にもハードで体力勝負な面が強いので、これから老いゆくわたしが習ってどうなのか?と考えると少し躊躇する。

全身運動だし、ストレッチや柔軟など、運動量としては良いが、趣味として取り入れるなら、若い子がやるほうがいいのかな、と思っていた。

わたしが今習っているフラメンコは、「これ」というコレオグラフ(振り付け)がなく、即興性が高い芸術なので、足が動かなければ動かないなりの踊りを自分で作ることができる。末永く続ける趣味としてはやっぱり奥深いフラメンコを続けていきたいけれど、でもやっぱりK-Popも気になる、気になりすぎる、という日々。

そんな悶々とした日々を解決すべく、単発でサビだけダンスレッスンしてくれる教室はないかなぁとずっと探していたら、

見つけた!

以前からいろいろ探していたのに見つからなかったけど、ふと見つけた横浜元町のダンススクール。

会員にならなくても、ゲストで1回単発で、K-Popのいろんな曲のサビだけ振り付けを教えてくれるクラスがあった。

これだよ、これ。わたしが求めていたやつ。

毎週通うとなると、ハードルが高すぎるが、1回だけなら都合の合う日に行けばよいので多少遠くても頑張れる。

練習を重ねて、彼らの踊りを全部踊れたら、そりゃあ楽しいと思うけれど、全部完璧に踊りたいというよりは、彼らの踊りを踊って、楽しさを共有したいという感じだし、難易度が高いのは見ていてわかるので、サビだけでも充分大変だろうから、サビだけレッスンはちょうどよい、と思った。

早速日程をにらめっこして、曲目もにらめっこして、「RUN BTS」のサビを教えてくれる単発クラスに申し込み。

フラメンコを習っていても、ヒップホップやK-POPの基礎はさっぱりわからないけど、単発クラスだし、たぶん初心者でも大丈夫だろうといきなり参加。

いざ申し込んでから、わたしみたいなオバチャンの年齢層は来るのだろうか?と不安になったけれど、そういえば最初にグーグルで検索したときに「アラフィフ k-pop ダンススクール」で検索して引っかかったし、なんとなく初心者オッケーでBTSを習いに来るのは主婦層が多い気がしたので、ソロ活で突撃。

久しぶりに訪れた横浜元町は、チャーミングセールの時期で人でにぎわっていた。

スタジオは横浜元町とあったのだが、東横線の「元町・中華街」の駅から行ったら、実際にはJRの石川町駅からの方が断然近かった。ポーラが入っているビルの地下で、比較的新しい設備と思われる、きれいなエントランス。

明るく元気なスタッフさんが受付してくれて「おばさん初心者大丈夫ですかねぇ」と日和るわたしに「全然大丈夫です!!!楽しんでください!」と言ってくださりホッとする。意外とチキンです。

だんだん参加者が集まり、スタジオもオープン。入ると参加者は10人弱。2人だけ、中学生から高校生っぽい女の子がいたが、それ以外は主婦と思われるわたしくらいの世代、アラフォーからアラフィフ世代で安心した。

そして曲がBTSだけに、おそらくほとんどがARMY(BTSファン)と思われ、わたしの好きなジミンが入れているタトゥーをかたどったTシャツを着ている人や、他のメンバーの推しグッズを持っている人など「でしょうね」という人たちであふれていて、なんだか初めてながら居心地が良かった。

そんなこんなで時間になり、レッスン開始。

80分一本勝負で、あの難解な「RUN BTS」のサビを振りつける。ストレッチをしっかりやって、そこから早速振り付けスタート。

初心者オッケーと書いてあったし、自分自身、少しはダンスの素養はあると思っていたけれど、限られた時間内で振り付けを完成させるので、割とサクサク振り付けが進むので慌てる。

まずはここからスタート

そしてヒップホップ系のダンスは全身をぶんぶん使うし、ステップも激しいので体力の消耗がハンパない。

何度も繰り返し、ゆっくりやってくれるので、覚えやすいが、何度も繰り返すのでだんだん息が上がってくる。マスク苦しい。

持参したお茶をグビグビ飲みながら、なんとかこの時間内でサビの振り付けをマスターしようと躍起になる。

最初は周りの人とか気にしていたけれど、そんなことを言っている場合ではない。一回ポッキリのレッスンだから、集中して取り組まないと次回はない。

ということでめちゃくちゃ真剣にやって、すでにハーフタイムあたりで意気が上がってしまった。

このジミンの体幹がうなる振り付けも、できて嬉しかった。けれど自分でやると、本当にキレイにできないのね。一回やっただけで出来るとは思わないし、バンタンは振り付けを徹底的に練習しているので当然だけど、

こんなハードな踊りをコンサート中、ずっと踊り続けるなんてまじで尊敬。


いろんな人がチャレンジしている「RUN BTS」のサビも習って、なんか脳内ではそれっぽくなってる感じで、死ぬほど疲れているけど嬉しい。テンション上がる。頑張っちゃう。

ひととおり振り付けを終え、駆け抜けた80分。最後に今日の振り付けを通しで踊るのだが、希望者は自分用に動画を撮っても良いらしい。

もちろんわたしは記念に撮影。バンタンと同じ振り付けを私が踊った、記念すべき日だ。

最後はへとへとだけど力を振り絞って踊り切った。終わったときには足がガクガクして階段を登るのもやっと、というほど疲れた。

想像以上に疲れたので、もうしばらくやらなくてよいかな、と思ったのだが、あまりに疲れて歩けず、休憩で入ったカフェでさっき撮影した自分のダンス動画を観たら、脳内で思っているより全然カッコ悪くて「もっとやりたい」という気持ちがムクムク湧き上がってしまった。

あんなに疲れたのに、喉元を過ぎれば熱さを忘れるというが、忘れるのが早すぎるな、と苦笑。

しんどいことよりも、バンタンの踊りが踊れた喜びが上回ったのかな、と思う。

フラメンコとは使う筋肉が違うし、全身運動で体力づくりにもなるし、アミ友を誘って来月も単発クラスに行くことにした。

わたしがお世話になったのはK-Pop音屋さん。わたしは神奈川なので元町校にお世話になったが、都内にもいくつかスクールがある。BTSだけでなく、さまざまなK-POPの曲を振りつけているので、興味がある方はぜひ見てみていただければ。

ダンスが好きなわたしは、推しを見るだけじゃなく、一緒にやる、というのも、体力もついて、運動にもなって、一石二鳥な推し活かなぁと思っている今日この頃だ。

今日もお読みくださりありがとうございました!


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