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1300年の歴史を感じさせる関東の鎮守「箱根神社」。湖上に立つ「平和の鳥居」にノックアウトされた件


84歳の母の誕生日に、箱根に行ってきた。
運転が苦手なわたしだけど、せっかくなら車で行ってみることに。

もともと神奈川が地元ではないので、箱根は母子ともに初体験。

今回は母も一緒なので、できるだけ体力的な負担が少なさそうな場所を選んで連れて行ったのだが、神社巡りにハマっている私は、どうしても箱根神社に立ち寄りたくて、車で寄ってみた。

1.箱根神社のアクセスは上々

本当なら、九頭龍神社と箱根元宮もセットで周りたかったのだけど、あとの2社は参拝のハードルが高め。

九頭龍神社はモーターボートをチャーターして芦ノ湖の鳥居から歩いて参拝しなくてはいけないし、箱根元宮はロープウェーの山頂から徒歩10分。神社に興味ゼロな母を連れて行くのはちょっとキツいかなぁと思っていたので、せめて箱根神社だけでも、という感じ。

箱根神社は、そこまでハードな場所ではないので高齢者も多く来るだろうし、観光バスも来そうだしで、あまり歩かないだろう予想して行ってみたら、やはり本殿の近くに駐車場があり、少し階段を登れば本殿にたどり着いたので良かった。

車じゃなくても、バスや船で参道入り口に行けたりするので、比較的お参りしやすい場所だと思う。

母を連れていたのでアクセスのよい駐車場からダイレクトにお参りしたのだが、実は杉並木の参道があって、そっちを歩くともっと気持ちよさそうだった。

2.ご神気ムンムンな本殿で深呼吸


大きな神社って、杉やヒノキなどの針葉樹が高く茂っていて、濃い緑の香りがムンムンと立ち込めてて好き。この日は前日夜からどしゃ降りの雨が降り、ちょうど雨が上がった後だったので特に良い香りがした。

平日の午前、人もまばらで、人が少ない場所でマスクを取って思い切り深呼吸。うーん、いい香り。

神社参りは、雨上がりが最高だなと思う。

この前の鹿島、香取、息栖神宮のときも雨上がりの神社だったし、今回もそうだったので、なんだかラッキー。

鳥居を入ってすぐに、矢立のスギの木。写真に納まらないほど高い。参道はずっとスギの木が立ち並んで、ご神気がムンムンな感じ。気持ちよい。

ご祭神は、箱根大神(瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと))。この3柱を合わせて「箱根大権現」として祀られているそう。

手水舎には龍。

この日の朝までどしゃ降りだったのに、すっきり晴れて気持ちの良い本殿入り口。

年季が入って苔むした狛犬がいい感じ。


神社って、映えるよねぇ。見てて惚れ惚れするくらいカッコイイというか、素敵な風景。

若い頃にはこの魅力が分からなかったけど、アラフィフになってからは神社が大好きになった。寺とか神社って、年寄りが行く場所だと思ってたけど、この良さは歳を重ねてわかるものなのかもね。

ちなみにこの箱根神社、757年にこの場所に作られたそうなので、ゆうに1300年を超えて信仰されているってことで、本当に昔からたくさんの人がお参りしている場所ってことだ。

早くは坂上田村麻呂(奈良時代?)、最近(って400年前の江戸時代だけど)では徳川家康も崇敬していたそうな。

江戸が都になってからは、近いし、庶民も訪れるようになったようだ。もう、年季が違うよね。ピュアにすごい。

3.隣にある九頭龍神社は便利だけど、やっぱり本宮に行きたい

箱根神社のすぐ隣に、九頭龍神社の新社もできていて、参拝。やっぱりボートで参拝はハードル高いもんね。行きたかったけど。

そもそも箱根神社もロープウェー山頂の元宮が本来のお宮なんだけど、行くのが大変でこの箱根神社を作ったそう。昔はロープウェーなんかないし、そりゃそうだ。

九頭龍の新宮は、九頭龍神社のアクセスが悪いので、箱根神社の隣に作ってくれたのでとても助かるけど、やっぱり新しい建物で、ちょっと物足りない感じ。

祀られている神さまは同じなので、作ってくれたことはありがたいことだけどね。

次はやっぱり、モーターボートで九頭龍神社に横づけして参拝してみたいもんだ。

ちなみに箱根元宮も、ロープウェーに乗って、寒くなければ母にロープウェー駅で待っててもらって、ワンチャン、ダッシュでわたしだけ参拝できれば・・・なんて思っていたのだが、

ロープウェーで登ったら駒ケ岳山頂は雲の中。ビュウビュウ風が吹いていてクソ寒く、1m先も見えない状態だったのであきらめて退散。

晴れてたら、江の島も房総半島も見えちゃうらしい。見たかったなぁ。

何も見えない。とテンション低い母


4.芦ノ湖に立つ「平和の鳥居」にノックアウトされる


そして箱根神社、実は芦ノ湖の湖上に「平和の鳥居」というのがあって、これがまた映え映えスポット。

鹿島、香取、息栖の東国三社巡りをした際に、水辺に立つ鳥居がかっこよくて感動してしまい、水に刺さっている鳥居が大好物になってしまったわたし。


本当ならモーターボートで鳥居の近くに横づけして参拝したい気持ちだったが、それは今回は難しい。けれどぜひ間近でその鳥居を観たい。と考えて思いついたのが芦ノ湖の遊覧船。

遊覧船ならルート的にこの鳥居の近くを通る。大きな船で揺れないし、日陰もあるし、疲れたら船内で座れるから母もラク。

いかにも観光っぽいし、いいじゃん。ということで迷わず遊覧船へGO。朝のどりゃぶりが嘘みたいに晴れてて気持ちよかった。

母は鳥居なんて興味ないけど、わたしは早く鳥居の近くに行きたくて、船上をウロウロキョロキョロ。見えてきたときには感動。

駒ヶ岳のふもとにあるので、駒ケ岳を入れた全景も良し。けれど鳥居が近づいてくると、やはりその美しさに息をのむ。

きたきたーーー!

そしてど真ん中。写真の色加工なしでこの美しさ。緑に青に赤。ときめく。

通り過ぎたあとも、名残惜しくて写真を撮りまくるわたし。手前のモーターボートがちょっとうらやましい。


5.御朱印とかお守りとか


ちなみに箱根神社、いただいた御朱印は割とシンプル。感染症対策で直接書いてもらえず、紙の配布。

直接御朱印帳に書いてもらったあとの墨の香りが好きなんだけど、紙だと香りが飛んじゃってるんだよね。残念。

隣に九頭龍神社の新社もあるので、今回は行かないけど御朱印をいただき、この後に駒ケ岳ロープウェーで箱根元宮も行ければ行くつもりだったので、そちらの御朱印もいただく。

箱根元宮はロープウェー山頂にあるので、ご神職の方がいない日も多いらしく、不在の日は箱根神社で御朱印をいただけるそう。

お守りは、箱根神社のも九頭龍神社のも売っていて、わたしはこのミニ絵馬が気に入っていただいた。裏に願い事を書くと良いらしいけど、小さすぎて老眼なわたしにはちょっと無理かも(笑)

それと九頭龍おみくじも引いて、見事大吉だったのだけど、後から読もうと思ってバッグにしまったのに、探しても見当たらない。じっくり読みたかったのになぁ。どこかに落としてしまったようだ。残念。

そんな感じで、箱根神社は雨上がりのスッキリした雰囲気を味わえて最高だった。

今回は母も連れていたが、やっぱり神社はソロ活で行くのが一番な気がする。九頭龍神社と箱根元宮も行きそびれているので、またひとりでソロ活し、存分に神社を堪能しに来ようと思う。

箱根を訪れた際には、神社にもぜひ立ち寄ってみてほしい。

今日もお読みくださりありがとうございました!

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