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部屋の乾燥がひどいので500円で「自家製加湿器」を作ってみた件

1.今年の冬は乾燥がエグイ



今年の冬は例年よりぐっと寒い。
その分、寝ているときもエアコン入れっぱなしになり、
朝起きたときの乾燥が例年よりもずっとひどい。


夜寝る時もおやすみタイマーにして、自分が目覚める前におはようタイマーをしているので、意識があるうちはずっとエアコンがついている状態。

朝起きると、髪の毛がパサパサ、喉がカラカラ、顔もパリパリな状態。身体もカサカサして粉がふいたりする。


2.北側の寝室。加湿器は結露がひどくなるだけだった



乾燥をどうにかしようと思ったとき、まず思いつくのが加湿器だろう。

だが昔使っていた加湿器は、わたしの事は全然加湿してくれなかった。なのに加湿器周りだけ加湿され、いつも加湿器に表示される湿度は60%。そして北側の部屋なので日が当たらず、窓の結露がとんでもなくひどくなり、レースのカーテンがカビだらけになった。

湿度の恩恵を受けたいのはわたしなのに、窓に結露を作るための加湿器とはどういうことか。けしからん。

結局だんだん使わなくなり、10年以上経ってしまったのでこの前廃棄した。

わが家の寝室は北向きで特に日が当たらないので、結露しやすい。だけどわたしが干からびるのはごめんだ。なんとかうまくわたしを潤したくて、あれこれ調べていた。

3.加湿器をどこに置くか。それが問題だった


あれこれググっていたら、ひとつ分かったことがあった。

そもそも加湿しても、湿気は下に溜まるので、ベッドの上にいる自分に加湿するには、自分のいる位置と同じか、またはより高い位置から加湿しないと意味がないそうだ。

そういわれてみればそんな気もするが、その割に加湿器って高さが低いやつばっかり。

高い位置に置くには置台がいるけれど、寝室には置く場所がない。ベッドサイドのテーブルは窓とカーテンがすぐそば。確実にカビが生える。

反対側のベッドサイドにはドレッサーの台。こちらも加湿器を置いたら化粧ができない。

かろうじて置ける場所は、ベッドの横に空いているスペース。だけど台を置いたら邪魔すぎる場所。

さらに加湿器はエアコンの吹き出し口が直接当たる場所に置いたら意味がないらしい。

唯一空いているスペースは、エアコンの吹き出し口が直接当たる場所だ。こういう寝室多いんじゃない?どうしろというのだ。

部屋の真ん中に置け、と言われても、部屋の真ん中にはベッドがある。加湿器なんか置くスペースは無い。結局、部屋の隅っこだと壁紙とか窓に接するし、さらにエアコンの風が当たらない場所っていうと、ベッドの上ぐらいしかないのだ。

そんなに置く場所がないのなら、加湿器を買っても使いこなせない。

高さがある置き型のリビング用加湿器などもあって、これなら部屋のいい位置に置けそうだが、加湿のパワーがありすぎて、また結露がひどくなりそうだし。

こういうやつね。

4.探し回って見つけた「濡れタオル方式」


それでもわたしが干からびてしまうのを何とか食い止めたくて、しつこくあれこれと調べていた。

よい加湿器の置き場所がないものか、ほかに良い方法はないものか、といろんなサイトをググりまくって調べると、結局「古典的な濡れタオル方式が一番」という書き込みを見かけた。

濡れタオルではあまり意味がないというブログもあるが、試してみたことがない。濡れタオルだけなら簡単に試せるので、実際のところどうなんだろうと思って実験することにした。

まずは、ベッドの枕元の板に濡れないようレジャーシートを敷いて、その上に薄いフェイスタオルを濡らして固く絞ってかけて寝てみた。ここならわたしにダイレクトに湿気が下りてくるだろう。

とりあえず、100均のペラペラフェイスタオルで実験。

翌朝起きたら、このタオルはパリパリに乾いていた。
これでは力不足っぽい。

自分の頭に水が滴るのは怖いので、タオルは固く絞る必要がある。もう少し分厚いフェイスタオルで試そうか、またあれこれ検索していたら、インテリアサイトで、100均グッズを使って「濡れタオル加湿器」を作っている人がいた。

以前、ネクタイとネックレスの収納で使ったワイヤーネットで、タオル掛けを作って簡易の加湿器にしているとのこと。これならすぐできるじゃん、とさっそく真似してみることにした。


5.手作り加湿器の効果のほどは?


さっそく100均に行って、ワイヤーネットを2枚と、水が滴っても大丈夫なよう受け皿として整理用のボックスをひとつ。寝るときにドレッサーの椅子の上に置いて高さを出したいので、安定性をあげるために深めのものを購入。

家のじゅうたんがブラウンなので、ワイヤーネットもブラウンにしたかったけど、ダイソーになかったので取り急ぎ白で。よかったらセリアに行ってブラウンのワイヤーネットを買いなおそうかと思って。やってみてダメならやめられるし、買い替えもできる。この手軽さが100均DIYの魅力。

作り方は説明するほどでもなく、ワイヤネット2枚を結束バンドでつなげるだけ。出来上がり。

寝るときにびちゃびちゃにしたタオルをここにかけるだけ。

とりあえず乾いたタオルをかけてみるの図

ちなみにタオルも絞りやすいので100均で買った薄手のバスタオルを使用。

天気によって毎日の湿度は違うと思うが、これを置いて寝て、朝起きたらいつもより肌が潤っていた(気がする)。喉の乾燥も少しマシな気がする。

タオルはびちゃびちゃに濡らしたので、まだ湿っていた。

部屋の湿度がどれくらいか知りたくて、ドレッサーに置いてあるデジタル時計の湿度を見てみた。

加湿タオルを置く前は38%台、置いていると48%になっている。

理想的な湿度は50%~60%らしいが、あまり加湿すると結露がひどくなるのでこの程度でいいかも。そして気になる結露を見たら、その日は結露がひどいという感じではなかった。

まだこの「濡れタオル式加湿器」をはじめて日数が経ってないが、とにかく簡単だし、タオルを外せばワイヤーがたためてコンパクトだし、使わない夏にはしまっておける。

もし使わなくなったらボックスもワイヤーも別の用途で使えるし、いうことなしだ。

今日は朝早く家を出たので、タオルをそのままにして家を出て、帰宅して寝室に放置していた部屋着を着たら、なんか湿っていた。ということはやっぱり加湿されてるってことね。

一番潤いがほしいのは、わたしの顔周辺だから、ベッドボードにもタオルをかけて寝てみている。

下手に加湿器を買うよりも、理想的な場所に湿気が置ける方が何倍もいい気がするので、この冬はこれで通してみようと思う。

気軽に試せてノーリスクなので、もし乾燥に悩んでいる方がいればぜひ試してみていただきたい。

今日もお読みくださりありがとうございました!



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