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呼び名で2人の関係が分かっちゃう

サンパウロの愉快米です。日本で見ず知らずの人を呼び捨てにしたら、びっくりしますよね。でも、ブラジルでは友達も親戚家族も先生も上司も・・・呼び捨てです。丁寧な呼び方をすると、逆によそよそしくて嫌がります。

呼び名で間柄や親しさ度合いが測れたり、呼び方で人柄が分かってしまうので、注意して聞いていると面白いですよ。

▼目次
・Senhor(a) は相手を尊重した丁寧な呼び方
・叔母さんや叔父さんを呼び捨てしてみましょう
・自由自在に色んな呼び方ができる

Senhor(a) は相手を尊重した丁寧な呼び方

日本語の「~さん」に当たるのが「Senhor(a)~」で、男性ならセニョール(名前)、女性ならセニョーラ(名前)。
未婚の女性ならセニョリータ~ですが、ほとんど聞きません。

名前なしで Senhora と呼ばれたら「ご婦人」というニュアンスなので、「まだそんなに年じゃないよー」と思ってしまうのですが、成人女性に対する敬称の意味で使っているようなので、初対面の自分より年上に見える女性ということかなと解釈しています。

Senhor に当たる日本語はないのですが、成人男性に対する敬称でとても丁寧な呼び方。面識ない目上の人に対して「何と呼んだら失礼にならない?」と思ったら、「セニョー(ル)」と呼びましょう。最後の「ル」は発音しません。

叔母さんや叔父さんを呼び捨てしてみましょう

「やぁ、マキコ!元気?」「ちょっと、トシオ!それ取って」ポルトガル語だとごく普通の会話なのですが、日本語にするとものすごい抵抗があるのは私だけでしょうか。

こちらでは、先生のことをProfessor(a)、略してプロとかプロ~と呼んだり、状況によっては呼び捨てにすることも。校長や教頭などの役職がある人は、役職で呼びます。

同じように上司も呼び捨てです。ポルトガル語なら呼び捨ては普通でも、日本語になった途端にできなくなるというのは面白いなぁと思います。

自由自在に色んな呼び方ができる

子供に対して「Filha (娘)」「Filho (息子)」と呼んだり、義父母に対して「Sogro (義父)」「Sogra (義母)」と呼んだりします。おばあちゃんくらい年を重ねると、自分より若い女性は皆「Filha (娘さん)」だったりして、面白いなぁと思いますが、親近感が沸きますね。

夫婦では、「Amor (愛)」とか「Querido(a) (親愛なる人)」と呼んだりしますが、みんなの前でも大きな声で「アモール!」と呼ぶのを見ると、こちらが照れくさくなりますが、ちょっと羨ましくもあります。

ちなみに「Querido(a) (親愛なる人)」はMeu/Minha(私の)をつけて、大事な話をしたり、大切な誰かに話しかける際の呼びかけにも使われます。「大事な人」といったニュアンスでしょうか。

親しい人の名前は短くして

親しい相手には、名前の一文字だけ呼ぶことも。ホジェリオなら「ホ」、ファビオなら「ファ」、サブリナなら「サ」、日本名でもチエミなら「チ」、ユキなら「ユ」とかですね。

これも日本語会話の中だとおかしなことになるのですが、ポルトガル語の会話内だと違和感がありません。

思い切って飛び出した海外で、人生が変わりました。旦那は日系ブラジル人。家族で南米の旅に挑戦中です。海外に出たい、ブラジルに興味がある、人生を変えるきっかけがほしい等、気軽にご相談ください。

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