人材採用業務の99%は「不採用」業務だった
概要
・企業の人材採用ってどんな仕事?
・採用業務の99%は不採用業務だった
・人材採用業務に向いている人って、どんな人?
関連する放送:女性のキャリアについて
https://stand.fm/episodes/60c940d4307e66000612916b
noteに参考情報など載せています👇
https://note.com/yuka_twinsmama/m/m0f75d622e926
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※この記事はラジオ番組「ワーママのシンデレラタイム」の台本です。
興味をもってくださった方は、ラジオをお聴きください。
プロローグ
・私の職場は転出者も転入者も多い
・転出者数<転入者数
・部門拡大中
・平均して毎月1~2人くらいのペースで中途採用で新入職員が入ってくる
・10月にまた1人入社されるらしい
・約1年前の採用担当の仕事を振り返るきっかけになった
・そこで思うことがあったので、今回はそれについてお話する
企業の人材採用ってどんな仕事?
・私の場合は、所属している部門で前任者がいなかった
→私が初めての採用担当者
→当時は役員秘書をしていたので、「担当役員が部門(事業)拡大を目指して、メンバーを増強する」と決めた
→秘書である私が採用担当をすることになんとなくなった
「人材」という言葉に不快感を持つ方もいると思います。
実は私もそうです。
でも企業の経営目線では、どう言い繕っても従業員は人的資本で、それを売り買いするのが採用活動であり、転職活動だと思うので、ここでは事務的に「人材」と言います。
採用活動の具体的なやり方
①会社や部門の営業戦略を実現するために、どんな人材やチームが必要なのかを洗い出す。明確にする。
②足りない人材(獲得したい人材)を明確にする
③その人材を採用するために求人票を作る
✓どんな仕事を任せたいのか(期待・役割)
✓どんなスキル、経験、資格を持っている人を求めているのか
✓どんな待遇を提供するか(給与、ランク、福利厚生、職場環境など)
④その求人票を公開する
✓自社のホームページ
✓人材紹介エージェント
→担当エージェントとターゲット像のすり合わせや、転職市場・職場状況の情報交換
✓ダイレクトオファー
→求職者と採用希望企業とがマッチングできるプラットフォーム
→求職者へ直接スカウトメール(オファー)を送る
→「我が社の採用選考を受けてくれませんか?」
採用業務の99%は不採用業務だった
・採用選考のルートの9割くらいは人材紹介エージェントからの紹介だった
・せっかく紹介してもらっても、面接などの選考の過程で「うちの会社が求める人物像とはマッチしない」とお見送りになるケースも多々あった
・と言うか、ほとんどのケースがお見送りだった
→求める要件が厳しくて、転職市場にその求人要件にマッチする人材がなかなかいなかった
→担当エージェントからはいつも「難易度の高い案件だ」と言われていた
・私が採用活動をして約1年ぐらい経って、ようやく1人目の採用が実現した
・ちょうど100人目の応募者人だった
・約1年間ずっと採用担当として熱心に取り組んできて、100人目にしてやっと初めての採用に至った、その時の喜びや達成感は強かった
・言い換えると、その1人を採用するまでに私は99人の方に「不採用」し続けていたということになる
これって凄くないですか?
採用担当の仕事の99%は不採用業務だったということです。
人材採用業務は辛いよ
・うちの会社に入りたいと言ってくれる人に対して、お断りし続ける仕事っていうのが、私にとっては精神的に負担だった
・強いストレスを感じた
→だって、不採用通知を受ける側の気持ちがわかるから
・選考過程を通じて、応募者の人生や考え方なんかに触れて、けっこう感情移入してしまうタイプ
・担当エージェントからも不採用の理由説明を求められる
→不採用の理由を具体的に説明するのって辛い
→例えば恋愛関係でも、お相手の方を振るのって辛いですよね
想いを向けてくれている人に対して、NOを具体的に説明するのって、本当にしんどい。
→だって、振られる人の気持ちがわかるから
・しかも毎日、何度も
・「私には採用担当が向いていないから辞めたいな」
・と思っていた矢先に、ちょうどその人材採用の仕事をしたいという人が私の部署に入ってきてくれた
・喜んでその方に採用業務を引き継いで、私はコンサルティングの仕事に戻ることになった
→産休に入る前に元々していた仕事
→子供たちも2歳になって、対クライアント業務に戻っても大丈夫そう、と担当役員が判断したみたい
人材採用業務が向いている人
・私は採用業務が向いていませんでしたが、採用業務はそれほど酷い仕事ではない
・「キャリアコンサルタント」、「人を目利きするプロフェッショナル」
・けっこう人気のある仕事だと思う
・現に、私の後任の採用担当者は、この採用業務がやりたくて転職してきてくれた
・この方と自分を見比べて、どんな人が人材採用業務に向いているのか考察する
人材採用業務に向いている人
・人に興味がある
・いろんなタイプの人、立場の人とのコミュニケーションを厭わずにやれる
・でも、相手に感情移入しない
・仕事は仕事と割り切って、人にNOを言える
→人に興味をもって、尚且つ、客観視できる人だと思う
(私は客観視できずに苦しんだ)
まとめ
ということで今回は、1年前の人材採用の経験を振り返って、採用業務の実態についてお話しました。
・企業の人材採用担当というお仕事の具体的な内容
・採用業務の99%は不採用業務だった
・これが私には辛かったけど、人材採用業務はけっして酷い仕事ではない
・いきいきと採用業務をしている同僚と自分を比較して、「人材採用業務に向いている人はどんな人なのか?」について私なりに考察した
いかがだったでしょうか。
職業選択をするときの参考情報にでもして頂けたらいいのかなと思います。
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それではまた。ゆうかでした。
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