見出し画像

【これから父親になる方へ】もし夫が育児休暇をとっていたら?

概要

双子育児のリアル話
・産後、私と一緒に退院した新生児(息子)とNICUに入院している娘のお世話を私たち夫婦がどうやって乗り切ったのか?
・私は妊娠中の寝たきり生活と帝王切開で疲労困憊
・夫は育休をとりませんでした
・これから出産を予定しているプレママさんやプレパパさん、そして育休取得に悩んでいるパパさんに参考にしていただきたい内容です。

#129 男性育休取得を同僚ワーママの立場から語る
https://stand.fm/episodes/61247d23420c220006fe09d2

note
https://note.com/yuka_twinsmama/m/m0f75d622e926

#プレママ #プレパパ #ワーママ #ワーパパ #会社員 #育休 #育児休暇 #男性育休 #パートナーシップ #双子育児 #多胎児 #子育て #切迫早産 #帝王切開 #管理入院 #NICU #GCU #出産準備 #自己紹介  

※この記事はラジオ番組「ワーママのシンデレラタイム」の台本です。
興味をもってくださった方は、ラジオをお聴きください。

プロローグ

・昨日は先日の仕事終わりに、先月育休を取得した男性メンバーに私がフォローしてもらったエピソードから、男性の育休取得について私が考えたことをお話しました。
・今回はわが家の産後すぐ、新生児双子の子育て体験談をしたいと思います。
・これから出産を予定しているプレママさんやプレパパさん、そして育休取得に悩んでいるパパさんに参考にしていただきたい内容です。
・最後にこれからパパになる方へ向けたメッセージを添えたいと思います。
・少し長くなるかもしれませんが、このテーマに興味のある方は、どうぞ最後までお付き合いください。

双子を出産する前後のわが家の事情

・私は妊娠26週(7ヶ月)というかなり早い段階で切迫早産になり、管理入院していました。
・産後の1週間を含めて約3ヶ月間、ベッドにほぼ寝たきりの生活だった
・ベッドから起き上がるときもリクライニング機能を使うほどの絶対安静
・その結果、めちゃくちゃ体力が落ちた。筋力が落ちた。
→50m歩けなかった。かがんで中腰になれなかった。階段も手すりにつかまらないと登れなかった。
→高齢者だったら、二度と歩けなくなるレベルの安静状態だとお医者さんに言われていた。
・管理入院生活自体が結構命懸けで、人生のエンディングも覚悟していたので、身体が衰えることは問題じゃなかった
・出産は帝王切開だった。(手術で母体のお腹を切り裂いて子供たちを取り出す方法)
・産後は体力の衰えと、手術の痛手で、ベッドから起き上がるのにも苦労していた。
・産後一週間で私と息子が退院した
・娘は体力が弱くてNICU(新生児特定集中治療室)に1ヶ月間入院した
→母子離れ離れ
→家で息子のお世話をしながら、毎日娘のお世話をしに病院へ通う生活のスタート
・本当は私の実家へ子供たちを連れて里帰りするつもりだったけど、娘が入院している病院に通えなくなるので、自宅にとどまった
・両親ともフルタイムで働いているので、子育ては基本的に夫婦で頑張ることになった。
・母の仕事が休みで、体力に余力があるときには、助けに来てもらえることになった

産後2か月間のわが家の子育て

私と一緒に退院した息子のお世話
・自宅
・2時間おきに授乳
・授乳一回当たりの所要時間は約1時間(飲ませて、げっぷさせて、抱っこで落ち着かせる)
※このお話はパパさんに向けたものなので、搾乳とかいう生生しい話は割愛する
・おむつを替えたり諸々のお世話をしていると、息子が「お腹すいた」と泣いて次の授乳をスタートする。

病院に入院している娘のお世話
・産まれたばかりの赤ちゃんは親を求めている
・寂しいという感情がある
→ほぼ毎日会いに行った(近所なのにタクシーで)
・娘をさすったり抱っこしたりして、娘に守られている、愛されている安心感を伝えようとした
・1日も早く退院して家族で暮らせるようになるために、ミルクをしっかり飲めるように特訓した
・しっかりミルクを自分で飲めて、身体が大きくならないと退院できない

そのとき夫は?
・育休をとるという選択肢がなかった
・ただし、職場の理解を得て、あらゆる種類の休暇をかき集めて2週間くらいの休暇をとってくれた
・ほとんど動けない私の代わりに家事全般、食事の用意も全部してくれて、息子のお世話もミルクやおむつ交換など一緒にやってくれた
・特に助かったのは沐浴
→私が体力低下&帝王切開の傷で前かがみの姿勢になれず、沐浴してあげられなかった
・夫に息子をみてもらって、娘に会いに行っていた。
→逆のパターンもあり
→面会できる人には制限があって、息子はNICUに入れなかった

・休暇後も、夫は在宅勤務という形で、ほとんど出社せず家にいてくれた
・約3年前は今のように在宅勤務が当たり前ではなかった(特例扱い)
・家事全般&息子のお世話&在宅勤務で不眠不休状態
→判断力が鈍る→なくなる
→記憶力がなくなる
→免疫がさがる
→頭痛
→気持ちが不安定になる。イライラしやすい。
→仕事などで書く文章がおかしくなる

そのとき私(妻)は?
・夫と同じく不眠不休
・私の場合は妊娠中から寝不足だった
・不眠不休状態。夫とほぼ同じような症状が出た
・母乳が出なくなった
→栄養が足りていても、極度の寝不足だと、母乳は出なくなる
→緊急事態ということで母に来てもらって、1~2時間くらいまとまった睡眠がとれると、頭痛が治まり、思考がクリアになって、母乳もまた出るようになった。
→睡眠の力って凄い!

娘が退院してからの育児
・娘は生後約1ヶ月で退院した
・退院する日、病院の桜の木の下で初めての家族写真をとったときの感動を今でも鮮明に覚えている
・私は娘と息子を連れて、3人で実家に里帰りした
・夫は仕事が休みの日に通ってきてくれた
・新生児一人のお世話でも大変とよく言うが、双子の場合はその3倍大変と言われている
・里帰りしたちょうどその日に父が定年退職したことが、私にとっては救いだった(父はその1年後に再就職した)
・夜は父に息子のお世話(授乳&おむつなど)をお願いし、私は娘のお世話をした
・日中は基本的に私が双子のお世話
→父はお昼寝&家事全般
→母は仕事(フルタイム)
→私は夜も昼も寝る時間がなくて過酷だった
→トイレにもなかなかいかせてもらえなかった
→外で日に当たりたいと思っていた

2ヶ月後に自宅に帰ってきて、ワンオペ双子育児生活スタート
※父の疲労感を見て、帰宅の時期を決めた

もし夫が育休を取れていたら

・産後すぐの娘が入院していた時期、夫は家のことに集中できていたはず
・毎日仕事のメールをチェックして、同僚に気を遣って、ひたすら謝って、肩身の狭い思いをしていた
・その様子を見ていた私も、1人で子育てを担えないことに申し訳なさを感じていた
・育休をとって、完全に仕事から離れられていれば、こういう負担がなかったはず
・新生児のお世話をしながら、不眠不休で仕事をするなんて無茶すぎる
・パフォーマンスがあがるはずない
・夫が長期で休暇を取れていたら、里帰りせずに済んだ
・新生児のお世話は体力勝負。60代の父より、夫の方が体力がある
・父新生児のお世話で疲労困憊していた
・自宅で夫婦で子育てしながら、両親にはたまに手伝いに来てもらうくらいが良いと思う

これからパパになる方へ

私の話を聴いて、「これは特殊なケースで自分にはあまり関係のない他人事」だと思ったそこのあなた!

ここからが大事で、私が伝えたいメッセージです。

出産の大変だった体験はあまり人に話さないものだと思います。
私もリアルで付き合いのある友人や職場の同僚には、よほど聞かれでもしなければ話したりしません。

でも、実は命の1つ1つにはドラマがあります。
素敵なドラマもあれば、壮絶なドラマもあります。
赤ちゃんが産まれてくるまで、それがどんなドラマなのか、誰にもわかりません。
赤ちゃんがどんな状態で産まれてくるかもわかりません。

お母さんは赤ちゃんがお腹にいる間の約10ヶ月間、赤ちゃんを守ってきた人です。産後は心も体もとても疲れています。
そんなときに、旦那さんがそばにいてくれたら、とっても心強いものです。

もし、育児休暇を取ることが出来るのなら、是非活用して、赤ちゃんとの新生活を奥様と一緒にスタートしてみてはいかがでしょうか?

赤ちゃんが産まれてくる時期は何ヶ月も前にわかりますので、早めに職場に相談をしておくと、仕事の引継ぎなど計画的に育休の準備ができると思います。

産まれてきて、「家のことを奥さん任せではダメだ」と思ってからでは遅いと思います。
職場に迷惑をかけて、ひいては自分に不利益があるでしょうし、家族を不安にさせてしまいます。

いざというときに備えて、前もって育休申請しておいて、産後の母子を支える準備をしてくれる旦那さんは素敵だなと思います。

ちなみに、私の職場でも先日、男性育休取得者1号が誕生しました。
とっても素敵な体験談を聴かせてもらいました。
その方のお話を昨日配信しましたので、この放送の概要欄にリンクを貼っておきます。

男性の育休取得に興味のる方は、是非そちらも合わせて聴いてみてください。
ちなみに、noteにはもっと詳しく書いていますので、そのリンクも貼っておきます。

参考情報


私の管理入院生活のリアル話はこちら👇


※この記事はラジオ番組「ワーママのシンデレラタイム」の台本です。
興味をもってくださった方は下記のリンクから、ラジオをお聴きください。
✿ワーママのシンデレラタイム✿ on Stand.fm


この記事が参加している募集

自己紹介

頂きましたサポートは、これからの創作活動に大事に使わせていただきたいと思います。