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一昨年立ち上げた会社のビジョン、ミッションが生まれ変わるまでのお話。
こんにちは、noteを開いてくださってありがとうございます。
2022年12月に私含め3人で設立した合同会社&ante(アンドアンテ)。実は、ひっそりとHPをリニューアルしました!
HPをリニューアルするにあたって、設立当初に掲げたビジョン、ミッションを刷新しました。そんなビジョン、ミッションが生まれ変わるまでのお話について書いていきます。
合同会社&anteについて
合同会社&ante(アンドアンテ)は2022年12月に3人で設立した会社です。
「Andante(アンダンテ)」という速度記号があるのですが、イタリア語で「歩くようなはやさで」という意味の言葉になります。
「&ante」は、それぞれの歩くようなはやさを大切にしながら事業をつくっていきたい、という願いを込めて名付けました。
設立メンバーは現在、宮城、静岡、カナダと全員ばらばらの拠点で活動しているため、基本的にはオンラインコミュニケーションになります。
よく、「そんなに離れていて仕事できるの?」とびっくりされるのですが、今の所不便に感じたことはありません。
その代わり、定期的にMTGの時間を作っていて、コミュニケーションをしっかりと取ることは、意識しています。
それぞれのメンバーについては、インタビューnoteがあるのでそちらをぜひ見ていただけると嬉しいです。
また、&anteの詳しい事業内容についても、ぜひHPをご覧いただけると嬉しいです。
HPリニューアルの背景
今回、HPのリニューアルをしようと思ったきっかけは、設立当初の時に作っていたビジョン、ミッションへの違和感からスタートしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1716122319315-HvDZ9Xg7rt.png?width=1200)
そもそもビジョン、ミッションは色々な説がありますが、このように定義されています。
![](https://assets.st-note.com/img/1716122319243-6NhtPVMAoL.png?width=1200)
当時は、会社を設立することを決めてから、急いでビジョン、ミッションを作ったこともあり、「確かに目指したいことなのだけど、ちょっと言葉があまりにも綺麗過ぎる気がするなあ」という違和感を感じていました。
言葉が宙に浮いている感覚で、なんとなく自分ごとになっていない。私だけでなく、他のメンバーも、そんなことを感じていました。
もちろん、設立した当初から100%これだ!という言葉に落とし込めたらよかったのですが、私たちの場合はとにかく動きながらつくった会社でもあったので、時間が経つにつれ、その違和感が大きくなっていきました。
そしてその違和感は、メンバー同士での議論でも露呈するようになりました。「私は」という主語はしっかりあったのですが、「会社として」を主語にした時に、うまく言葉が出てこない。霧がかかったようなモヤモヤ感を抱いくことが何度もありました。
「&anteはどうなっていきたいんだろう?」
ふと、そんなことを思い、今年中には「これだ!」というものをやっぱり作ろう、と3月に広島県大崎下島で&anteのビジョン、ミッションづくりの合宿を仲間と共に実施しました。
&anteメンバーの大滝が合宿の様子を、素敵な写真と共に綴ってくれているnoteを貼り付けておくので、よければぜひご覧ください◎
生まれたてつがく:共に在り、共に学び、共につくり。
![](https://assets.st-note.com/img/1716122319435-V7TCsxocRF.png?width=1200)
合宿では、自分たちのこれまでの事業を振り返りながら、会社の核となる価値観や姿勢について考えました。
![](https://assets.st-note.com/img/1716122319545-zwP1ZGSPh3.png?width=1200)
考えているときにふと、「当たり前のように人に大切にされる社会をつくりたいと思っている」という言葉が出てきて、「人に大切にされたと感じるのは、どんな時か」ということを対話しながら深めていくことにしました。
「自分のことのように考えてくれたとき」
「自分の奥深くにそっと入り込んでくれたとき」
「一緒に悩み、考えてくれたとき」
「自分の人生に踏み込んでくれたとき」
いろんなことを考えて深めていった結果、浮かび上がってきたのが、「共に在る、共に学ぶ、共につくる」という言葉でした。
私たちはこれを一番大事に思っているのではないか、と。ただ、私たち2人だけで出てきた言葉だったので、この議論を全く見ていない他者がこの言葉に触れた時にどう思うかを聞いてみたいねと、合宿の場所を提供し、共に過ごしてくれていた合同会社逍遥学派のメンバーに見てもらいました。
その時に、こんな問いをもらいました。
「&anteが最終的に目指しているのは「学ぶ」ですか?「つくる」ですか?」
「いや、これは目指すことというより、循環するものかも」と返答。
「なるほど、最後の言葉を『つくり』にすると続いていく感じがしていいかもしれません」というフィードバックを貰い、「それだ!」とビビッときました。
同時に、これはいわゆるビジョンのような、明確に目指す世界というより、大切にしたいプロセスや姿勢である、ということで、ビジョンではなく、&anteの「てつがく」にしました。
まさにその場にいる人たちと「共につくり」の中で生まれたてつがくでした。
ミッション:世の中にてつがくと、小さな変化を。
会社のミッション(存在理由)も、昨年の経営合宿の時に話し合ってアップデートしました。
&anteのミッションはこちら。
世の中にてつがくと、小さな変化を。
人や組織の中に、「てつがく」がもう既にあって、そのてつがくに気づくことで小さな変化が生まれるきっかけになるのではと考えています。
もう世の中に「正解」なんてない、ということに薄々気づき始めています。
正解がないなら、自分の手足や頭を動かしてでつくっていくしかない。
「なぜそれが大事なんだろう?」
「その先にある社会は?世界は?」
「私はどう在りたいのだろう」
「組織としてどうなっていくべきなのだろう」
そんな問いを一人で考えるのも、大変です。だからこそ、&anteは、一歩を踏み出そうとする他者や組織と共に在り、共に悩み、共に学びながら「あなたのてつがく」を共につくっていきたい。
その先にある、目指したい先へつながる「小さな変化」から始めるために。 そんな想いでミッションをつくりました。
設立当初につくったビジョン、ミッションはこのようなプロセスを経て、新しく生まれ変わりました。このてつがくとミッションに変わってからより一層、事業への姿勢や向き合い方に一本の軸が通ったな、と思っています。
これからも、&anteとして、様々な挑戦をしていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします◎
&anteのてつがく:共に在り、共に学び、共につくり。
&anteのミッション:世の中にてつがくと、小さな変化を。
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