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<ラグビー>2023ラグビーワールドカップ(決勝及び3位決定戦)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 豊洲の床屋へ行く途中、ららぽーとへ向かう地下街のエレベーターで、掃除人のおじさんに、インドネシアまたはマレーシア系と思われるスカーフを被った中年女性の集団が、おそらく道を聞いていた。その姿を見ていたら、エレベーターの手すりを掃除していたおじさんが、「Please, come!」と言いながら、豊洲駅の方へ歩いて行った。中年女性たちは、おじさんの親切に戸惑いながらついっていった。

  地下街のエレベーターを掃除しているおじさんにしては、けっこう英語ができることに少し驚いたが、もしかすると定年退職後の少ない年金を補填するために、こうした仕事をしている、昔は海外勤務していた会社員かも知れないと思った。


1.RWC決勝及び3位決定戦結果

3位決定戦

アルゼンチン23-26イングランド(HT10-16

 イングランドは、14番WTBジョニー・メイがメンバー外となり、フレディー・スチュアートが14番に移動し、FBにマーカス・スミスが復帰するなど、先発8人を交代した。SHは先発が34歳のイングランド最多キャップ126を持つベン・ヤングスで、これが2010年に代表デビュー以来最後のゲームとなる。また21番のリザーブがダニー・ケアというベテランコンビとなった。この試合が代表最後となるコートニー・ロウズが6番FLでプレーする予定だったが、南アフリカのムボナンビから差別発言を受けたと告発したトム・カリーが入り、50キャップを達成した。

 アルゼンチンは、SHにゴンザロ・ベルトラノウに代えてトマス・クベーリ、5番LOにトマス・ラヴァニーニに代えてペドロ・ルビオロ、12番CTBにサンチャゴ・ショコバレスに代えてヘロニモ・デラフエンテを、それぞれ入れた。

 プールマッチとは異なり、イングランドはシンビンになるようなプレーを封印し、SOオウウェン・ファレルがPGを重ねていく。また、NO.8ベン・アールのトライもあり、28分までに3-16とリードする。しかし、35分、アルゼンチンは14番WTBエミリアーノ・ボッフェリにトライを返す。ただし、TMOではスルーされたが、13番CTBルチオ・チンティのパスはスローフォワードに見えた。もし、アルゼンチンが勝っていたら、このプレーは大問題になっていただろう。これでアルゼンチンは10―16の6点で前半を折り返し、後半に逆転できるスコアになった。

 後半、41分にアルゼンチンSOサンチャゴ・カレーラスが、見事なランでイングランドHOテオ・ダンらを振り切ってトライを取り、アルゼンチンが17-16と逆転する。しかし、その直後の43分、自陣でタッチキックを蹴ったSOカレーラスをイングランドHOダンがキックチャージし、そのままトライまでもっていくという、41分のタックルミスのお返しをして、17-23と再びイングランドがリードする。

 その後はPGの応酬となり、66分に23-26のわずか3点差となる。後半はスクラムを筆頭に優勢なアルゼンチンは、11番WTBマテオ・カレーラスの好走から敵陣に攻め込み、74分にPKを得る。プレーの勢いからはタッチ→ラインアウト→モールでトライを取りにいってもよい場所だったが、22番SOニコラス・サンチェスが、同点となるPGを狙う。これまでのサンチェスの実績からは、ほぼ100%入るところだったが、これを外してしまう。

 その後もアルゼンチンが必死に攻め込むが、イージーミスも出てイングランドにボールを保持され、あっけなくノーサイドを迎えた。両チームのスタッツを見れば、特に後半はアルゼンチンが攻め込んだのに対して、イングランドが防戦一方となる場面が多かったが、個々のプレーの精度が十分でないため、アルゼンチンは勝ち切れず、イングランドが守り切った結果となった。

 3位となったイングランドだが、監督のスティーヴ・ボースウィックは、前任のエディー・ジョーンズ同様に銅メダルを首にかけることはせず、また記念撮影も私が見る限り欠席していた。また、負けたアルゼンチン監督のマイケル・チェイカも、試合後のコメントを非常に不機嫌に受けており、グッドルーザーというのには程遠かった。

 どちらも、ラグビーというスポーツ、そしてRWCというイベントを支えてくれた人たちに対して敬意のない態度に思われ、不快な気分になった。また試合内容は消化試合とは程遠く、またなかなか盛り上がっただけに、非常に残念に思う。

決 勝

オールブラックス11-12南アフリカ(HT6-12)

 南アフリカは、準決勝で不調だったSHコブス・ライナッハとSOマニー・リボックをメンバー外にした上で、SHはファフ・デクラーク、SOはアンドレ・ポラードを先発させた。このHBはこれが25試合目となり、ユースト・ファンデルヴェストハイゼンとヘンリー・ハンニバルの南アフリカ記録を抜いた。

 また、リザーブをFW7人+BK1人とした他、BKはウィリー・ルルーとなったため、不在のSHのリザーブは、おそらく11番WTBチェスリン・コルベが代行するものと思われる。一方の同じくリザーブ不在のSOは、FBダミアン・ウィルムゼとルルーが代行すると思われる。

 オールブラックスは、4番LOブロディー・レタリックと19番LOサムエル・ホワイトロックで入れ替えた。また、18番右PRのリザーブをフレッチャー・ニュウウェルからベテランのネポ・ラウララに代えた。スプリングボクスのスクラムが強いオックス・ノッチェが、後半出てくることへの対抗策と見られている。

 他は準決勝から変更はないが、引退を決めているHOダン・コールズは、メンバー外となり、後進であるサミソニ・タウケイアホをサポートすることになった。LOホワイトロックとSHアーロン・スミスには花道を飾る試合となり、またレタリックもRWC最後の試合となるだろう。総キャップ数1,387は、オールブラックスのRWC史上最多となる重厚な23人となった。

 雨の試合。できれば好天でやらせてあげたかった。そして、天気がいじわるした決勝戦は、RWC史上でも、最低最悪の内容になった。両チーム合わせて4枚のカード。そしてオールブラックスは、2分に6番FLシャノン・フリッゼルがシンビン(この結果、スプリングボクスの唯一のHO専門職ボンギ・ムボナンビが16番デオン・フーリーと交代した)。さらに、28分にキャプテンの7番FLサム・ケーンがレッドカード。この時点でこのゲームは崩壊し、決勝とは名ばかりになってしまった。

 また、前半はお互いにPGを取り合うという、スプリングボクスが希望しかつ想定した通りの展開となり、6-12とスプリングボクスがリードする。この6点差が最後までものを言った。

 後半に入り、スプリングボクスに千載一遇のトライチャンスが44分に訪れるが、14番WTBカートリー・アレンゼはタッチに出た上にインゴールでノッコンしてしまってトライを取れない。その後の45分、スプリングボクスのキャプテンである6番FLシヤ・コリシが、オールブラックスNO.8アーディ・サヴェアの頭部に自らの頭部を当ててしまう。ケーンと同じ危険なタックルであったが、TMOはシンビンだけで済ませた。これでスプリングボクスは勝利へ大きく近づいた。TMOが優勝を決める一因になったのだ。

 しかし、14人にされても個人技とチームプレーに優るオールブラックスは、猛攻を繰り返す。53分、オールブラックスは、相手陣右22m付近のラインアウトで反則を得るが、左に展開して最後はSHアーロン・スミスがインゴールに飛び込んだ。当然トライだと誰もが思ったが、TMOにより、オールブラックスが反則された後にノッコンをしたとして、ノートライにされてしまう。相手の反則がなければノッコンは生じなかったのだから、倫理的にはオールブラックスのトライを認めて良いのではないかと思える判定だった。

 それでもめげないオールブラックスは、猛攻を継続し、57分に再び左サイドを絶妙のパスで抜いていき、最後はFBボーデン・バレットが左中間のタッチライン寄りに入る。SOリッチー・モウンガは、この位置からのコンバージョンを成功させているが、運命の女神は左に外してしまう。11-12の1点差。しかし、残り時間から見れば十分逆転可能だ。

 70分、オールブラックスは14番WTBウィル・ジョーダンに代えて、23番アントン・リエナートブラウンを投入する。ジョーダンは一大会タイとなる8トライを記録していたが、これで新記録は次の大会へ持ち越しとなった。残念。できれば最後まで可能性を追求させて欲しかった。

 ところが、この交代が良い方向へ進む。オールブラックスが自陣から右サイドの大きなスペースを攻め、23番CTBアントン・リエナートブラウンがオフロードパスを味方につなげようとする。これがつながれば、オールブラックスがトライをしている可能性が極めて高かった。そしてトライをしていれば確実に優勝していただろう。

 だが、スプリングボクス11番WTBチェスリン・コルベが、悪質な反則であるインテンショナルノッコンをする。さすがにTMOはシンビンの判定を下したが、認定トライまでは判定してくれなかったのは、オールブラックスにとっては不運だった。そして、シンビンになったものの、結果的にこの反則プレーがスプリングボクスを勝利につなげることとなった。

 このコルビの反則で得たPKを、オールブラックスは右中間10mラインからという難しい地点だが、12番CTBジョルディ・バレットにPGを狙わせる。普段のジョルデイならかなりの確率で入れているPGだが、ここでも運命の女神はオールブラックスに微笑んでくれない。無残にも、ボールは左に外れた。プレーの勢いからは、タッチ→モールで攻めて良かったかも知れない。

 残り8分。まだオールブラックスにはトライを取りきる力が残っていた。そして、スプリングボクスはディフェンスするだけが精一杯で、パスやランでトライを取れる力は皆無だった。しかし、雨のためか、オールブラックスはいつものように確実にボールをつなげずにノッコンをしてしまう。もう少しで優勝のトライを取り切れないオールブラックス。そして、スクラムの組み直しやラック周辺のピックアンドゴーで時間を浪費するスプリングボクス。オールブラックスは最後に時間との戦いにも敗れてしまった。

 スプリングボクスは、これで2019年に続く連覇と4回目の最多優勝を勝ち取った。準々決勝でホームのフランスを破り、準決勝でイングランドに負けそうになりながら勝ち上がってきたが、決勝も同様に勝負に負けて試合に勝った内容で優勝を勝ち取った。

 オールブラックスが負けたことで、私は表彰式を見られないでいる。オールブラックスが銀メダルをもらう場面や、スプリングボクスが優勝を祝う姿を見たくない気持ちで一杯だ。そのうち気持ちが落ち着いたころにビデオを見るだろう。私にとって、今回のRWC決勝は1995年以来の最悪の試合であり、また2023年のフランス大会は、2007年大会同様に苦々しい大会として残ることになった。

<決勝トーナメントの総括のようなもの>

 準々決勝4試合は、どれも見応えがあった。また、準決勝2試合も、タイプがまったく異なる内容だったが、それなりに面白かった。やはり、四年ごとの大会とという調味料は、いつものテストマッチをさらに面白くしてくれる。

 また、準々決勝のアイルランド対オールブラックスと、フランス対南アフリカが、それぞれ事実上の決勝戦であったと多く評されるが、やはりオールブラックスと南アフリカによる決勝戦が、名実ともに決勝戦だったと思う。ただし、内容は悲惨だったが。

 一方の3位決定戦は、できればアイルランド対フランスでやって欲しかった気もするが、この対戦は毎年シックスネーションズで行われているので、コーチやメンバーは違うかも知れないが、来年初めまで待つしかない。そして試合内容としては、想定よりはキックの比重が少なかったものではあったが、イングランドが勝利したように、PGで試合が決まる内容であったのは残念だった。

 決勝は、まず試合前の音楽やパフォーマンスは余計だった。私はビデオで見たから思わず早送りしたが、こんなものを試合前に見せないで欲しい。見せるのなら試合後で十分ではないか。また、試合後でなければ観客に見てもらえないレベルの芸なら、そもそも決勝で見せるものではない。

 また決勝は、ラグビーの試合としては最低だった。カード4枚とTMOの重箱の隅をつつく映像の繰り返し、さらにわずか1トライしか生まれなかった一方、勝ったチームはノートライの上に、相手の反則からのPGのみが得点という悲惨なものだった。ラグビーは、トライを取り合うスポーツだ。トライではなく相手に反則を誘い、そこからのPGで勝利を得るのでは、ラグビーというスポーツを退屈にさせるだけだ。

 ラグビーというスポーツを発展させるのであれば、こんな退屈な内容で勝つようなチームが、3位になり、また優勝するようでは将来がない。ラグビーを発展させるためには、トライの価値を上げ、キックによる得点を下げるべきだ。トライを6点、コンバージョンは1点、PGは2点、ドロップゴールは1点にすれば良い。もし、この点差ならオールブラックスは10点、スプリングボクスは8点となり、内容を忠実に反映したスコアでオールブラックスが優勝していた。

 2027年はオーストラリアで開催される。それまでにこうしたラグビーが抱える根本問題が解決されているように切に願っている。

2.その他のニュース等

(1)南アフリカのムボナンビがイングランドのカリーに人種差別発言

 準決勝のイングランド対南アフリカの試合中、南アフリカのHOボンギ・ムボナンビが、イングランドのFLトム・カリーに対して、「ホワイト C・・・(英語ならファックに相当)」という、おそらくアフリカーンスの白人蔑視の差別語を投げかけた(注:なお、アフリカーンスを話す人たちによれば、これは「side=側」に相当する言葉を聞き間違ったのではないかという指摘がある)。

 この音声が、ベン・オキーフのレフェリーマイクに拾われており、それによれば、カリーがオキーフに対して、「差別語を言われたがどう対応すればよいですか?」と質問し、オキーフが「何もしないでください」と答えたことが聞き取れる。また、試合後にムボナンビはカリーとの握手を拒絶していた。

 試合後のインタビューでカリーはこのことを聞かれたが、「何も言うことは無い」と回答した一方、裁定委員会は試合後36時間までの間に裁定を受けつけることとしているため、今後の動向が注目される。

〇 WRは正式にカリーの訴えを受理

 WRはカリーの訴えを正式に受理した。裁定結果が出るまでは、WRをはじめとする関係者はコメントできないことになっている。

 もしムボナンビが出場停止処分になった場合は、南アフリカのHOの専門職はムボナンビだけであるため、本来FLであるデオン・フーリー一人となってしまうが、ジャック・ニーナバー監督によれば、FLマルコ・ファンスタッデンもHOの練習をしている由。

〇 ムボナンビの処分等はなし

 WRは、カリーの申し出は悪意のあるものではなく、深刻に受け止めるべきであると認識しているが、現状では告訴するためには十分な証拠がない。今度新たな証拠が出てこない限り、この審理は終了することとしたとの声明を発表した。この結果、ムボナンビに対する処分はいかなるものもない結果となった。

〇 昨年の対戦でも同様の発言があった由

 ムボナンビの件については証拠不十分と裁定されたが、昨年11月の対戦時にも、ムボナンビはカリーに対して同様の差別発言をしたという調査結果が出ている。今回のRWC決勝では影響が出なかったが、今後何らかの処分が科される可能性を残している。

(2)コリシはニーナバー監督との縁に感謝

 南アフリカのキャプテンであるシヤ・コリシは、南アフリカ監督をしているジャック・ニーナバーがチーターズを指揮していたときに、18歳でアカデミー(チームの育成機関)に加えてもらった。それ以来、家族ぐるみで世話になってきた恩があることをメディアに語っている。また、ニーナバーはプレヤーのみならず家族を大切にし、チームを家族的な雰囲気にしたとコリシは高く評価している。

(3)ウェイン・スミスは、ラグビーのさらなる進化を希望

 ウェイン・スミスは、元オールブラックス監督のみならず、世界NO.1といっても過言ではないラグビーに関する造詣が深いコーチだが、スミスによれば、現在のラグビーは、ラックを何回も続けてプレーした後、ボールをBKに渡してキック。その後ラインアウトからモールを作るか、ラックを繰り返すプレーをしており、これではラグビーの発展はないと指摘している。

 そのための改善点として、現在のタックルの高さ制限をさらに進め、腹から下だけにタックルするようにすれば、オフロードが増える一方、ラックが減るので、ラグビーの発展に大きく寄与できると進言している。また、パスのつながるアタックは、コーチの手腕の見せ所でもあると述べている。

(4)ネイションズカップ開催へ

 7月と11月にシックスネーションズ6ヶ国とザラグビーチャンピオンシップ4ヶ国に、(おそらく)フィジーと日本を加えた12チームで戦う、通称ネイションズカップが開催されることとなった。大会は、2026年から2030年にかけてRWC開催年(2027年)及びブリティッシュアンドアイリッシュ・ライオンズ遠征年(2025年オーストラリア、2029年NZ)を避けた隔年(2026年、2028年、2030年)で実施され、その後フォーマットについて再検討する予定。

(5)RWC参加国数を24チームに拡大

 WRは2027年の次回RWCオーストラリア大会で、参加国数を現在の20チームから24チームに拡大することを発表した。開催期間は、2027年10月1日から11月13日まで。全体を4チーム毎の6プールに分け、各プール上位2チーム(12チーム)と各プール3位の成績上位4チームによる16チームによるトーナメント1回戦を行い、その後に準々決勝、準決勝、決勝と進む。現在と同様に3位決定戦も行う。この結果、現在の7週間かかった開催期間を6週間に短縮できる。また、参加国数を増やす関係で、試合日程を平等にできるメリットがあるとしている。

(参考)

 私の予想では、増加する4チームは、これまでの実績からアメリカ、カナダ、スペイン、ロシアだと見ている。アジアの香港、中国、マレーシア、韓国、アフリカのコートジボアール、モロッコ、ケニヤ、中東のアラビアンガルフ、ヨーロッパのオランダ、ドイツなどはまだまだ難しそうだ。

(6)WRの年間表彰候補を発表

 WRの年間表彰のうち、メジャーなものの候補が発表された。それによると、15人制の最優秀選手賞には、オールブラックスのアーディ・サヴェア、スプリングボクスのエベン・エツベス、フランスのアントワーヌ・デュポン、アイルランドのバンディー・アーキが選ばれた。予想では、デュポンが獲得すると思う。

 最優秀コーチ賞には、オールブラックスのイアン・フォスター、アイルランドのアンディ・ファレル、スプリングボクスのジャック・ニーナバー、フィジーのサイモン・ライワルが選ばれているが、RWC優勝コーチが受賞することになりそうだ。

 ブレークスルー(新人)賞候補は、オールブラックスのマーク・テレアとタマイティ・ウィリアムス、スプリングボクスのマニー・リボック、フランスのルイス・ビエレビアレイが選ばれた。予想では、RWC優勝祝いとしてリボックではないか。

 ベストトライ賞は、デューハン・ファンデルメルヴァ(スコットランド。イングランド戦)、ダミアン・プノー(フランス。アイルランド戦)、ヒューゴ・キーナン(アイルランド。フランス戦)、ヴィナヤ・ハボシ(フィジー。ジョージア戦)となっており、RWC本大会からはハボシのみとなっていて、他はシックスネーションズから選出されているが、どこか不公平さを感じる。

 セヴンズの男子では、オールブラックスセヴンズから、レロイ・カーターとアクイラ・ロコリソアの二人が、また女子では、ブラックファーンズセヴンズの、ミカエラ・ブレイドとティラ・ネイサンウォンの二人がそれぞれ選ばれており、セヴンズの世界をNZが支配した結果が反映されている。

3.WXV(女子ラグビーの世界規模のリーグ戦。今年から始まった)試合結果

WXV1

イングランド45-12カナダ

ブラックファーンズ70-7ウェールズ
 14番WTBルビー・ツイがなんと4トライ。セヴンズでも15人制でも大活躍!

フランス20-29オーストラリア
 ブラックファーンズに勝ったフランスがオーストラリア・ワラルーズに負けた!

WXV2

スコットランド38-7日本
 日本はFWのフィジカルの差で勝負された印象。スコットランドの13番CTBエンマ・オアー(名前からはアイルランド系)はかなり上手い。

南アフリカ33-7サモア

アメリカ8-30イタリア

WXV3

カザフスタン0-118フィジー
 これほどの差があるとは!フィジーは18トライ!コンバージョン全部決まっていれば、なんと126点。

ケニヤ21-5コロンビア

アイルランド15-13スペイン


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