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きーやん
2022年2月25日 01:46
林達夫の『精神史』は,1969年に発表されているが,僕が読んだのは20歳の頃だったので,1979年になる。発表してから10年が経っていたが,当時は今よりも世の中が変わる速度が遅かったから,少しも古びた感じはなく,むしろ絵画の下絵をX線で読み取るという話題は,非常に新鮮なものがあった。 『精神史』については,たまたま読んでいた大学の友人は,その冒頭に書かれているバロックやらレトリックという