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「人と同じでないと死ぬ」と思っていた僕が「人と違うことで人の役に立ててる」と思えるようになるまで話。

こんにちは
こころ癒しカウンセラーゆうすけです♨️

こころの専門家歴15年目

年間1200人以上の方のカウンセリングを行っています。

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今回は僕と「人との違い」を巡る物語

題して

「人と同じでないと死ぬ」と思っていた僕が「人と違うことを活かそう」と思えるようになるまでの話。

です。

僕が最初に「自分と人との違い」を知ったのは小学校の入学前。

母親に連れられ文房具屋さんに行った時のこと。

僕が選んだのはかわいいイラストが描いてあるペンケース。

それを持って母に見せたら
こう言われました。

「これは女の子のやつだよ。男の子のあなたがこれをもっていたら人に笑われるよ。ちゃんと男の子のやつを選びなさい」

僕は驚きました。

「男の子と女の子で選ぶべきものが違うの??」

それまで男・女で
選んで良いものとダメなものがあると思っていなかったからです。

その時の衝撃から、僕は
「人と違っていたらいけない」
「人と違うことをしたら人に笑われる」
と学習してしまいました。

その後の学校教育で
望ましい行動、正しい答えを教えられる中で
「人と違ってはいけない」
「違いは間違いだ」
ということが僕の強い信念になっていました。


僕は「人と同じ」になるため

何が同じで
何と何が違うのか

という
「人との違い」に敏感になっていきました。

細かく些細で微妙な差も、積極的に区別して認識しました。

しかし、区別をすればするほど僕は生きづらくなっていきました。

僕は「人と同じ」を理想化するあまり

「自分と人との違い」にばかりに目がいき

「人と違っている僕は劣っているんだ」
と感じるようになったのです。

僕とみんなはいろんなことが違いましたが(例:一人っ子、左利きなど)

僕がが最も心を痛めた「人との違い」は
自分のセクシャリティについてです。

僕は性的マイノリティの当事者(男性同性愛者)で
とのことが修正不可能で決定的な「人との違い」に感じていたのです。

「この『違い』が他の人にバレたら生きていけない」
そう思って必死に隠しました。

その感覚のまま大人になり
「人との違い」を隠す生き方をしてきました。

生きづらかったです。
萎縮してびくびくしながら生きていました。

そんな生きづらさを克服しようと
自己啓発のセミナーに行って
自分を変えようともしましたが
立派な講師と自分との間が天地ほどの「違い」があるように感じ

「僕はこの立派な人と同じようにはなれない。やっぱり僕は駄目な人間だ」
と自己肯定感は下がる一方だったのです。

しかし、この「人と違う」劣等感が
ある経験を経て
徐々にほぐれていくことになります。

それは性的マイノリティの当事者の集いに参加したがきっかけでした。

長年にわたり「人との違い」を見続け
「人と違ってはいけない」という僕の信念は
40歳を迎えて行き詰まり
限界を迎えていたようでした。

「自分と同じ」人達に出会いたくて
性的マイノリティの当事者の集いに決死の勇気で参加したのです。

そこにあったのは
「性的マイノリティ」という共通点こそあれど

性自認や性的指向が十人十色に違う人達との出会いでした。


LGBTQの象徴、レインボーフラッグのように色とりどり。
万華鏡の様な多様性の世界でした。

「違いは間違い」ではなく
「そもそもみんな違っている」という事実だけがそこにありました。

いうなれば
「みんな違ってあたりまえ」
という感覚です。

目が覚めるような経験でした。

それまでは恐怖心で
「人との違い」を探していましたが

それを境に
「人との違い」を好奇心を持って探すようになりました。

人との出会いにも貪欲になり
読書会やカフェ会に参加しました。

そこで出会った人たちに刺激を受けて
心理学やコーチングの勉強会にも参加しました。


人や学びと出会うことが楽しくなり
人との縁の中でカウンセリングやエネルギーワークにも出会いました。

もともと人の話を聞くことが好きでしたし
スピリチュアルのような「見えないけどある」世界のことも勉強したかったので
エネルギーワークを使ったカウンセリングに興味を持ち、本格的に学び始めました。

そして、そのカウンセリングの勉強をする中で
「人との違い」の感覚に
また新たな変化がありました。

それは
「違いは個性」であり
「違いは強み」にもなるという発見です。

カウンセリングは
誰から受けてもみな同じ結果になるということは無く
カウンセラーの個性によってその人から引き出せるものが異なります。

僕のカウンセリングは他のカウンセラー仲間から

「人の感情の微妙な違いに敏感で、その違いをきちんと区別して適切に取り扱うことができている」

と評されることがあります。

僕が長年「人との違い」に敏感だったことで
僕の「人との違い」を見つける能力が無意識に鍛えられていたのです。

少しややこしいですが
「人との違い」を見つけられることが
「僕と人との違い」になっていたのです!

それは「自分にしかない個性」であり
カウンセラーとしての「自分にしかない強み」になりました。

「自分にしかない強み」は「自分にしかない才能」でもあり
「違い(個性・強み・才能)を発揮したら人の役に立てる」ということがわかったのです。

僕の「人との違い」は
「人との違いに敏感」
ということでしたが
カウンセリングを通じて、
誰もがみんな何かしらの
個性(才能)を持っていることがわかりました。

例えば
「ワクワクしたら即行動せずにいられないチカラ」を持っていた人もいましたし
「いろんなことに好奇心旺盛でアンテナに引っかかったら何でも調べる人」もいました。

「愛嬌がありみんなに可愛がられるチカラを持っている人」

「未来に根拠ない自信を持っていて周りを勇気づけられる人」

「事実と感情を分離して論理的な考察と解説ができる人」

「独特な感性と表現力を持って誰にも真似られないセンスで何かを作り出せる人」

などなど
挙げればキリがないほど
みんな個性(才能)を持っています。

それらの個性(才能)は自分にとっては当たり前のチカラなので
人の個性には敏感でも
自分の個性(才能)には無自覚になっている人が多かったのです。

でも自分の個性(才能)の気づけば
意識してチカラを発揮することできるようになり

そのチカラは
それを持っていない
その力を必要としている誰かの
役に立てるようになるのです。

それは僕に限らず
みんながそうなんです。

このことが発見できたこと自体が
僕の「違いを見つけるチカラ」によるものです。

僕は自分が人とは違う個性を持っていることに今は感謝しています。

ありがたいと思っています。

みんな自分の個性に気づいたらいいなぁ。

僕がこの個性を活かしてそのチカラになりたいなぁ。

と思いながら
今はカウンセリングのお仕事をしています。


「僕と違いの物語」は
「違いは間違い」から始まり
「みんな違ってあたりまえ」に変化し
「違いは個性」「違いは強み」という境地に至りました。

この先の物語は僕にもわかりません。
わからない方がワクワクするし
それでいいかな、とも思います。

この物語が
「人と違うから駄目だ」
と思っている人の目にとまり
その人の生きる勇気になることを願って
ここに書き記します。

最後までお読みいただきありがとうございました!


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