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「編む女」の年初め、つれづれ

ボーナーネー!(BONNE ANNEE!!!)

日本ではすでに「寒中お見舞い申し上げます」ですね。

仏国北部正月未公開ショット



長いこと北国で冬眠してまして、昨日パリに舞い戻ってまいりましたユイじょりが、久々にキーボードを叩いております。
パソコンの画面に向かうのも久しぶりなので、ご無沙汰noteはリハビリがてら、ここ2週間のあれやこれやを。


年初め、つれづれ編

今年の元旦は猛烈な体調不良もとい二日酔いで死んでいた。

大晦日はOtto氏と俺氏と家族水入らずで過ごしたわけだけど、「糖分はアルコールで摂取する党」党員の私は、シャンパーニュなり良さげな白なりを日付が変わるまでほぼひとりでちびちびやっていた。それが原因か?(自明だろうが)

飼い主が気持ちよく酔っ払う様子を、俺はちゃんちゃんこを着てずっと見つめていた。

嗚呼、この方今年こそは二足歩行くらいしてくれないかな。3年後くらいには一緒に酒を交わすくらいに進化してほしい。



そうそう、今回の冬休みは、毎日のように何かしらのメディカル系ランデブーに振り回されていた。
大したことはまったくないのだけれどもちょっと気になることがあって、3ヶ月ごしで予約がとれた専門医に診てもらったら、診たところまったく問題はないけども念のため検査をしましょうと。その検査(1ヶ月後)のための諸々の準備をするために医療機関巡りをする羽目になったのである。

フランスの庶民的な医療システムは、日本のそれとはかなり違う。例えば何かしら気になる症状があったら、まず専門医の予約をとり(ものにもよるけど大抵2ヶ月後とか3ヶ月後とか。ひどいと半年後とか)、そこでの診断によって要検査であれば、採血・MRI・エコー・レントゲンなどそれぞれの専門機関にまた自分で予約をして出向かなくてはならない。メンドイネ。

今回は麻酔ありの日帰り入院検査なので、採血と麻酔科医のランデブーは喫緊。こんなご時世なのでPCRは前日にマスト。日本的3が日に麻酔科医のランデブーが奇跡にとれたので行ってきたけど、当日の病室の予約まで自分でしなくてはならず、時間がかかるのなんの。

諸々が済んで、外に出たらばとても美しい夕暮れに遭遇できた。
健康第一ですよねー本当。




編みものクラブ編

さてさて、本題というかここ2週間でもっとも時間を費やしていたこと。
クリスマスの編み込みブリオッシュの記事で、義母の影響で編み物クラブ始めましたのつづき。

俺マフラーで余った毛糸をひたすら上のように編み続けていたらこうなって。

両端をくっつけたら、頭の大きい私でもラクラクはまるヘアバンドの完成。

左は俺用マフラー、右がヒト用ヘアバンド

ペアルックができてしまった。

俺の顔・・・w

そうそう、ヒト用バンドは犬用スヌードにもなりうる優れものである。


こんな素敵な編み込みが毛糸と棒だけでできることにいたく感動した私は、エキスパートである義母にも教えを乞いつつ編み方バリエーションの本(義母所蔵)を読みこんで、さらなる編みバリエーションを増やしてみることにした。MPを増やして呪文を覚える感覚!楽しい!


ダミエ柄
中央にインパクトのある編み込み
オリジナルも加えつつのカゴっぽい編み
こんな感じで・・・

この薄いベージュとローズを足して2で割ったような毛糸は義母がプレゼントで大量に買ってくれたので、ヘアターバンとおそろいでマフラーも編んでみた。マフラーの長さ、私の身長+10センチ。まるまる3日はかかった・・・。

柄もそろえた


こちら、12月後半から3週間くらいで作ったものたち。俺マフラーの余った毛糸で作っているのでもれなくオソロになるという。

上段:マフラー(右のみヒト用)
下段:ヘアターバン(兼、犬用スヌード)

3ヶ月周期くらいでマイブームが移り変わる熱しやすく飽きやすい私なのだが、一度ハマるとドリル並みに一気に掘る習性がある。
編み物は諸々の要素がぴったりといい具合にハマった。北にいる間は寝るか食べるか編むかしかしていなくて、たぶん平均8時間は編みに費やしていたと思う。ひどいと12時間くらい。異様に肩は凝るけど、それ以外はまったく苦じゃない。

こんなこと言いつつ、ひと段落したのでまた別のブームがそのうち訪れるのだろうと思う。

さすがに作り過ぎじゃないの?by俺


食べもの編

忘れてませんよ、食べもの!
元旦にお年賀つぶやきをして以降、年が変わると数日して訪れるマイバースデーにご近所の七草がゆをチラ見したくらいでほぼnoteにアクセスしておりませんで。
だって「ザ・日本のお正月の美味しそうなもの」がダダ流れしてきて胃袋が悲鳴をあげるんだもの。


Otto氏の故郷である内陸の北国でも、クリスマス休暇のごちそうは海鮮を食べるらしく、魚介系のお店にはいつも行列ができていた。

義母とともに買い出しで訪れた魚屋さんにて売られていたこれ、なーんだ?

食わず嫌いのひとつ。

正解はカエルの足でーす!🐸食べたことないから味はよくわからないけど、多分淡白な感じじゃないかな?(テキトー)。

優し過ぎる義母は、肉より魚な私の嗜好を汲んでくれたので、ごちそうは海の幸が多し。最高であった。

恒例の生牡蠣。この休みで5ダースくらいいただいた。
ホタテのグラタン的なもの。とても美味。
立派なサーモンのソテー

その他、カニ足とかヒラメのムニエルとか。

ちなみに、魚介の他にはこういったものも。

ルキュルスという地元名産のフォアグラと牛タンのテリーヌみたいなもの。
大定番恒例の丸鶏。

白いやつらが群がる。

スシ!舌出ちゃってる!


3回くらいやったのが、大定番のラクレット。

シャルキュルトリーのひとつに鴨の燻製!
あとは大体ポーク
上段でシャルキュルトリー類をちょい焼き
中段でラクレットチーズをぐつぐつ
芋+肉+とろーーんチーズでお腹いっぱい


それでも和は恋しくなる

昔は週7フレンチでもまったく問題なしだったけれども、今はむりむりむり。ダシと汁をクレ。

年越し前に早くも味噌汁投下。

フリーズドライ最高。日本最高。

ありがとう世界のNISSIN。

鴨はよくわからなかったカモ

夏のバカンス中にもってきていたふりかけたちが出てきた!おとな!!

米はなかったから・・・意外にいけた。




とまあ、こんな感じで。

久しぶりに編みとは違う手先の筋肉を使ってなんだか新鮮であった。
バランスをとりつつ、通常運転に徐々に戻していきたいと思う。食べたいものがいっぱいアルヨーーー!


というわけで、みなさま今年もどうぞよろしゅうに💜


俺からもよろしくぅ!


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