つくる気力のない夜は、うちにあるもので即興かき揚げそば
あっという間に、今日は土曜日。
この1週間は家族にも、ちょっと近い世界にも、はるか遠い世界でも色々あって、悶々としていたらあっという間に過ぎ去っていった印象。
・・・
先週の土曜日何をやっていたかを思い返すと、日中の記憶がほぼない。
でも夕方、ようやく行動する気になり、トラムの終点駅まで愛犬みるぅとOtto氏のお迎えに。でも、連絡不足で会うことができず。
ちょっと気分転換をしたいと訴え、近所のカフェでアペロをすることにした。相変わらず、ボケてますが。
ここでワインを2杯ほどひっかけて、帰宅。
時刻は20時をまわっているけれど、多少の酔いも相まって、著しく料理をする気力が、ない。
でも、日本時間の朝9時、パリ時間は夜中2時に執り行われる実家犬アンちゃんの出棺まで起きていると決めたので、なにかお腹にいれておきたい。
Otto氏に食べたいものなにかある?ときくと、
「うーん、grignoterな感じ(ナッツとかスナックとかちょこちょこつまむ感じ) ?ラーメンとか」とのたもう。
氏にとって、ラーメンはおやつレベルらしい。
幸いにも、からっぽだった食蔵庫が、Yたんが送ってくれた食材たちで満たされている。うどんを打つ必要も、重曹パスタでなんちゃって中華麺をつくる必要も、当分のところしなくてよい。ほくほく。
今日は、その中でも、たくさん送ってもらったお蕎麦といこう。
おつゆはどうしよう。だしを取るのが億劫なので、昨年末、日本から旅行でパリにきていた心優しきインスタ友のAさんからお土産にいただいた、茅乃舎の東京限定かつおだしを。これがまた、美味しいのだ。だし汁にしょうゆとみりんで味つけして、つゆを作っておく。
素のかけそばにする予定だったのだが、億劫とかいっておきながら、冷蔵庫と冷凍庫のストックをみていたらちょっとひらめいてしまった。
冷蔵庫から半分の玉ねぎと3分の1だけ余っていたズッキーニを取り出す。冷凍庫からは、グリーンピースとむきエビ。たまねぎは薄切り、ズッキーニとむきエビは細かく切っておく。
小麦粉をスプーン山盛り2杯くらいボウルに入れて、冷たい水を同量くらい入れ、ざっくりと混ぜる。具材の中にこの液を入れて、液を具に絡ませる。
直径18cmの小さめのフライパンに油をひく。小さい丸にしようとお玉にのせた生地を入れるも、ここで億劫ビーム発動。ちょうどこのフライパンに入り切るような気がしたので、思い切って残りも全部入れてしまった。
火が通ったらひっくり返して、揚げ焼きに。こうして、残り物の共演による巨大なかき揚げが出来上がった。
茹で上がったおそばを碗にもり、あらかじめ作っておいたつゆをかけて、4等分にした即興かき揚げをのせたら、出来上がり。
お蕎麦といえば、七味だろう。うーん、ほっこり。
やる気がない割には、友人たちからもらった食材たちと余りもので美味しいものができて、大満足。
これからあたたかい麺が美味しい季節になるなあ!
テーブルがあると確実にアゴのせをする、うちの方。
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