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不登校の親は「孤立」で苦しむ-土橋優平さん 年間300件の相談から見えたこと-後編

不登校新聞さんのyoutubeチャンネル公開された動画の紹介記事、後編です。
↓前編はこちら↓

↓動画本編はこちら↓

親が笑顔が子どもに連鎖する

フリースクールを運営しながら、保護者からの相談窓口「お母さんのほけんしつ」を開設した土橋優平さん。

たくさんの子どもと接する中で、元気になるのが早い子どもの共通点が見えてきました。
その子たちの親は「学校に行くかどうかより、子どもが笑顔であればいい」と考え、笑顔が多かったのです。

親が笑顔なら子どもは安心する、これは様々な講座や書籍で異口同音に語られていることです。
でも、「はいそうですか」と笑顔になれたら苦労はしません。
親は孤立し、悩み苦しんでいるのです。

親が笑顔でいるために「親」という鎧を脱ぐ時間を作る

そんな親が笑顔になる具体的な方法を、土橋さん提案してくれます。

週1回 、1時間だけでもいいから「頑張らない時間」を作る。
子どもに寄り添うのが辛いなら、少し距離をとる。
子育て中、ずっとまとっている「親」という鎧を脱いで過ごす。

言い方を変えながら繰り返えされるのは、「親」という役割から離れて自分自身を大切にする時間を作りしょう、ということです。

不登校経験者の私からしても、親が自分のことで悩み、思い詰めた顔でこちらを見ているよりも、外でリフレッシュしてきてくれた方がいいなーと感じます。

周囲の登校圧力よりも子どもの笑顔が最優先

そうして子どもの不登校を受け止めていこうとする間も、「学校には行くべき」という同調圧力は容赦なくかかります。

たとえば、たまーに会うくらいの距離間にいる親戚から投げかけられる、「学校に行かせなくてどうするんだ」「親の育て方が悪いから不登校になったんだ」という言葉。

これについて土橋さんは、「その親戚は、誰かを否定しないと自分を保てないくらい、何かで追い詰められている」と分析します。
その上で、「子どもの人生の責任を負うわけでもない人の言葉より、お母さん自身が思うことを信じていいい」と言い切ります。

不登校で悩み傷ついたのは親も同じ

不登校になるまでの間、子どもは傷つき疲れ切っています。
親はそんな子どもを何とかしたい、受け止めたいと努力しますが、少し待ってください。

不安で傷ついているのは親だって一緒です。子どものことはもちろん大切ですが、それで疲れ切ってしまっては本末転倒。
自分自身の傷や不安と向き合い癒すことが最優先なのだと、土橋さんのお話から学びました。


トークライブのお知らせ

7月30日(日)13:30から、youtubeライブに出演させていただくことになりました。
今回は、私自身が不登校中に感じていたことや、考えていたことを中心にお話ししていきます。
主催される「不登校の先にあるものオンラインサロン」さんの公式LINEに登録すると視聴できますので、登録してお待ちいただければ嬉しいです。

画像右下のQRコードもしくは、下記URLから登録できます。
https://lin.ee/h1ezmC3        

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親に笑顔でいてほしい、これは私の実体験としても感じることです。
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「不登校」や「ホームスクーリング」など様々なテーマで連載をしているため、全体をまとめたページを作っています。
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◆用語解説
ホームスクーリング(英語: homeschooling)は、学校に通学せず、家庭に拠点を置いて学習を行うことをいう。オルタナティブ教育の形式のひとつであり、ホームスクール(英語: homeschool)、ホームエデュケーション(英語: home education)などともいう。

Wikipedia