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不登校の親は「孤立」で苦しむ-土橋優平さん 年間300件の相談から見えたこと-前編

不登校新聞さんのyoutubeチャンネルで「保護者の辛さの原因と解消法」について紹介された動画がとてもよかったので紹介します。
↓動画本編はこちら↓

不登校の子どもに関する情報に触れても消えない不安感

不登校についてちょっと調べると、子どもの心境やどう寄り添えばいいのかという情報がたくさん見つかります。
それらに触れた瞬間は気持ちが楽になるけれど、実際に家に籠っている我が子を目にすると、やっぱり不安とイライラがわいてくる。
そんな方が多いのではないでしょうか。

他人事のように書きましたが、6年前、長男が不登校になった時の私もそうでした。
小1で学校に行かない選択をした長男を親として支えたい、支えなきゃいけないのに、ふとした時に不安がこみ上げ辛くなる。
そんな毎日を送っていた気がします。

不登校の保護者向けのLINE相談をしている土橋優平さん

そんな不登校の親のしんどさに向き合い続けてきたのが、土橋優平さんです。
土橋さんは、フリースクールを運営しながら、2020年5月に不登校の子の保護者向けLINE相談窓口「お母さんのほけんしつ」を開設。
いまでは、年間300件以上の相談を受けていらっしゃいます。

始めたきっかけは「親御さんの居場所がないのでは」という気付き

土橋さんがこの相談窓口を開くきっかけになったのは、フリースクールに訪れる保護者の姿を見たからです。
多くの親が、涙ながらにわが子のことを相談する姿を見て、「親御さん自身に相談先や居場所がないのでは」と感じたそうです。

たしかに、今は核家族化が進み、「ちょっと相談できる相手」が少ない上に、不登校にネガティブなイメージを持っていれば余計、誰にも話せなくなります。

不登校の保護者は、わが子を想うからこそ不安になります。その気持ちを誰にも打ち明けられず孤立する。
これが辛さの根幹にあると気づいたのです。

安心して気持ちを吐き出せる場所が必要なのは大人も子どもも同じ

土橋さんが始めたLINE相談窓口「お母さんのほけんしつ」に多くの相談が寄せられるのは、それだけ気持ちを打ち明けられる場所が少ないことの現れなのでしょう。

次回は、そんな土橋さんがたくさんの相談を受ける中かで見出してきた「親と子どもが笑顔になるためのコツ」をお届けします。
後編



トークライブのお知らせ

7月30日(日)13:30から、youtubeライブに出演させていただくことになりました。
今回は、私自身が不登校中に感じていたことや、考えていたことを中心にお話ししていきます。
主催される「不登校の先にあるものオンラインサロン」さんの公式LINEに登録すると視聴できますので、登録してお待ちいただければ嬉しいです。

画像右下のQRコードもしくは、下記URLから登録できます。
https://lin.ee/h1ezmC3        

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今回ご紹介した不登校新聞さんのyoutubeチャンネル、実は私もホームスクールをテーマにお話ししています。
↓こちらの記事で紹介中↓


「不登校」や「ホームスクーリング」など様々なテーマで連載をしているため、全体をまとめたページを作っています。
↓こちら↓


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◆用語解説
ホームスクーリング(英語: homeschooling)は、学校に通学せず、家庭に拠点を置いて学習を行うことをいう。オルタナティブ教育の形式のひとつであり、ホームスクール(英語: homeschool)、ホームエデュケーション(英語: home education)などともいう。

Wikipedia