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不登校の私を心配しなかった父と2人で話した

2月27日に父 野村俊幸と2人で登壇させていただいたオンライン講演会は、70名近い方にご参加いただき、質問もたくさんで濃密な時間となりました。
今回はその内容をダイジェストでお伝えします。

(父がなぜ不登校の私を心配しなかったかはこちら↓)
不登校の私を心配しなかった父

保護者であり専門家だから言えること

父からは、社会福祉士という専門家としての立場と、長年にわたる不登校の親の会活動を通して得た知見についてお話がありました。

まずは社会福祉の基本的な指針である「バイステックの7原則」について。これは、困っている人を支えるに当たり必要な考え方として提唱されているものです。
父はこの原則を土台にしながら、子どもの不登校に直面した親が突き当たる関門とその乗り越え方について、分かりやすく説明しています。

次は、2016年12月に成立した教育機会確保法について。
この法律により、制度上は「学校以外の場において行う多様で適切な学習活動の重要性」や「不登校児童生徒の休養の必要性」が認められています。

でも、これがなかなか学校現場に浸透していないと指摘すると同時に、各地での先進的な取り組み事例をご紹介しています。
そして、多様な学びが認められるような社会にするため、私たち一人一人がどのようにしていけばよいのかについての提案がありました。

不登校経験者であるホームスクーラーの親だから言えること

私からは、不登校当事者として当時の気持ちを振り返ったり、子どもたちのホームスクーリングについてお伝えしました。(下の関連記事にまとめています)

質疑応答では、今まさに悩んでいる方からたくさんのご質問をいただきました。
例えば、
・子どもが学校に行けない自分を責めている、どのように接したらよいか
・ホームスクーリングについて、学校へどのように伝え理解を得たか
・子どもの学びを支えることと、自分の時間のバランスをどうしているか
・教科学習についてどうしているか
などです。

どれも、我が子のことを想う親の気持ちがあふれたご質問で、そこから伝わってくる愛情に胸が熱くなりながらお答えさせていただきました。

私も精一杯お話しましたが、数十年にわたって講演をしている父の話はとても分かりやすく引き込まれ「流石だなー」と思いました。
手前味噌ですが、不登校で悩んでいる保護者の方の心が軽くなり、勇気づけられる講演だったと思います。

関連記事

私が講演で話したのは、主に次の記事に書かれていることです。


「不登校」や「ホームスクーリング」など様々なテーマで連載をしているため、全体をまとめたページを作っています。
↓こちら↓


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